夏こそ乾燥肌対策を!ゴワゴワ夏肌を招く乾燥の原因とケア方法
2019/7/311597
酷暑といわれる日本の夏。汗や皮脂の分泌量が増え、肌のベタつきが気になる季節ですよね。
そんな季節に「なんだか肌がゴワゴワして硬い……」と感じたことはありませんか? それ、実は肌の乾燥が原因かもしれません。
「ベタつくほどしっとりしているのに、乾燥?」と思われるかもしれませんが、夏の肌は油断をしていると表面はベタベタ、内側は水分不足でカラカラの、いわゆる「インナードライ肌」になりがちなのです!
そんな肌の乾燥をケアせずに放っておくと、夏の終りには肌がガサガサ、ゴワゴワと、大変なことになっているかもしれません!?
そこで今回は、夏肌の乾燥を招く注意すべき4つの要因と、夏におすすめのうるおいを保つスキンケア方法をご紹介いたします。
Contents
◆夏の乾燥を招く4つの要因
湿度の高い夏、肌表面はしっとりしているにも関わらず、肌の内側が乾燥するのはなぜでしょうか?
その乾燥原因には、主に次のような夏特有の4つの要因が挙げられます。
1.夏の強い紫外線
2.汗の分泌量の増加
3.室内の冷房
4.スキンケアの保水・保湿不足
1. 夏の強い紫外線
紫外線は一年中地表に降りそそいでいますが、特に5月から9月にかけて大変強くなります。
強い紫外線を浴びた肌は、肌表面(表皮)が急激に日焼け状態(メラニンの生成により肌が黒くなった状態)になり、乾燥や炎症を起こして肌のバリア機能を破壊してしまいます。
【バリア機能とは】
細菌などの異物が肌に入り込まないように外的刺激から守ったり、肌内部のうるおいを逃さないように水分を保持したりする、角層(角質層)の機能のこと。
角層は肌の一番外側に存在する0.02mmの層で、角質細胞が20層ほど重なった構造をしています。
角層の中にはNMF(天然保湿因子)や細胞間脂質(セラミドなど)の保湿成分が存在しており、また角層の表面は、皮脂や汗によって構成された「皮脂膜」て薄く覆われています。
これらNMF、細胞間脂質、皮脂膜という3つの保湿因子こそが、肌のバリア機能を保っているのです。
バリア機能が破壊された肌は、水分保持が十分にできないばかりか、外部刺激から体を守ろうとして肌のターンオーバー(新陳代謝)が早まるため、角層がどんどんと厚くなっていきます。
そして、角層が厚くなった肌は化粧水などのスキンケアが浸透しにくくなるため、さらに乾燥が進んでしまうという悪循環に陥ることに。これこそが、夏肌がごわつく原因です。
だからこそ、乾燥を招く紫外線が強い夏には、肌の保湿ケアをしっかりと行って角質を柔らかく保つことが重要となります。
2. 汗の分泌量の増加
夏は気温の上昇とともに、汗をかく機会やその量が増えます。
汗が出るのは体温調整のため自然なことであり、体にとっては必要なことです。しかし、汗の主成分が水分であるため、汗をかくと体の水分が失われ、肌も乾燥しがちに。
また、汗を大量にかくと、肌のバリア機能を担っている皮脂膜や、水溶性の保湿因子が汗と一緒に流れてしまうので、肌のうるおいを保持する力も低下してしまいます。
大量に汗をかく夏は、水分が失われて肌が脱水状態に陥りがち。そのため、肌のケアにおいてしっかりと水分補給をすることが大切なのです。
3.室内の冷房
ヒトの肌にとって一番良い湿度は60~65%といわれていますが、冷房の効いた室内では湿度が低下し、肌が乾燥しやすい状態になります。
また、オフィスワークなど長時間冷房の効いた室内にいると、体が冷えて血行が悪くなることも。
血行不良になると、本来血流に乗って肌の細胞に運ばれるはずの酸素や栄養が十分に行き渡らず、結果として肌のターンオーバーが乱れ、バリア機能が低下して肌の水分を保持できず、乾燥を引き起こしてしまいます。
その他、屋外と屋内の温度差も、乾燥を招く原因の一つ。
暑い屋外で汗をかき、その状態のまま冷房の効いた屋内に入ってくると、汗は急激に乾いていき、それと一緒に肌の水分もどんどんと蒸発してしまいます。
冷房で快適な室内環境を保っているつもりでも、湿度に気をつけていないと、肌のうるおいはどんどんと失われていきますのでご注意を!
4.スキンケアでの保水・保湿不足
夏の乾燥が恐いのは、肌表面が皮脂や汗でベタついているため、乾燥していること自体に気づきにくいという点です。
肌表面のテカリやベタつきが気になると、ついついスキンケアアイテムの使用を控えてしまいがち。
ところが、ここまでご説明してきた通り、夏の肌は紫外線や汗、冷房の影響で「内側」の水分が足りていないインナードライ肌であることが多いのです。
そのため、スキンケアを怠ると肌は増々「水分不足」で砂漠化してしまいます!
そんな夏肌の砂漠化を防ぐためにも、スキンケアでしっかりと肌に保水と保湿を行いましょう。
◆夏は保水!おすすめのスキンケア方法
そうはいっても、「ベタつく肌にスキンケアで保湿なんてしたら、もっとベタついてしまうじゃないの!」とご心配な方もいらっしゃるかと思います。
しかしその心配は、ちょっとしたポイントを押さえることで解消が可能。
そのポイントは、「スキンケアアイテムの選び方」と「使用量」です。
まず、夏は肌の水分量が低下して、逆に皮脂の分泌量が多くなりがちなため、スキンケアにおいては「油分の補給」より「水分の補給」を重視して行うことが大切。
スキンケアアイテムは、油分が多く配合されているものよりも、保水力に優れた成分(例えばセラミドなど)がたっぷり配合されているアイテムを選ぶと良いでしょう。
次に、「使用量」についてですが、これはアイテム毎に使用量を調整するのがポイント。
ベタつきが気になるからといって、化粧水も乳液もクリームも、一律に使用量を減らしてしまえば、十分な保湿ができずに、肌を乾燥から守ることができません。
肌の水分量が低下しがちな夏には、保水力の高い「化粧水」については使用量を減らさず、むしろたっぷりと使用して肌に水分を与えることが大切です。
逆に、化粧水の後に使う「乳液」や「クリーム」などの油分を多く含むアイテムについては、使用量は少し控えめに。
顔の部位でも乾燥しがちな目元・口元・頬の辺りなどには少し多めに、ベタつきがちなTゾーンなどには控えめにするなど、パーツによって使用量を調整してもいいですね。
その他のポイントとしては、肌のベタつきが特に気になる場合や、元々油分の多いオイリー肌の場合には、化粧水の後の保湿はクリームではなく、油分が少なめの乳液を使用するのがおすすめです。
◆うるおい肌で、過酷な夏を乗り切って!
肌のバリア機能を低下させる「乾燥」は、肌のごわつきだけではなく、かゆみやニキビ、カサつきなど、他の肌トラブルを引き起こす原因にもなります。
肌表面がうるおっているように見える夏こそ、油断をせずに保湿ケアをしっかりと行い、柔らかなうるつや肌を保ちましょう!
◆夏肌のうるおい補給に!セラミド配合「ボタニカルモイストローション」
ミネラルコスメブランドVINTORTE(ヴァントルテ)の「ボタニカルモイストローション」は、水分保持力に優れた4つのヒト型セラミドが配合された化粧水です。
セラミドとは、水分を「挟み込む」性質を持った保湿成分。一旦水分を挟み込むと、外気の湿度が低下しても挟み込んだ水分を逃さずうるおいをキープし続けます。
ボタニカルモイストローションには、このセラミドがたっぷりと配合されており、与えた水分を肌にとどめてうるおいを保つため、乾燥肌対策にピッタリのアイテムです。
セラミドの他、ボタニカルウォーターや植物幹細胞をはじめとした植物の恵みをたっぷりと配合。夏の乾燥から肌を力強く守り、ゆるぎない美しさを引き出します。