肌のくすみの種類と原因を解説!タイプ別対策も

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2023/1/25946

ふと鏡を見ると気になるのが肌のくすみ。以前よりも顔色がなんとなくどんよりとしている……と、くすみ肌にお悩みの方は少なくありません。ですが、そもそも「くすみ」とは何でしょうか? 

そこでここでは、肌のくすみに注目し、くすみの主な原因とそのケア方法についてご紹介します。

くすみ肌とは

くすみ肌とは、肌が本来持っている明るさやツヤが失われ、肌のトーンが普段よりも一段暗く見えるようになる状態をさします。また、くすみは放置しているといずれ部分的に色が濃くなりシミに変化することも。

くすみの原因にはいくつか種類があるため、原因に合わせた正しい対処法をしないと健やかな肌をキープするのは難しいと言えます。

加齢によってくすみやすくなることもありますが、原因によっては20代でもくすみ肌になる可能性もあるため、年齢に関わらずぜひチェックしてみましょう。

肌のくすみはなぜ起こる?

では、肌がくすんでしまう主な原因を見ていきましょう。

原因① 角質層の厚み

人間の肌は、上から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層からできています。さらに表皮は、角質層(角層)を含む複数の層で構成されています。

角質層は肌表面にあり、肌の内側の層で作られた肌細胞が、徐々に上の層に向かって上がっていきます。

そして、古い角質細胞がアカとなって自然に剥がれることで、肌は新しい角質細胞へと生まれ変わります。この一連のサイクルが、ターンオーバー(新陳代謝)と呼ばれる仕組みです。

ターンオーバーの周期

ですが、このターンオーバーの周期が何らかの原因によって遅くなると、古く角質細胞が剥がれることなく厚く蓄積され、角質肥大となります。これにより、肌は暗くくすんでしまうのです。

ターンオーバーの乱れによる角質肥厚

ターンオーバーが乱れる原因としては、加齢や保湿不足の誤ったスキンケア、睡眠不足、ストレス、栄養不足などがあげられます。

原因② 誤ったクレンジング選び

クレンジング料には様々な種類がありますが、注目すべきは「メイクを落とす力と肌への負担」の関係です。

日によってメイクの濃さが異なる場合、いつでも洗浄力の強いクレンジング剤を使用していると、肌に必要な皮脂まで取り去ってしまい、肌ダメージが蓄積されてしまうことに。

ですが、肌に優しいからとメイク汚れがすっきり落ちないクレンジング剤を使い続けていると、メイク汚れがくすみの原因になり、肌荒れなどの肌トラブルの要因になるリスクもあります。

そのため、クレンジング剤はメイクの濃さによって使い分けたり、普段ほどこすメイクの汚れはすっきり落ちつつ保湿力もあるクレンジング剤を選んだりするようにしましょう。

原因③ 肌の乾燥

頻繁に洗顔をおこなったり、スキンケアによる保湿を怠ったりすることによって、角質層を覆う皮脂膜や角質層内の高保湿成分セラミドなどが不足すると、肌に本来あるバリア機能が低下します。

すると、肌の内側の水分が蒸発しやすくなります。これが乾燥肌の原因に。

バリア機能が正常な肌と低下した肌

乾燥肌になると、肌は衰えたバリア機能を補うために、角質層を厚くしようとします。さらに、水分が不足しているために、透明感が減少。ハリがなくなることで毛穴が開き、影を作り出します。

これらのことが複合的にあわさり、くすみ肌になってしまうのです。

くすみ肌の種類と原因、解消方法

「くすみ」と一口に言っても、その原因は生活習慣や食生活など、人によってさまざまです。そのため、肌のくすみの原因について知らないと誤った対処をしてしまうことに。

くすみの原因は、一般的に6種類のタイプに分けられると言われています。まずは以下の6種類のどれに原因が当てはまるか、客観的に自己診断してみましょう。

くすみ① 乾燥による灰色がかったくすみ

肌が灰色に見える。毛穴が目立つ。季節の変わり目に肌荒れしやすい。

これらは肌が乾燥してバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすい人に起こりがちな現象です。

バリア機能が正常な肌と壊れた肌

ターンオーバーの周期も不安定になるため、古い角質が溜まって肌のキメも乱れ、灰色がかってくすんだ印象になってしまいます。

そのため、たとえばエアコンの効いた部屋では、できるだけ加湿を心がけましょう。さらに、肌のお手入れでは保湿成分配合の化粧水で潤いを補い、最後にクリームで油分や保湿成分をプラスして、肌内部の水分蒸発を防ぎましょう。

くすみ② 沈着したメラニンによる茶褐色のくすみ

屋外で過ごすことが多い・多かった。クレンジングや洗顔でゴシゴシ洗いがち。顔のむくみケアに熱心。

こんな方は、肌が茶黒や薄い褐色くすみになりがちです。これは紫外線や摩擦から肌を守るためにメラニン(メラニン色素)が生成されるため。

通常メラニンは、ターンオーバーによって古い角質と一緒に排出され、いつまでも肌表面に残ることはほぼありません。ですが、紫外線や過度の摩擦などの外部刺激によって肌内部に活性酸素を生じると、肌の働き自体が低下し、ターンオーバーが乱れることに。

その結果、メラニンがうまく排出されず色素沈着してしまうのです。

メラニン色素発生のメカニズム

そのため、まずは一年をとおして日焼け止めを必ず塗り、紫外線対策をしっかりとおこないましょう。

また、むくみ対策として良く使用される美顔ローラーなどのマッサージツールは、顔の下半分にのみ使うようにしましょう。頬骨より上の肌は薄く摩擦ダメージを受けやすいため、メラニンができやすかったり角質が厚くなったりするリスクがあるためです。

くすみ③ 血行不良による青黒い感じのくすみ

冷え性で、春夏でも手足が冷たくむくみやすい。疲れやすい。目の下にクマができやすい。

こんな方は毛細血管が青く目立ちやすいため、肌が青っぽくくすんで見えます。これは血液の循環が悪く、肌に十分な栄養が行き渡らないのが原因です。

そこで、ランニングやウォーキングなど適度な運動で血液の循環を促し、汗をかくことが重要です。また、入浴はシャワーで済ませず、湯船にお湯をためて半身浴を楽しみましょう。シャワーは体の表面だけを温めるので血行促進にはなりません。

また、体を温める食材の生姜や根菜類、ブロッコリーなどを積極的に摂り、体の内部から温めましょう。

くすみ④ 糖化による黄色みを帯びたくすみ

朝食を食べない。食事の時間が不規則。パンやごはんなど炭水化物が好き。甘いお菓子や清涼飲料水などをよく食べる。

こんな方は糖化による黄くすみの可能性があります。

糖化による黄色みを帯びたくすみ

糖質を多少に摂取すると、過剰な糖質が蓄積されて肌のタンパク質と結びつき、AGEs(最終糖化生成物)に変化します(=糖化)。AGEsは黄褐色なので黄色いくすみになるのです。

このような場合、対策として食事の際に野菜から食べるようにしましょう。糖質主体の食べ物を食べると血液中の糖が増えますが、野菜を先に食べることで血糖値の上昇を緩やかにすることができるためです。

また、食事が終わったあとは、1時間以内に代謝されないと糖は蓄積されます。運動すると摂取した糖がエネルギーに変換されるため、食後は適度な運動を心がけましょう。

また、ナッツは低糖質で血糖値の上がりづらい食材のため、小腹がすいた時はナッツ類がおすすめです。

くすみ⑤ 古い角質が蓄積して起こる、ごわついたくすみ

ついつい外食で済ませてしまう。忙しくて疲れが溜まって抜けきらない事が多い。睡眠の質が悪い。

このような生活を送っているとターンオーバー周期が低下し、角質が肥厚して肌が柔軟性を失い、ごわごわと透明感のないくすみ肌になります。

このような場合、睡眠時には部屋を暗くして、起床時には十分に日光を浴びて体内時計を整え、質の良い睡眠を取ることでターンオーバーを整えましょう。

また、肌を作り出す材料となるタンパク質や、抗酸化物質を多く含む緑黄色野菜などをバランスよく摂取するように食生活を見直しましょう。

くすみ⑥ 生活習慣の乱れが原因のくすみ

多量の飲酒をする。喫煙をする。カフェインをとりすぎている。

このような生活習慣は、睡眠不足や栄養不足、血圧上昇による血行不良をまねく要因になります。

生活習慣の乱れが原因のくすみ

飲酒は少量なら血管を広げて血圧を下げますが、過度の飲酒は血圧を上げます。また、コーヒーや緑茶などに含まれるカフェイン、タバコに含まれるニコチンは血圧を上げます。

高血圧は血行不良の原因となり、肌荒れ・肌のくすみを引き起こします。飲酒や喫煙、カフェインの摂取量を減らすことを心がけましょう。

肌のくすみが与える見た目のデメリット

肌がくすんでいると、どのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。

不健康そうに見える

肌がくすんでいると、不健康そうな印象を与えてしまい、メイクでカバーしようとしても時間が経つほどに疲れているように思われがちです。

たるみやシワに発展する

くすみの主な原因は、乾燥や血行不良を原因としたターンオーバーの遅れや乱れです。これらを放置しておくと、いずれシミ・シワ、たるみなどのエイジングサインに発展しがちです。

肌のくすみ対策

肌のくすみトラブルを予防するには、普段の生活習慣の積み重ねがポイントに。どのような点に気をつければよいのか、見ていきましょう。

スキンケアを正しく行う

バリア機能が低下している乾燥肌は、外部刺激が肌内部にまで侵入しやすくなっているためダメージを受けやすく、ターンオーバーの乱れにつながります。その結果、くすみをはじめとした様々な肌トラブルをまねいてしまうことに。

そこで、毎日使用するスキンケアアイテムは、保湿・保水性が高い美容成分が配合されたものを選ぶようにしましょう、中でもセラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸、グリセリンなどの保湿成分が配合されているものが良いでしょう。

スキンケアアイテムイメージ

また洗顔の際、熱すぎるお湯ですすいだり、強くごしごしと肌をこすったりすると、肌に必要な皮脂や保湿成分まで落としてしまい、肌の乾燥につながるため避けましょう。

すすぐときはぬるま湯にし、洗顔の際はしっかりと泡立てた泡で、優しく肌を洗ってください。

さらに、洗顔後や入浴後は肌が乾燥しやすい状態です。そのため、すぐに化粧水で水分をあたえ、乳液やクリームなどで油分をプラスして水分が蒸発しないように肌表面を保護しましょう。

偏りのない食事や睡眠の質を高める

栄養の偏った食事はくすみだけでなく、そのほかの肌トラブルにつながります。

中でもケーキや小麦で出来たお菓子などのとりすぎには要注意。タンパク質と糖質が結びつき、糖化が起こることでくすみにつながります。

また、肌の健康維持に欠かせないビタミン類の不足や、血行促進に必要な鉄分の不足もくすみにつながるため、栄養バランスのよい食事を摂ることを心がけましょう。

さらに、睡眠不足や疲労の蓄積も、成長ホルモンの分泌量の低下やターンオーバーの乱れをまねき、くすみの原因に。

そのため、睡眠不足や睡眠サイクルの乱れがある場合、寝る前のカフェイン摂取やスマートフォンなどの電子機器を見続けることを避け、毎日決まった時間でしっかりと眠れる環境づくりを心がけましょう。

運動や入浴で汗をかく

運動や入浴で汗をかくことは、くすみの予防や改善対策になります。

人の肌は、汗をかくことで弱酸性が保たれています。そして、くすみ予防に重要なターンオーバーが整うのは、肌が弱酸性の時なのです。そのため、運動や入浴で良質の汗をかくことで、弱酸性の肌を保つことがポイントに。

そのため、入浴時はシャワーだけではなく浴槽につかり、ゆっくりと汗をかく時間を作りましょう。なお、長時間の入浴が苦手な方は、水圧による負担の少ない半身浴をお試しください。

運動や入浴で汗をかくことは、くすみの予防や改善対策

また、適度な有酸素運動は、汗をかくと共に成長ホルモンの分泌を促す効果も期待されています。汗をかいた後は、しっかりと水分補給を欠かさないように注意しましょう。

血行促進のためのケア方法

くすみの原因となる血行不良対策の中でも、自宅で簡単にできるホットタオル(蒸しタオル)をつかった血流改善方法は、肌の乾燥も一緒に対処できます。

【ホットタオル(蒸しタオル)の作り方】
1.清潔なタオルを軽く水で濡らします
2.1のタオルをロール状に巻いて、乾かないようにラップに包みます
3.500Wの電子レンジで50秒前後温めます ※ぬるい場合は10秒ずつ適温になるまで温めます

すぐに顔に乗せてしまうとやけどすることもあるため、温め終わったらタオルを広げて少し冷やしましょう。顔に乗せる際は温度を確かめ、熱すぎず気持ちよくなる程度の温度で顔に乗せてください。

ホットタオル美容法

洗顔のあとや入浴中、スキンケアの前に肌を温めることで血流が促進されますよ。

うるおい肌でくすみをなかったことに!

くすみの原因は、意外にも生活習慣や食生活など、さまざまなところに潜んでいます。また、毎日少しずつ蓄積されるくすみは、気づいたときには他の肌トラブルもまねいていることも。

透明感のある美しい肌を手に入れるためには、日頃から適度な運動・バランスのよい食事を心がけ、保湿スキンケアで肌の外側からも内側からも健やかなツヤ肌づくりを目指しましょう。

肌のくすみが気になる・予防したい方におすすめのスキンケア商品

ここからは、乾燥によるくすみ肌にお悩みの方におすすめの、高保湿成分ヒト型セラミド配合のスキンケアアイテムをご紹介します。

ボタニカルモイストウォッシュ(フォームタイプ)

潤い守って毛穴汚れはすっきりな洗顔フォーム「ボタニカルモイストウォッシュ」。
ボタニカルモイストウォッシュ

もっちりとした濃密泡がモコモコのクッションになり、毛穴に詰まった皮脂や汚れを落としながら、潤いは守って肌に摩擦を与えずに洗い上げる洗顔料。

植物由来の洗浄成分と保湿効果が期待できる京都産カイコまゆエキス配合で、肌に必要な水分・油分は残します。

さらに、保湿成分の5種のヒト型セラミドと3種の植物幹細胞エキスが、乾燥しやすい肌に潤いを与えてバリア機能を整えます。

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ミネラルシルクソープ(固形タイプ)

潤いながら、毛穴汚れや古い角質を巻き込んで落とす洗顔せっけん「ミネラルシルクソープ」。
ミネラルシルクソープ

肌の潤いを守りながら古い角質を優しく落とす、京都産カイコまゆエキス配合の丁寧に作られた「枠練りコールドプロセス」石けん。

海洋性ミネラル成分が豊富な沖縄産クチャ(海シルト、海泥)の微細な粒子が、毛穴奥の皮脂汚れやホコリを吸着します。

もっちりとした粘り泡が乾燥しやすい肌をやさしく包み込み、くすみのない透明美肌へ。肌を整えるムラサキ根エキスや保湿成分のオリーブ果実油やヤシ油配合で、しっとりとした潤いある石けんです。

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ボタニカルモイストクレンジングミルク(メイク落とし)

メイクや毛穴汚れを、やさしく落とすミルククレンジング「ボタニカルモイストクレンジングミルク」。
ボタニカルモイストクレンジングミルク

保湿成分4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキス配合で、メイクや毛穴汚れはすっきり落としつつ、ゆらぎやすい肌に潤いとハリを与えるクレンジングミルク。

植物由来の洗浄成分と京都産カイコまゆエキスが、毛穴に詰まった皮脂やメイク汚れを優しくオフ。肌に必要な水分・油分は残して、美容成分が肌のバリア機能を整えます。パッチテスト、スティンギングテスト済。

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ボタニカルモイストローション(化粧水)

乾燥しがちな肌を潤いで満たし、みずみずしく保つ化粧水「ボタニカルモイストローション」。
ボタニカルモイストローション

4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスなどの保湿美容成分が、乾燥肌・インナードライ肌に潤いとハリを与えて、乱れがちなバリア機能を整える化粧水。

グリチルリチン酸2Kやアラントインなどの整肌・保湿成分が肌荒れを防いで、乾燥によるエイジングサインにもアプローチ。

ミネラル豊富なボタニカルウォーターが角層に浸透して、ハリのあるみずみずしい肌へと導きます。敏感肌パッチテスト済。

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ボタニカルモイストセラム(美容液)

年齢サインが気になる肌のバリア機能を整えて、ふっくらハリを与える美容液「ボタニカルモイストセラム」。
ボタニカルモイストセラム

保湿美容成分ヒアルロン酸や4種のヒト型セラミド、5種の植物幹細胞エキスやカイコまゆエキスが、乾燥肌や年齢肌に不足しがちな潤いとハリをプラスし、肌表面のバリア機能を整える美容液。

カミツレ花エキスやセイヨウオトギリソウ花エキスなどの植物エキスが、目元・口元の乾燥ジワやたるみ毛穴などのエイジングサインが気になる肌をひきしめて、キメの整った肌へと導きます。

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ボタニカルモイストクリーム(保湿クリーム)

肌荒れしやすい肌に潤いや美容成分を閉じ込め、バリア機能を整えるクリーム「ボタニカルモイストクリーム」。
ボタニカルモイストクリーム

保湿成分スクワランが肌の水分蒸発を防いで、角層に潤いを閉じ込める保湿クリーム。

保湿美容成分6種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスが、乾燥肌・年齢肌に潤いとハリを与えて、肌表面のバリア機能を整えます。

さらに、整肌成分の油溶性ビタミンC誘導体が潤い満ちる明るい肌へと導き、使うほどにくすみのないハリツヤ肌へ。

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