滝のように流れる「顔汗」が止まらない! 今すぐ抑えたい顔汗に効く体温調節方法
2017/4/1254148
女性・男性に限らず、あまり人に言えないのが「顔汗」問題。暖かくなってくるとかきやすい汗ですが、シーズンに限らず、大事なシーンに限って顔から汗が滝のように流れてあせる……、そんな経験は1度ならずどなたにでもあるのではないでしょうか。
女性の場合、顔汗はお化粧崩れにもつながり、汗を止めたい、隠したいと思えば思うほど、体温が上がるような感覚になることも! そこで、そんな困った「顔汗」を効果的に抑える方法をご紹介します。
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◆1.リンパ節を冷やす
まずは体温が上昇することで流れ出る顔汗を抑える、効果的で即効性のある方法――身体を冷やし、体温を下げればいいのです。
とは言っても、やみくもに身体中を冷やせば良いというワケではありません。体温が上がっている時に冷やしてほしい部位は「首の後ろ」と「脇の下」です。
これら2点の部位は「リンパ節」という、カラダ中に流れるリンパ液が集まる箇所です。また首の後ろには、太い血管も通っています。
そのため、首の後ろを冷やすと一気にカラダの熱が下がり、必然的に顔汗も抑えられます。冷却シートを貼ると即効性がありますが、難しい場合はたとえば冷たいペットボトルや水で冷やしたタオルなどを活用し、しばらく押さえると良いでしょう。
◆2.汗を抑える手のツボ押し
暑さや、緊張などによる精神的な原因により顔汗が流れる場合、手の「ツボ押し」が効果的です。
■顔汗を抑えるツボ1:後谿(こけい)
手を軽く握ると、小指の付け根の下(感情線が始まる箇所)にぷっくりと出っ張りが出来ます。
この出っ張り部分は汗を抑えるツボ「後谿(こけい)」です。後谿は身体の熱を抑える作用があるため、顔汗にも効果的。いざという時には親指やペンなどで、数回ゆっくりと強く押してみてください。
■顔汗を抑えるツボ2:合谷(ごうこく)
頭痛や歯痛、生理痛など、身体のあらゆる部位の痛みに効くことで有名なツボ「合谷(ごうこく)」は、あまり知られていませんが、顔汗にも効果があります。というのも、(後谿と同じく)身体の熱を抑える作用があるためです。
合谷は、手の甲側の、人差し指と親指の骨が合流したくぼみから、やや人差し指寄りにあるくぼみです。
反対側の手の親指と人差し指で合谷をはさみ、数回ゆっくりと強く押さえましょう。
◆3.顔汗を抑える胸上のツボ押し
なんと胸の上にも、顔汗を抑えるツボがあることはご存じでしょうか。
バストトップから「真っすぐ約5cm上」のツボ「屋翳(おくえい)」は、胸から上の部分(上半身)限定で、汗を抑えるツボなのです。
ですが外出先では、なかなかこの場所をグリグリ押すなんてできない、ですよね。
そこでオススメのツボ押し対策が、腕組み。
ツボをピンポイントに押すのは難しいですが、上半身全体を強く押さえることで、顔を含む周辺の汗を抑えることができるのです!
ただし全身にかく汗の量自体は減らせません。そのため顔汗は引くものの、その顔汗の分が下半身に回り、下半身に多く汗をかくことにはなるためご注意ください。
◆4.顔用制汗剤(デオドラント)
春夏から急激にご使用になられる方が増えるデオドラントアイテム(制汗剤)。しかしまさか、ボディ用の制汗剤を、お顔にご使用になられるなんてことはないですよね?
脇や背中などの全身用の制汗剤は、お顔の皮膚には刺激が強く肌荒れを起こす危険性も否めません!
そこでぜひ使ってもらいたいのが「顔用」の制汗剤です。これならメイクの下地としてお顔に塗ることもできます。
※製品により使用方法は異なります。またお肌に異常が出た場合はすぐにご使用を中止してください。
ただし制汗剤は、汗の出口「汗腺」を覆って汗が出ないようにしてしまうため、乱用すると体温調節などに悪影響を与える可能性もあります。
そのため制汗剤を使用した際は、帰宅後はすぐに洗い流すなど、使用頻度や使用時間にご注意ください。