ホットヨーグルトで簡単ダイエット。美味しく食べてキレイに痩せる方法!
2019/7/255307
美を追求する女性にとっての永遠のテーマ「ダイエット」。キレイに痩せて理想のボディを手に入れたい! と思ったことは、誰しも一度はあるのではないでしょうか。
でもダイエット情報が多すぎて何から始めれば良いのか分からない……、厳しい食事制限や運動はちょっと……、とお悩みの方にぜひおすすめしたいのが「ホットヨーグルトダイエット」です。
ホットヨーグルトとはその名の通り、温かいヨーグルトのこと。健康食品として知られるヨーグルトですが、実は「温めて」食べることによりダイエット効果が期待できるのです!
普段の食事に取り入れるだけなので、ダイエット初心者でも手軽に始めやすいのがこのダイエットの良いところ。
ホットヨーグルトの作り方やその効果、食べるタイミングなどについて詳しくご紹介いたします!
Contents
◆ホットヨーグルトの作り方
まずは、ホットヨーグルトの作り方をご紹介します。作り方はとても簡単。 ヨーグルトをレンジで40秒~1分程度温めるだけです。
ただしこの時使用するヨーグルトは、糖分や添加物が含まれていないプレーンヨーグルトを使用するのがポイント!
ついつい甘いヨーグルトを食べたくなりますが、ダイエットが目的の場合には、糖分の摂取にも気をつけなければいけません。
もし甘みが欲しい場合には、砂糖よりも低カロリーかつ栄養豊富なハチミツやメープルシロップなどを、食べる前に少し加えるのがおすすめです。
【準備するもの】
・市販のプレーンヨーグルト(100g~200g)
・耐熱容器
・電子レンジ
【ホットヨーグルトの作り方】
1.耐熱容器に市販のプレーンヨーグルト(100g~200g)を入れる。
2.ラップをかけずに電子レンジ(600w)で40秒~1分程度温める。
【温める際のポイント】
・加熱しすぎると水分と乳成分が分離してしまうので、温める温度の目安は40℃ほど。
・加熱する前に、大さじ2杯程度の水を加えておくと分離しにくくなります。
温めすぎは水分の分離を起こすだけではなく、食べた時の舌触りや味が損なわれて美味しさも半減してしまうので、ご注意ください。
◆ホットヨーグルトが持つダイエット効果
「ヨーグルトを温めただけのものに本当にダイエット効果があるの?」と思われるかもしれませんが、この「温める」というひと手間が大切なのです!
ヨーグルトを温めることで得られる効果には、主に次の3つが挙げられます。
1.腸が温まり、便秘解消
2.腸内の善玉菌が活性化し、腸内環境が正常化
3.カルシウムの吸収率がアップし、脂肪の蓄積を抑制
上記の3点について、具体的に見ていきましょう。
1.腸が温まり、便秘解消
ヒトの腸内温度は、腸が一番活発に活動できる36~38度ほどに保たれています。
しかし冷たい食べ物や飲み物を取り過ぎると、この腸内温度は下がり、腸の機能(消化吸収機能や排便機能など)が低下してしまいます。
その結果、便秘になったり、代謝が悪くなって脂肪を蓄積しやすい体になったりと、太りやすく痩せにくい体になってしまうのです。
つまり、ダイエットにおいては腸を冷やさないことが大切。
ヨーグルトも冷たいままで食べるよりも温めて食べるほうが、腸内が温まって代謝が良くなり、脂肪を燃焼させる効果が期待できます。
また、ヨーグルトには腸の働きを活性化したり、免疫力を高めたりと、体に良い影響をもたらす「乳酸菌」が含まれていますが、この乳酸菌が一番働きやすい温度も40度前後の環境です。
温度が低すぎると乳酸菌の働きは悪くなり、逆に50度以上の高温になると乳酸菌は死滅してしまいます。
そのため、ひと肌程度の温かいホットヨーグルトこそが、ヨーグルトの食べ方としてはベストな方法といえるのです。
2.腸内の善玉菌が活性化し、腸内環境が正常化
ヒトの腸内には、「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類の腸内細菌が存在しています。
【善玉菌とは】
人の体に良い影響をもたらす菌。腸の消化吸収を助ける、ビタミンを合成する、免疫力を高める、などの健康を維持する働きがあります。善玉菌は主に糖類を分解することから、炭水化物を好み、糖や食物繊維をエサとして増殖します。
例:乳酸菌、ビフィズス菌、酪酸菌など
【悪玉菌とは】
食べ物を腐敗させ、発ガン物質や毒素といった体にとって有害な物質を作り出します。主に、たんぱく質や脂質をエサにして増殖。増えすぎると免疫が低下したり、肌の老化を招いたりする要因になります。
ただし、たんぱく質を分解する働きがあるため、体にとっては一定数必要な菌でもあります。
例:ブドウ球菌、ウェルシュ菌など
【日和見菌とは】
腸内に最も多く存在する菌。善玉菌、悪玉菌のどちらにも属していませんが、善玉菌が優勢な時は善玉菌の味方になり、悪玉菌が優勢の時には悪玉菌の味方になるという性質があります。
例:バクテロイデス、レンサ球菌など
健康なヒトの場合、善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランスはそれぞれ「2:1:7」です。
ところがこの腸内細菌のバランスは、偏った食事や睡眠不足、運動不足やストレスなどの影響によって、すぐに崩れてしまいます。
腸内細菌のバランスが崩れる(善玉菌が減り、悪玉菌が増える)と、腸の働きが悪くなり便秘になるなど、老廃物が体内に溜まりやすくなります。そして結果として、代謝が下がりダイエットをしても痩せにくい体になってしまうのです。
ヨーグルトに含まれる「乳酸菌」は、この腸内にもともと生息する善玉菌の増殖を促し、腸内細菌のバランスを良好に保つ働きがあります。
※ヨーグルトの乳酸菌がそのまま腸内の善玉菌になるわけではなく、あくまでもともと腸内に生息する善玉菌の増殖を助ける働きをするだけです。
また、腸内の善玉菌もヨーグルトに含まれる乳酸菌と同じく、40度前後の温度で一番活性化します。
そのため、腸内環境を整えてスムーズな便通を促し、また代謝を上げて痩せやすい体づくりを行う上で、ホットヨーグルトはとても効果的な食べ物といえるのです。
3.カルシウムの吸収率がアップし、脂肪の蓄積を抑制
ヨーグルトには乳酸菌の他にも、「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」といった3大栄養素や、「カルシウム」「ビタミン類」など豊富な栄養素が含まれています。
その中でも、特に注目したいのが「カルシウム」です。
カルシウムは、骨や歯を作る際に必要な栄養素として広く知られていますが、ダイエットにおいても欠かせない栄養素の一つ。
カルシウムには、成長ホルモンの分泌を促して脂肪の分解を促進する働きと、「副甲状腺ホルモン」という脂肪の蓄積を促すホルモンの分泌を抑制する働きがあります。
そして、ホットヨーグルトの場合、腸が冷えて消化吸収機能が損なわれることもないため、冷たいヨーグルトを食べた時よりもカルシウムの吸収率が上がります。その結果、ダイエット効果がより期待できるのです!
◆ホットヨーグルトはいつ食べればいいの?
ホットヨーグルトのダイエット効果を最大限活かすためには、食べるタイミングにも気をつけたいところ。
ダイエットのためには、ホットヨーグルトは夜に食べるのがおすすめです。なぜなら、腸内環境の再生や脂肪の分解は、主に寝ている間に行われるから。
夜にホットヨーグルトを食べると、乳酸菌が睡眠中の腸の働きを助け、翌朝の便通がスムーズになります。
また、脂肪の分解を促進させる成長ホルモンは睡眠中に分泌されることが多いため、カルシウムを寝る前に摂取することで、成長ホルモンの分泌量がより増加して脂肪の分解が進み、ダイエット効果がアップするのです。
ホットヨーグルトダイエットを試す際は、ぜひ夜のデザートに取り入れてみてください!
◆美味しく食べてキレイに痩せる!
ホットヨーグルトのダイエット効果についてご紹介してきましたが、実はホットヨーグルトにはもう一つ嬉しい効果があります。
それは、「美肌」効果。
ニキビや吹き出物といった肌荒れは、腸内環境の乱れによって起こる場合が少なくありません。
腸内環境が改善され、老廃物の排出がスムーズに行われると、腸の消化吸収機能がアップします。
そうすると、吸収された栄養が細胞の一つひとつにまでしっかりと行き渡り、肌細胞の新陳代謝もアップ。その結果、ニキビや吹き出物のないみずみずしい美肌に生まれ変わるのです!
ヨーグルトを温めるだけで作れて、ダイエットや美肌といった女性に嬉しい効果が期待できるホットヨーグルト。毎日の食習慣に取り入れて、理想のボディと美肌を目指してみてはいかがでしょうか!