ゴールデンタイムが変わった!?美肌のための良質な睡眠方法
2016/3/181863
「良い眠りは美肌を育む上で欠かせない」とは、昔からよく聞かれる言葉です。ここで言う「良い眠り」とは、「質の高い睡眠」をとることを指します。
時間ばかり長く、質の悪い睡眠では、体は疲れたまま、お肌も一向にキレイにはなりません。そこで、丈夫な身体と美肌づくりのために、毎日の睡眠の質を上げる方法をご紹介します。
◆睡眠不足が肌に及ぼす影響
あなたは最近、よく眠っていますか? 多くの女性は仕事や子育てなどで多忙な毎日を送り、やむを得なく睡眠時間を削ってしまっているのではないでしょうか。
脳や身体を休ませる睡眠時は、成長ホルモンが分泌される貴重な時間。そしてそれは、脳や身体の疲労を回復させ、細胞を修復・再生させるためには、「成長ホルモンの分泌が欠かせない」とも言えるのです。
ノンレム睡眠時に、より多く分泌される成長ホルモン。睡眠不足や質の悪い睡眠では、その分泌量が充分ではありません。疲れが取れないばかりか、肌にも悪影響を与えます。
成長ホルモンが不足すると、細胞の修復や再生がうまくいかず、代謝や血液が滞り、肌荒れやシミ、シワを引き起こすのです。
◆美肌のために睡眠の「質」を上げる
美肌づくりに関わるのなら、なおさら今日から睡眠の質を上げたいですよね。良質な睡眠をとるためには、以下の注意すべきポイントがあります。
1.ゴールデンタイムにこだわらない
「ゴールデンタイム」という言葉は、美肌に関わる時間としてよく耳にします。具体的には「22時から2時」がゴールデンタイムと呼ばれ、美肌のためにはこの時間に就寝していることが良いとされていました。
しかし、睡眠時間が足りないほど多忙な日々の中、こんな時間に眠ることはとても難しいことです。しかし「ゴールデンタイムに眠れないから、美肌は無理!」と諦めるのは、まだ早いのです。
成長ホルモンを分泌するためには、「いかにスムーズに睡眠に入れるか」ということに、重点をおきましょう。というのも「入眠後3時間」の間にノンレム睡眠の割合が多く、つまりは成長ホルモンの分泌量が多くなっているのです。
どうしても「22時から2時」に就寝できない場合も、あせらず次の2の方法を取り、この「睡眠から最初の3時間」で美肌づくりを目指しましょう。
2.リラックスのための食事と入浴の時間
質の良い睡眠のためには、夕食や入浴の時間も考慮しなければいけません。食事を消化しないまま眠ると、消化不良を起こすだけではなく、睡眠の質にも関わります。なぜなら、就寝中にも消化運動を行うため、深い眠りにつけないのです。
また、体温が下がることで、人は眠気を感じます。体温が下がるタイミングでベッドに入れば、すぐに深い眠りにつくことができます。そこで活用したいのが入浴です。入浴で一度体温を上げておくことで、その後体温が下がって眠りやすくなります。
以上から、消化や体温を考慮し、食事は「睡眠の3時間前」、入浴は「2時間前」には済ませておきましょう。
3.起床時間も重要
ウィークデーの疲れを癒すため、休みの日に寝だめするという方はいませんか? 確かに休日ぐらいは、時間を気にせずゆっくりとしていたいですよね。
しかしこの行動は、体内時計を狂わせ、睡眠の質を下げてしまいます。休日でも朝は普段通り起床し、太陽を浴びましょう。特に、普段から睡眠不足を感じているのなら、昼過ぎまで寝るのではなく、「一旦朝に起きてからの、短時間のお昼寝」をオススメします。
睡眠は「量より質」と言われます。深いノンレム睡眠が2度訪れるタイミングは、就寝から3時間です。この間に熟睡することで、美肌に欠かせない成長ホルモンが大量に分泌されることを意識しましょう。
食事や入浴、休日の過ごし方などで、良質な睡眠を妨げることのないように注意してください。