ほうれい線ができる原因と対処法は?年代別に解説!

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2022/5/27919

年齢よりも老けて見えたり疲れているように感じさせたりする口元のシワ「ほうれい線」。小鼻の両脇から口角の横にまで伸びるため、顔の印象を大きく左右するシワと言えます。

ほうれい線ができる原因と対処法は?年代別に解説!

多くの方の肌悩みの上位に挙がるこのほうれい線について、なんとか消し方を知りたい! という声は年代を問わず少なくありません。

そこでここでは、ほうれい線ができる原因とその対処法について、年代別にピックアップしてご紹介します。

年代別のほうれい線ができる原因と対処法

ほうれい線は、年齢・年代を問わず、笑った時にできる笑いジワのひとつ。ですが、気づけば表情を動かさなくてもくっきりと居座っている……、なんてことはよくあります。

一般的には30代ごろから現れだし、年を重ねるごとに深く刻まれやすくなりますが、意外にもまだ若いのにある、ということも。

ですが、「ほうれい線」と一括りにしても年代別によってほうれい線ができる原因と対処法は、少しずつ異なります。また、年齢に関わらず「ほうれい線ができやすい人の特徴」もあるため、日常生活においても注意が必要です。

そこでまずは、年代別のほうれい線ができる主な原因と対処法について見ていきましょう。

30代40代のほうれい線の原因

ほうれい線が目立ちやすくなる30代から40代。これらの年代における、ほうれい線ができる主な原因を以下に挙げます。

コラーゲン、エスラチンの減少

肌の奥にある真皮層には、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が存在します。

コラーゲンとエラスチンは肌にハリ・弾力を作り出す線維。また、保湿成分のヒアルロン酸とともに肌の水分維持の役割も果たす、健やかな肌に欠かせない構成要素です。

加齢によるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の減少図

ですが、残念ながらコラーゲンやエラスチンは、一般的に25歳ごろを境に量が減少し続け、40歳以降からは急激に減少します。たとえばコラーゲンの場合なら、一番量が多かった時期と比較して、40歳ごろはそのおよそ半分の量しかありません。

そのため、肌自体のハリ・弾力が減少して肌がたるみやすくなる結果、頬がたるんでほうれい線となり、さらに年齢を重ねるごとにその溝が深く刻まれるようになるのです。

表情筋の衰えによるたるみ

表情筋とは、顔の細かな動きや表情を作り出すのに必要な顔の筋肉の総称です。
頬骨筋(きょうこつきん)
表情筋の中でも、ほうれい線に関係するのが、口角からこめかみ辺りに伸びる「頬骨筋(きょうこつきん)」と、口周りにドーナツ状に取り囲んでいる「口輪筋(こうりんきん)」。
口輪筋(こうりんきん)

30代以降になると、身体の筋肉と同じく表情筋も衰えるため、表情筋が支えている脂肪や皮膚がたるみやすくなります。

先述の肌自体のハリ不足と併せて頬全体がたるみやすくなることから、たるみによるシワとして、ほうれい線が刻まれるようになるのです。

30代40代のほうれい線の対処法

肌のハリを司るコラーゲンやエラスチンの減少や表情筋の衰えによって、肌がたるみやすくほうれい線が目立つようになる30代から40代。

放置しておくとますます深くなるほうれい線への対処方法について、見ていきましょう。

ハリにアプローチする基礎化粧品でケア

たるんだ肌にハリ・弾力を与えるには、基礎化粧品(スキンケアアイテム)で不足しがちな成分をプラスするデイリーケアが重要です。

なお、肌の乾燥は乾燥ジワをはじめ、ターンオーバーの滞りやバリア機能の低下など、肌にダメージを与える要因になります。

そのため、コラーゲンやエラスチンのほか、健やかな肌づくりの基本となる保湿成分(ヒアルロン酸やセラミドなど)が配合された基礎化粧品(化粧水・美容液・乳液・クリーム)で朝晩きちんとケアをして、プルンとハリと潤いのある肌づくりを目指しましょう。

表情筋を鍛える

表情筋は、意識して鍛えなくてはますます衰えてしまい、ほうれい線だけではなく顔全体のたるみを誘発します。

そのため、以下のような表情筋エクササイズをして、今あるほうれい線を薄くし、これからのたるみを予防しましょう。

【ほうれい線対策エクササイズ1】
①唇を閉じたまま前方にとがらせて、そのまま「ほ」と言いながら下方向に力を入れます。
※この時、ほうれい線が伸びて消えていることを確認しましょう。
② ①の状態を5秒間キープしてから力を緩めます。
ほうれい線対策エクササイズ

以上を5回連続で行います。毎日、気づいた時にはいつでもやってみましょう。

【ほうれい線対策エクササイズ2】
①「あ」と言いながら、大きく口を開けます。5秒キープします。
②「い」と言いながら、大きく口を横に開けます。5秒キープします。
③「う」と言いながら、大きく唇を前方に突き出します。5秒キープします。
④「え」と言いながら、口角を後方に動かすようにします。5秒キープします。
⑤「お」と言いながら、下を口内で丸めます。5秒キープします。

以上を5回連続で行います。毎日、気づいた時にはいつでもやってみましょう。

20代のほうれい線の原因

20代だからまだ大丈夫……、と油断していると気づけばほうれい線がくっきり、ということは珍しくありません。20代のほうれい線の主な原因について見ていきましょう。

肌の乾燥

20代の場合、皮脂のべたつきやテカリが気になる方が多いため、さっぱりとした軽めのスキンケアで終わらせてしまうことも。

このように保湿ケアを十分にしていないために、気づけば肌内部の水分が蒸発しやすくなっており、徐々に乾燥してシワが戻らなくなっていることがあります。

特に20代後半からは、保湿成分のヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンなどが減少し始めるため、20代前半までは乾燥やたるみが気にならなかった方でも乾燥肌へと傾いてしまうのです。

表情の癖

ほうれい線をはじめとした顔のシワには、日常的な表情の癖が少なからず影響しています。

たとえば、以下のような表情癖がある方は要注意。

ほうれい線ができやすい笑い方

・口角を横に引いて笑う(口元が引きつったような笑顔)
・無意識に口が開いたままになっている

また最近では、スマートフォンやPCなどの操作時に長時間うつむいた姿勢をしていると、重力に引っ張られて頬がたるみやすくなります。すると年齢に関わらず、たるみによるほうれい線が目立つようになるのです。

極端なダイエット

極端な食事制限や偏りのある栄養摂取を続けていると、表情筋や肌を健やかに作り出す栄養素が不足するためそれらが衰えてしまい、たるみや乾燥を招きやすくなります。

また、無理なダイエットによって急激に頬の脂肪が痩せると、頬の皮膚がたるんで二重ほうれい線ができることも。

というのも、それまで脂肪の上で伸びていた皮膚は、脂肪の減少と同時には縮まないため。脂肪のハリがなくなることで余った皮膚だけがたるんでしまい、折りジワが出てしまうのです。

20代のほうれい線の対処法

肌の乾燥や表情の癖などによって現れやすい20代のほうれい線。まだ深く刻まれないうちに対処するには、どうすればよいのでしょうか。

保湿ケア

水分不足の乾燥肌によるほうれい線や乾燥ジワが気になる場合、毎日の基礎化粧品(スキンケアアイテム)での保湿ケアが第一に重要です。

健やかな肌づくりの基本となる保湿成分が配合された基礎化粧品(化粧水・美容液・乳液・クリーム)で朝晩きちんとケアをして、潤い満ちたハリツヤ肌を目指しましょう。

■基礎化粧品に含まれる保湿成分例:セラミド、ヒアルロン酸、スクワラン、アミノ酸類、コラーゲン、グリセリンなど

表情の癖を治す

先述したように、口角を横に引いて笑ったり、無意識に口が開いたままになっていたりする場合、まずはこれらの表情の癖を治すように心掛けましょう。

口元に緊張感を持つことで、表情筋から肌のハリまでも違いが現れます。

スマートフォンを操作する際も、極力うつむいた姿勢を避け、重力で頬がたるまないようにしてください。

スマートフォン操作時の姿勢

このちょっとした日常生活での意識によって、数年後のほうれい線の状態が大きく変化しているかもしれません。

50代はエイジングケアを大切に

50代に入ると、40代以上にさらにコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの肌のハリ・ツヤ・潤いを担う要素が減少し、表情筋も衰えてしまいます。

すると頬のたるみが加速し、たるみによってほうれい線が深く目立つように。
30代40代50代のコラーゲンなど減少図

そのため、50代以降のほうれい線対策では、スキンケアアイテムを駆使したエイジングケアで外から肌に必要な美容成分を補いつつ、表情筋を鍛えるエクササイズや血行促進やリンパを流すフェイスマッサージ(後述)を行うことで、内側からもリフトアップを目指すことが欠かせません。

そこで、これまではあまりエイジングケア成分をスキンケアで取り入れていなかった方も、ほうれい線などのたるみや乾燥ジワにアプローチする、コラーゲンやセラミドなどの美容成分配合の基礎化粧品をいつものスキンケアに取り入れるようにしましょう。

※エイジングケア:年齢による肌の変化に応じたお手入れをすること

【年齢肌に潤いとハリを与えるフェイスクリーム】

ボタニカルモイストクリーム
たるみや乾燥が気になる年齢肌に潤いや美容成分を閉じ込め、バリア機能を整えるクリーム「ボタニカルモイストクリーム」。

加水分解コラーゲンやスクワラン配合。さらに保湿美容成分6種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスが、乾燥肌・年齢肌に潤いとハリを与えて、肌表面のバリア機能を整えます。

また、整肌成分の油溶性ビタミンC誘導体が潤い満ちる明るい肌へと導き、使うほどにくすみのないハリツヤ肌へ。

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ほうれい線が目立ちやすくなる生活の特徴

表情の癖でほうれい線ができやすくなるように、ほうれい線が目立ちやすく居座ってしまうのは加齢だけの問題ではありません。

そのため、年齢に合わせたスキンケアの他、以下のようなほうれい線が目立ちやすくなる生活習慣にも注意が必要です。

うつむきがち、または片方ばかり向いて寝ている

左右のうち決まった側にだけ傾いて寝ていると、片側の頬に向かって重力の負荷がかかり、頬の脂肪や皮膚が垂れてしまい、長期的にシワが刻まれて消えなくなってしまいます。

また、先述したようにうつむいた姿勢をしていても、重力によって頬が下垂してしまうため、たるんでほうれい線がくっきりと刻まれてしまうのです。

できる限り仰向きで眠るようにし、日中もうつむき姿勢を長時間取らないようにしましょう。

片側の口ばかりで咀嚼している

決まった片側ばかりで噛むクセがあると、骨格や表情筋のバランスが崩れてしまい、片側だけにたるみが生じてほうれい線ができることがあります。

噛みクセで片側だけにたるみが生じてほうれい線ができるイメージ

ほうれい線の片側が強く目立つ場合は、左右の骨格や表情筋のバランスを整えることを意識して、左右を使って咀嚼するようにしましょう。

乾燥肌、またはお肌の乾燥を助長させる生活をしている

皮脂のべたつきが気になるからと、洗浄力の強いクレンジング剤や洗顔料を使ってゴシゴシと洗ったり、保湿ケアを怠ったりしている自称「脂性肌」の方は、もしかすると肌内部は乾燥している乾燥肌・インナードライ肌かもしれません。

また、紫外線対策にあまり注意を払っていない場合も、長年の紫外線ダメージが蓄積されて肌内部のコラーゲン・エラスチン、ヒアルロン酸などの機能が衰えたり減少したりしていることも。すると肌は内側から乾燥し、みずみずしいハリのある肌からは遠ざかってしまいます。
敏感肌になる外的要因の紫外線の弊害

乾燥ジワやたるみのない、ほうれい線が目立たない肌を目指すには、肌を乾燥リスクから守る保湿ケアを忘れないようにしましょう。

ほうれい線対策におすすめのフェイスマッサージ

エイジングケア成分配合のセラム(美容液)やクリームを塗布する際に、ほうれい線対策にもなるフェイスマッサージをしてみましょう。

以下の全行程を行えば、ほうれい線だけではなく、眉間や額のシワや目元の下垂、二重アゴなどの予防にもなりますよ。

①セラムやクリームを適量手に取り、清潔な手の平全体に広げて人肌に温めてから、顔全体と首になじませます。肌に摩擦を与えないように、追加でさらに適量を同様に広げます。
②両手を交互に(首の右側には左手、左側には右手を使って)、両耳の後ろ辺りから鎖骨までなで下ろします。
③ほうれい線に両手の人差し指の側面を置き、小鼻の両脇に人差し指の腹を置いて圧をかけます。
※下から上へ持ち上げるように圧をかけましょう。
④両手の人差し指の腹を左右の眉頭に置き、下から上へ持ち上げるように圧をかけます。
⑤両手の人差し指の腹で左右の眉下をなぞりながら、中指・薬指を使って眉を下から持ち上げて圧をかけます。そのまま額の生え際からこめかみに向かって、圧をかけながら指を滑らせて、こめかみでキープします。
⑥両手で拳を作り、小指と薬指の関節で両頬骨を下から持ち上げて圧をかけます。
⑦両頬骨の下ラインを中指・人差し指の関節でなぞり、耳の前のくぼみに圧をかけます。
⑧拳を耳の前のくぼみに置いたままで、皮膚を持ち上げるようにして揺らしながら拳を引き上げ、眉の高さでキープします。
⑨両手の人差し指の側面をアゴ先に置き、フェイスラインに沿って人差し指の側面を耳の方向に動かし、耳下でキープします。これを3回繰り返します。
⑩両手の指の腹を口角から頬骨下のエリアに置き、肌全体を引き上げます。そのまま耳前から側頭部の筋肉(側頭筋)を揺らしながら引き上げ、眉の高さでキープします。
⑪両手の指の腹を鼻横から目の下のエリアに置き、肌全体を引き上げ、こめかみで圧をかけてキープ。その後、こめかみから側頭部の筋肉(側頭筋)を揺らしながら引き上げ、額の高さでキープします。
⑫両手の指の腹全体を眉上から額の生え際へ引き上げたまま、頭頂部へ揺らしながら引き上げ、頭皮を中央に集めるようにしてキープします。
⑬指先を立てて、頭頂部から後頭部、側頭部から後頭部へと首の後ろ側までなで下ろして完了です。

スキンケアにはコラーゲンをプラス

内側からハリのある、ほうれい線の気にならない肌を目指すには、20代からスキンケアで保湿ケアとハリツヤ対策をすることは欠かせません。

特に40代・50代以降の肌には、加齢によって減少傾向にあるコラーゲンをはじめとしたエイジングケア成分を毎日のスキンケアで大切な肌に補給して、年齢や乾燥・紫外線などの外的要因に負けない美肌づくりを目指すことが肝心です。

これまであまりスキンケア成分に気を配っていなかった方こそ、潤いとハリにアプローチするコラーゲンにも注目してみてください。

数年後の顔印象を上向きにするために

気になるほうれい線の原因について、お心当たりはありましたか。もしも毎日の生活習慣でほうれい線ができやすくなっているのなら、数年後の自分のために改善してみてはいかがでしょうか。

一度ほうれい線が刻まれてしまうと数日で変化を起こすのは難しく、残念ながら絶対に消えるとは言い切れません。ですが、年代別の対処方法やフェイスマッサージを早速今日からお試しになり、あなたのお肌に一番効果的なほうれい線へのアプローチ方法をぜひ見つけてくださいね。

■加水分解コラーゲンやスクワラン、保湿美容成分6種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスが、乾燥肌・年齢肌に潤いとハリを与えるエイジングケアクリーム「ボタニカルモイストクリーム」はこちら
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