肌荒れを対策するには?肌荒れの原因や肌に良い食べ物について
2022/7/16551
「なんとなく肌がカサカサしてメイク乗りが悪い」「急にニキビや吹き出物、赤みが目立つようになった」など、急な肌荒れで気持ちまでダウンしてしまうことはありませんか。
少しでも気になる肌荒れの症状は、できるだけ早目にケアをしたいものです。そこでここでは、まず肌荒れになる主な原因について見ていき、日常的な肌荒れ対策にはどのような方法がよいのかをご紹介します。
Contents
そもそも肌荒れの原因は?
そもそも、どうして肌荒れになってしまうのでしょうか。
その主な原因としてあげられるのが、肌の乾燥、紫外線ダメージ、食事などから摂取する栄養バランスの乱れ、ストレスなどによるホルモンバランス乱れなど。
これらの大元の原因によって、肌のバリア機能が低下し、肌細胞の生まれ変わりサイクル「ターンオーバー」が乱れることで、健やかだった肌に様々なトラブルが発生しやすくなるのです。
肌荒れは、日常生活内のちょっとした行動が積み重なって起こることを覚えておきましょう。
肌荒れを放置するとどうなる?
「肌の調子が良くない」と思いつつ、そのまま肌荒れを放置すると、さらに肌のダメージが進んでしまうことに。
すると、これまで気にならなかったシミ・シワ・たるみ、皮脂や毛穴トラブルなど、肌の老化サインが目立つようになります。また、肌のダメージが広がってしまった後でケアをしても、元の健やかな肌には戻りにくくなることに。
肌荒れは、少しでも気になった時点で早目に対策をすることが重要なのです。
肌荒れ対策をするために意識したいこと
では、肌荒れをケアして健やかな肌をキープするには、どのような対策方法を普段から意識すればよいのでしょうか。
肌のバリア機能を保つ
肌には本来、自然の「バリア機能」が備わっています。
バリア機能とは、肌表面にあたる一番上の層「角層(角質層)」と、毛穴から分泌される皮脂や汗が混ざってできる、肌表面を覆う「皮脂膜」が合わさり、シャッターのように働く機能のこと。
大気の乾燥や紫外線、花粉・ホコリ、アレルギー物質などの外部刺激が肌の内部に侵入しないように防ぎ、同時に肌内部の水分が蒸発するのを防いでいるのです。
では、このバリア機能を正常に保つには、何に意識すればよいのでしょうか。実は、バリア機能を働かせるには、「皮脂」「(肌内部の)水分」「NMF(天然保湿因子)」「セラミド」の4点が、バランスよく整っていなくてはいけません。
「NMF」とは、角層を作る角質細胞の中にある保水成分の総称のこと。主にアミノ酸で構成されており、水の分子と結合することで、角質細胞に潤いを与えています。
「セラミド」もまた保水成分であり、細胞間脂質の主成分のこと。細胞間脂質とは、角質細胞同士の間を埋めるセメントのような働きをする部分を指し、角質細胞同士をつなぎ留めて、皮膚の潤いを内側に保つ役割があります。
上述の4点が整ってバリア機能が正常に働いていると、肌は多少の外部刺激は跳ね返すため、過剰反応しません。また、外気が乾燥していても肌内部の水分蒸発は防げるため、肌の内側の潤いをキープできます。
ですが、なんらかの原因によってバリア機能が低下してしまうと、ちょっとした外部刺激にも肌が反応して、肌荒れしやすくなってしまうのです。
また、バリア機能が低下すると、肌内部の水分が蒸発しやすくなるため、さらに乾燥しやすくなることに。すると、ますますバリア機能が低下して、肌荒れスパイラルにおちいってしまいます。
そのため、バリア機能を保つことが、肌荒れ対策のポイントになるのです。
ターンオーバーを整える
「ターンオーバー」とは、肌奥の基底層で新しい肌の細胞が生まれ、徐々に上の層に上がっていき、角層を構成する角質細胞になり、古くなると最終的にアカとして自然にはがれ落ちるまでの一連のサイクルを指します。
そのため、このターンオーバーがなんらかの原因によって乱れると、古い角質細胞がはがれずに厚く積もってしまいます。これを、角質肥大と言います。
その結果、毛穴がつまりやすくなってニキビができたり、健康な角質細胞に入れ替わらなくなるため、乾燥やバリア機能の低下などが起こりやすくなったり、肌のくすみ・ごわつきなどが起こりやすくなったりするのです。
ターンオーバーは、誤ったスキンケアや栄養の偏った食事内容、ストレスなどによって乱れやすくなるため、バリア機能と同じように肌荒れ対策として意識する必要があります。
【スキンケア編】肌荒れの対策方法
肌荒れ対策には「バリア機能」と「ターンオーバー」がポイントになることを踏まえて、次に、スキンケアで注意すべき肌荒れ対策を見ていきましょう。
洗顔は洗いすぎない
肌荒れのなかでも、特にニキビにお悩みの場合、肌を清潔にしようと一日に何度も洗顔したり、洗浄力の強い洗顔料でゴシゴシと洗ったりする方は少なくありません。
ですが、このような洗顔方法で洗いすぎていると、バリア機能に必要な皮脂やセラミドまでも洗い流してしまうため、肌内部の乾燥がどんどん進行します。
すると、結果的にバリア機能が正常に働かなくなってしまい、乾燥による肌荒れの症状が出てしまうのです。
洗顔は朝晩の2回にとどめて、よく泡立てた泡をクッションのようにして汚れを吸着し、肌をこすらず優しく洗うようにしましょう。
正しい保湿を心がける
洗顔後は、肌が乾燥しやすくバリア機能が不安定になっています。バリア機能が乱れるとターンオーバーまでも乱れてしまうため、スキンケアできちんと保湿ケアをするように心がけましょう。
最初に、化粧水で不足した水分を補給します。セラミドやヒアルロン酸などの保水成分や保湿ケアのできる美容成分配合の化粧水を、乾燥しがちな肌に与えます。
その次に、同じく保水成分や保湿美容成分配合の美容液を気になるパーツに塗布します。その後、油分を含む乳液やクリームを顔全体に塗布して、水分と油分のバランスを整えましょう。
中には、スキンケアに含まれる油分のべたつきが気になって、化粧水や美容液のみでスキンケアを終わらせる方もいます。ですが、最後に油分を補給することで水分の蒸発を防いで、バリア機能を整えるように意識しましょう。
紫外線対策をする
紫外線(UV)は、肌にダメージを与えて肌荒れを起こしやすくする要因の大きなひとつです。
地表に降りそそぐ紫外線は、UVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)に分けられます。UVA波は肌奥の真皮層にまで侵入し、肌のハリ・弾力を担うコラーゲンやエラスチン、保湿成分のヒアルロン酸などにダメージを与えて肌を乾燥させます。
また、肌の奥でメラニン色素を合成させるため、シミや色素沈着ができやすくなることに。UVAは雲やガラスも通り抜けるため、曇りの日や室内でも油断できません。
UVBは、肌表面をヤケド状にするため、バリア機能が低下してターンオーバーの乱れもまねきやすくなります。そのため、肌の炎症をはじめとした肌トラブルの原因になるのです。
以上から、天候や屋内外に関わらず、紫外線対策は一年中おこなうようにしましょう。
【生活習慣編】肌荒れの対策方法
肌はスキンケアだけではなく、生活習慣の見直しからもケアできます。肌荒れが気になるなら、次の対策方法をチェックしてみましょう。
寝具やタオルを清潔にする
意外にも、枕カバーや布団用シーツといった寝具が汚れていると、肌荒れを起こしやすくなります。というのも、就寝中は思っている以上に汗や皮脂が分泌されており、それらが寝具に付着しているため。
酸化した汗や皮脂汚れがエサになって、雑菌やダニの繁殖をまねきやすい環境になることで、これらが肌に付着して肌荒れになる可能性が高まるのです。
たとえば枕カバーなら、1週間に1~2回は取り換えるようにしましょう。布団用シーツもできるだけ1週間に1回は洗濯することをおすすめします。
食生活を見直す
食生活による栄養バランスの偏りや過剰なダイエットによる栄養不足、脂質や糖質の多いジャンクフードやスイーツ、甘い飲み物の多い食生活を送っていると、肌の油分・水分バランスが乱れてしまい、肌荒れしやすくなってしまいます。
そのため、健やかな肌を育てるために欠かせないタンパク質やビタミン・ミネラル類などの栄養素を、毎日バランスよく摂取するようにしましょう。
もしも食事だけでは栄養摂取が難しい場合は、各種サプリをプラスして肌の変化を見るのもおすすめです。
睡眠をしっかりとる
良質な睡眠もまた、健やかな肌づくりには欠かせません。というのも、睡眠中に分泌される成長ホルモンによって、日中に受けた肌ダメージが修復されるからです。
さらに、睡眠不足が続くと交感神経が優位な状態が続き、過剰な皮脂分泌をまねく結果にもなります。
良質な睡眠をしっかりととるためには、以下のようなことを心がけましょう。
・就寝1時間前には電子機器(PC・スマホ・テレビなど)が発するブルーライトを浴びないようにして、リラックスした状態でスムーズに入眠できるようにしましょう。
・食事を消化しないままでいると、ぐっすりと眠ることはできません。そのため食事は就寝3時間前までに済ませましょう。
・体温が下がると、人は眠気を感じます。そこで、入浴で一度体温を上げておくことで、その後体温が下がってスムーズな入眠を迎えられます。そのため入浴は就寝2時間前までに済ませましょう。
ストレスを溜めない
ストレスもまた、肌荒れが起こりやすくなる要因になります。
ストレスがたまると、自律神経が乱れるためホルモンバランスまで乱れてしまいます。さらに交感神経が優位な状態が続くため、過剰な皮脂分泌によって毛穴が開いたりつまりやすくなったり、ニキビや吹き出物ができやすくなったりします。
ストレスを解消するためには、ストレッチやウォーキングなどの軽い運動をしたり、就寝前にリラックスタイムを設けたりなどして、長くストレスを引きずらないように心がけましょう。
肌荒れ対策におすすめの食材
では、どのような食材を毎日の生活習慣に取り入れれば、肌荒れ対策になるのでしょうか。
肌荒れになりやすい食材例とともに見ていきましょう。
肌荒れを悪化させる食材
基本的には、糖質や脂質が多い食材や、保存料などの食品添加物が多く含まれる食品は、肌荒れを起こしやすくするとされています。
■ケーキやアイスクリームなどの甘いスイーツ類(糖質が多いもの)
■スナック菓子
■揚げ物、ファストフード(脂っこいもの)
肌荒れ対策におすすめの食材
たとえば、以下のような栄養素を含む食材は、ターンオーバーを整えて健やかな肌を作るとされています。肌荒れケアのためにも意識して摂ることをおすすめします。
■ビタミンA・・・ウナギ、レバー、卵黄、ニンジン、ホウレンソウ、モロヘイヤなど
■ビタミンB2・・・ウナギ、レバー、卵、納豆、乳製品、アーモンド、葉菜類など
■ビタミンB6・・・マグロ、カツオ、レバー、鶏ささみ、サケ、にんにく、バナナなど
■ビタミンC・・・赤ピーマン、黄ピーマン、ブロッコリー、ジャガイモ、サツマイモ、キウイフルーツ、イチゴなど
■カリウム・・・切り干し大根、ドライトマト、アボカド、ホウレンソウ、枝豆、モロヘイヤ、カボチャなど
■カルシウム・・・牛乳、乳製品、大豆製品、小魚、エビ、小松菜、モロヘイヤ、切り干し大根など
■タンパク質・・・魚類、肉類、卵、納豆や豆乳などの大豆製品、牛乳・乳製品など
スキンケアと生活習慣の見直しを!
肌荒れは、日々の保湿ケア不足と生活習慣の乱れが蓄積されて起きやすくなると言えます。そのため、スキンケアの見直しと紫外線対策、生活習慣の改善を心がけて、身体の外側・内側から健やかな肌を育てるようにしましょう。
※肌荒れが長引く、ひどくなる場合は別の疾患も考えられるため、早急に皮膚科を受診するようにしてください。
肌荒れ対策におすすめの商品
ここからは、肌荒れ対策におすすめのスキンケアアイテムをご紹介します。
ボタニカルモイストウォッシュ
潤い守って毛穴汚れはすっきり洗い上げる洗顔フォーム「ボタニカルモイストウォッシュ」。
もっちりとした濃密泡がモコモコのクッションになり、毛穴に詰まった皮脂や汚れを落としながら、肌に摩擦を与えずにやさしく洗い上げる洗顔料。
植物由来の洗浄成分と保湿効果が期待できる京都産カイコまゆエキス配合で、肌に必要な水分・油分は残して毛穴汚れはすっきりします。
さらに、保湿成分の5種のヒト型セラミドと3種の植物幹細胞エキスが、乾燥しやすい肌に潤いを与えてバリア機能を整えます。
ボタニカルモイストローション
乾燥しがちな敏感肌を潤いで満たし、みずみずしく保つ化粧水「ボタニカルモイストローション」。
4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスなどの保湿美容成分が、乾燥肌・インナードライ肌に潤いとハリを与えて、乱れがちなバリア機能を整える化粧水。
グリチルリチン酸2Kやアラントインなどの整肌・保湿成分が肌荒れを防いで、乾燥によるエイジングサインにもアプローチ。
ミネラル豊富なボタニカルウォーターが角質にすっと浸透して、ハリのあるみずみずしい肌へと導きます。敏感肌パッチテスト済。
ボタニカルモイストセラム
年齢サインが気になる肌に、ふっくらハリを与える美容液「ボタニカルモイストセラム」。
保湿美容成分ヒアルロン酸や4種のヒト型セラミド、5種の植物幹細胞エキスやカイコまゆエキスが、乾燥肌や年齢肌に不足しがちな潤いとハリをプラスし、肌表面のバリア機能を整える美容液。
カミツレ花エキスやセイヨウオトギリソウ花エキスなどの植物エキスが、目元・口元の乾燥ジワやたるみ毛穴などのエイジングサインが気になる肌をひきしめて、キメの整った肌へと導きます。
ボタニカルモイストクリーム
肌荒れしやすい肌に潤いや美容成分を閉じ込め、バリア機能を整えるクリーム「ボタニカルモイストクリーム」。
保湿成分スクワランが肌の水分蒸発を防いで、角層に潤いを閉じ込める保湿クリーム。
保湿美容成分6種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスが、乾燥肌・年齢肌に潤いとハリを与えて、肌表面のバリア機能を整えます。
さらに、整肌成分の油溶性ビタミンC誘導体が潤い満ちる明るい肌へと導き、使うほどにくすみのないみずみずしいハリツヤ肌へ。