乾燥肌、敏感肌さんが注意すべきシャンプーの成分って?弱った頭皮をいたわるオススメの注目石けん
2016/10/143388
季節を問わずお肌がすぐに乾燥し、ひどい場合には痒みや湿疹が起きやすい乾燥肌さんや敏感肌さん。顔や身体だけではなく、頭皮にまで痒みがあり、フケがでることもあるのなら、シャンプーを見直す必要があるかもしれません。
頭皮は顔の肌の延長線上にある、大事なお肌の一部です。そこで乾燥肌、敏感肌さんに特に注意してもらいたい、シャンプー選びのポイントについてご説明します。
◆頭皮も肌の一部
健康な頭皮の場合、皮脂腺の数は顔の約2倍も存在します。
しかし乾燥肌、敏感肌さんの場合は体質的にお肌の保湿・保水力が弱く、外的刺激から肌細胞を守るバリア機能が正常に働いていない状態です。
そのため頭皮も他の部位の肌と同じく、皮脂と細胞内の水分が少なく、バリア機能が弱っているため、シャンプーの成分や洗浄力の強さによって、乾燥とかぶれを繰り返している可能性があるのです。
◆注意すべき成分
一般的な市販のシャンプーによく使用される成分のなかで、乾燥肌、敏感肌の方に避けてもらいたい成分を以下に挙げます。
1.ラウリル硫酸ナトリウム
2.ラウリル硫酸塩
3.ラウリル硫酸トリエタノールアミン
4.アルキル硫酸エステル塩
5.エデト酸塩
6.プロピレングリコール
これらの成分は肌の乾燥や皮膚炎を誘発させる恐れが非常にあります。泡立ちや洗浄力、防腐作用、コスト削減などを優先させるためにこれらはよく使用されていますが、お肌に問題のある方が使用されると、アレルギー症状を起こす場合もあるため注意が必要です。
◆「コールドプロセス製法」の石けんとは
石けんを製造する方法のひとつである「コールドプロセス製法(冷製法)」という言葉をご存じですか? 「コールドプロセス製法」で作られた石けんは、乾燥肌、敏感肌の方向けのモノとして、洗顔からシャンプーまで、幅広く活用されています。
コールドプロセス製法の石けんのすべてが、どの方のお肌にも合うとは限りません。
しかしコールドプロセス製法の石けんは、刺激になりやすい成分が比較的少なく、原料の油脂とアルカリ成分との化学反応で生まれるグリセリンにより、しっとりとした質感になると言われているため、お試しになる価値はあります。
◆シャンプーの基本も大切に
シャンプーをする際には、お湯の温度は「38度」を目安にしましょう。熱すぎると乾燥が進んでしまいます。ただし温度が低いと頭皮の毛穴が開かずに「皮脂づまり」の問題が出てくるため、ご注意ください。
またリンスやコンディショナーは頭皮には付けず、髪の中央から毛先までにしてください。シャンプー・リンスはすすぎ残しがないように、十分に洗い流すのもお肌トラブル回避の秘訣です。
こまかな事ですが、シャンプーは毎日行う行為のため、ちょっとした気遣いが大きな積み重ねとなります。ご自分のお肌に合ったシャンプーと出会うために、成分表をチェックしつつ様々なアイテムをお試しになってみてください。