黒ずみ毛穴の原因と適切な対策方法を解説!

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2022/7/11581

スキンケアやメイクをしようと鏡を見ると、目につくのが小鼻や頬にある黒ずみ毛穴。毛穴の開きや詰まりだけでも気になるのに、黒ずんでポツポツしているとますますどうにかしたくなりませんか。

黒ずみ毛穴の原因と適切な対策方法を解説!

特に、黒ずみ毛穴が目立つ鼻は、まるでイチゴの表面のようにも見えるため「イチゴ鼻」とも呼ばれ、多くの方の肌悩みのひとつに挙げられます。

そこでここでは、黒ずみ毛穴ができる原因をご説明し、適切なケア方法をご紹介します。

部位別!黒ずみの原因

まずは、黒ずみ毛穴ができやすい部位別の、黒ずみの原因について見ていきましょう。

【Tゾーン・小鼻】

額から鼻にかけてのTゾーンや小鼻といった、顔の中心の皮脂でべたつきやすい部分にできる黒ずみ毛穴の主な正体は、「黒く変色した、毛穴に詰まった角栓」です。

では、そもそもなぜ「角栓」が毛穴に詰まってしまうのでしょうか。

角栓とは、古い角質細胞や過剰分泌された皮脂、メイクやホコリなどの汚れ、産毛などが毛穴の中で混ざり固まったものを指します。構成比率としては、約70%が古い角質細胞、残りの30%の大部分が皮脂、と言われています。

それでは、なぜ古い角質細胞が毛穴に溜まるのでしょうか。その理由はターンオーバーの乱れにあります。

ターンオーバー(新陳代謝)とは、肌細胞が生まれ変わる一連のサイクルのこと。20歳頃の健やかな肌で約28日サイクルと言われており、年齢が上がるごとにターンオーバーの日数は増えていきます(個人差があります)。

ターンオーバーの周期

肌の状態が健やかでターンオーバーが正常に行われている場合、表皮の一番下の層「基底層」で新しい肌細胞が生まれて、日数をかけて肌表面の角層(角質層)にまで上がって角質細胞になり、最終的に古い角質細胞はアカとして自然に剥がれます。

ですが、加齢だけではなく、肌の乾燥やストレスなどの内的要因によってターンオーバーのリズムが乱れると、本来剥がれるはずの古い角質細胞が厚く積もっていきます。その結果、古い角質細胞は毛穴に落ち込んでいくのです。

さらに、古い角質細胞が厚く積もることで、肌表面にある毛穴の出口が塞がります。すると、毛穴の奥の皮脂腺から分泌された皮脂が毛穴内に溜まることに。その結果、毛穴のなかで古い角質細胞と皮脂、その他の汚れなどが混ざり合い、角栓となるのです。

角栓ができる原因と除去・ケア方法を徹底解説!

では、なぜ毛穴に詰まった角栓が黒く変色するのでしょうか。その原因は、角栓が空気に触れることで酸化しているからです。また、汚れを巻き込んでいるために黒く見えることもあります。

つまり、皮脂分泌の多いTゾーンや小鼻にできる黒ずみ毛穴の原因は、そもそも毛穴に角栓が詰まることにあるのです。

そのため、根本的な黒ずみの原因である角栓を詰まらせないためには、ターンオーバーを整えて古い角質細胞が正常に剥がれ落ちるようにする必要があります。

【頬】

頬にも見られる黒ずみ毛穴。小鼻と同じく毛穴に詰まった角栓が酸化によって黒ずんでいることもありますが、中には開いた毛穴の影が黒く見えていることがあります。

また、毛穴が気になるからと指や爪、ピンセットなどで過剰に触ると、毛穴周りに刺激が与えられてメラニン色素が発生。毛穴周りに色素沈着が起こり、さらに黒く見えている可能性も考えられます。

そのため、毛穴が開かないように肌を引き締めて、刺激を与えない適切なスキンケアをする必要があるのです。

やってはいけない黒ずみ対策

ついつい気になる毛穴の黒ずみに、さらに悪化を招くNGケアをしている方は意外と少なくありません。そこで次に、やってはいけない黒ずみ対策を見ていきましょう。

【角栓を無理に取り出す】

触るとザラザラしている毛穴に詰まった角栓を、指や爪、もしくはピンセットなどの器具を使って無理に引っ張り出そうとしたり、毛穴周りを押さえて角栓を絞り出そうとしたりしたことはありませんか。

確かに見た目にもポツポツしていて肌に滑らかさがないように見えるため、無理に角栓を取り出したくなるかもしれません。

ですがこのような行為は、毛穴や毛穴周りの皮膚に過剰な負荷をかけて傷つけるため、黒ずみ要因でもある色素沈着や炎症までも引き起こすリスクがあります。

さらに、無理に角栓を引っ張り出した毛穴は閉じないため、開き毛穴となってさらに目立つようになることもあるため、NGです。

【毛穴をゴシゴシ洗う】

黒ずみ毛穴を汚れの付着と思い、クレンジングや洗顔時に指の腹でゴシゴシとこすったり、スクラブを使用して強く毛穴を洗う方がいますが、これもNGです。

強くゴシゴシ洗うことで毛穴や毛穴周りに摩擦ダメージが加わると、肌奥で活性酸素が発生。するとメラにサイトという細胞がメラニン色素を作り出し、肌を摩擦から守ろうとします。

摩擦によってメラニン色素が発生して色素沈着する図

メラニン色素がそのまま肌表面に残って色素沈着を起こすと、さらに毛穴やその周辺の肌は黒ずむことに。

また、ゴシゴシ洗いによって肌表面のバリア機能が低下すると、ターンオーバーまでも乱れて、さらに角栓ができやすく色素沈着しやすい肌環境になってしまうのです。

【毛穴パックを頻繁に使用する】

角栓の詰まりがひどい小鼻を中心に、重宝するのが吸着力の強い毛穴パック。一時的にすっきりするため、つい頻繁に使いたくなることもあるかもしれません。

ですが、毛穴パックを使用すると、毛穴周りの健康な角質細胞まで無理に剥がしてしまい、毛穴や毛穴周りにダメージを与えるリスクも高まるのです。

また、角栓をパックで取り去った後にきちんとケアをしなければ、毛穴が開いたままになり、さらに目立つことにもなりかねません。

毛穴パックを使用する場合は、週1回程度に控えるようにしましょう。

【保湿ケアを怠る】

角栓ができやすいTゾーンや小鼻は皮脂分泌量が多いため、べたつきを避けるために保湿ケアをあまりきちんとしないことがあります。

たとえば、さっぱりとした化粧水でスキンケアを終わらせたり、乾燥しやすいパーツにだけクリームを塗布して、Tゾーンや小鼻には塗布せずにそのまま放置したりすることも。

ですが、実は肌は乾燥によって過剰に皮脂分泌されることがあるのです。というのも、肌内部の水分が不足すると肌を守るバリア機能が低下してしまうことから、水分不足を補おうと皮脂分泌量が増えるため。

また、肌は乾燥するとターンオーバーも乱れるため、古い角質細胞が毛穴に溜まりやすくなり、結果的に毛穴の黒ずみの元になる角栓ができやすくなるのです。

正しい黒ずみケア

NG行動がわかったところで、次に黒ずみ毛穴にはどのようなケアをすればよいのか、見ていきましょう。

【ホットタオルで角栓を柔らかくする】

クレンジングや洗顔時に、小鼻やその周辺の毛穴の黒ずみや皮脂のべたつきを取り除きたいからと、ゴシゴシ洗っても、角栓や毛穴汚れがなかなか思うようには取れないかもしれません。

なぜなら、毛穴に詰まった角栓は硬くなっており、毛穴自体も硬く閉じているからです。そのため、まずは角栓を柔らかくして毛穴を緩めることがポイントに。

そこで活用したいのがホットタオルです。クレンジング・洗顔前にホットタオルで角栓が気になる部位を温めることで、角栓が柔らかくなりって毛穴も緩みます。そうすると、角栓などの毛穴汚れが落ちやすくなり、毛穴詰まりが徐々に気にならなくなるのです。

【ホットタオル(蒸しタオル)の作り方】
1.清潔なタオルを軽く水で濡らします
2.1のタオルをロール状に巻いて、乾かないようにラップに包みます
3.500Wの電子レンジで50秒前後温めます ※ぬるい場合は10秒ずつ適温になるまで温めます

角栓ができる原因と除去・ケア方法を徹底解説!ホットタオル

必ず手でタオルの熱さを確かめてから顔に乗せ、ヤケドをしないように気をつけましょう。

【保湿成分配合のクレンジング・洗顔料で丁寧に洗う】

ホットタオルで角栓を柔らかくして毛穴を緩めたら、その状態ですぐにクレンジングもしくは洗顔をします。

このとき、角栓を落とすことだけを考えて脱脂力(油分を落とす力)の強すぎるクレンジング・洗顔料を使用すると、肌に必要な皮脂まで落として乾燥が進み、さらに余分な皮脂分泌を招くリスクがあります。

そのため、洗浄力はありつつも保湿成分が配合されており、洗顔後も潤いがキープできるタイプを使用することをおすすめします。

また、洗顔料は清潔な手のひら、または泡立てネットでよく泡立てて、手のひらと顔の肌のあいだに泡のクッションを置くようにして、優しく汚れを吸着するようにしましょう。

黒ずみ毛穴対策の洗顔方法

凹凸のある小鼻などは、指の腹を使って丁寧に汚れとなじませてください。

最後に、約32~34度のぬるま湯ですすぎ残しがないように丁寧に洗い流しましょう。

すすぎの際に熱すぎるお湯を使うと、肌に必要な皮脂まで溶かしてしまい乾燥しやすくなるため、必ずぬるま湯にしてください。

【保湿ケアをする】

クレンジング・洗顔後は、肌が乾燥しやすい状態です。

肌が乾燥すると、ターンオーバーが乱れたり過剰な皮脂分泌を招いたり、角栓詰まりをはじめとした肌トラブルが起こりやすくなるため、すぐに保湿を重視したスキンケアをしましょう。

保湿成分配合の化粧水で不足しがちな水分を与えて、その後すぐに同じく保湿を重視した美容液・乳液またはクリームを順番に塗布します。

その際、凹凸のある小鼻などは、各スキンケアを塗るごとに指の腹を使って丁寧になじませて、隅々まで保湿美容成分が届くようにしましょう。

保湿スキンケアアイテム例

皮脂分泌が多く黒ずみ毛穴が目立つ場合は、毛羽立ちの少ないコットンに保湿美容成分入りの化粧水をたっぷりと浸し、毛穴が気になる部分に5分程度乗せて、コットンパックするのもおすすめです。

黒ずみ毛穴対策は健やかな肌環境から!

一度気になるとつい触ってしまいたくなる黒ずみ毛穴。ですが、無理に押し出したりこすったりすると、余計に悪化させてしまうとお分かりいただけたでしょうか。

まずは角栓を詰まらせない、潤いのある肌環境づくりを心がけて、適切なケアで理想の肌を目指しましょう。

毛穴ケアにおすすめのスキンケア商品

ここからは、気になる毛穴のケアにおすすめの保湿系スキンケアアイテムをご紹介します。

ボタニカルモイストウォッシュ

毛穴汚れをすっきりさせて潤い守る洗顔フォーム「ボタニカルモイストウォッシュ」。
ボタニカルモイストウォッシュ

もっちりとした濃密泡がモコモコのクッションになり、毛穴に詰まった皮脂や汚れを落としながら、肌に摩擦を与えずにやさしく洗い上げる洗顔料。

植物由来の洗浄成分と保湿効果が期待できる京都産カイコまゆエキス配合で、肌に必要な水分・油分は残して毛穴汚れはすっきり!

さらに、保湿成分の5種のヒト型セラミドと3種の植物幹細胞エキスが、乾燥しやすい肌に潤いを与えてバリア機能を整えます。

■ボタニカルモイストウォッシュの商品詳細はこちら

ミネラルシルクソープ

毛穴詰まりの元になる毛穴汚れや古い角質を巻き込んで、すっきりと落とす洗顔せっけん「ミネラルシルクソープ」。
ミネラルシルクソープ

肌の潤いを守りながら古い角質を優しく落とす、京都産カイコまゆエキス配合の丁寧に作られた「枠練りコールドプロセス」石けん。

海洋性ミネラル成分が豊富な沖縄産クチャ(海シルト、海泥)の微細な粒子が、毛穴奥の皮脂汚れやホコリを吸着します。

もっちりとした粘り泡が敏感肌・乾燥肌をやさしく包み込み、くすみのない透明美肌へ。肌を整えるムラサキ根エキスや保湿成分のオリーブ果実油やヤシ油配合で、しっとりとした潤い満ちる石けんです。

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ボタニカルモイストクレンジングミルク

メイクや毛穴汚れを、やさしく落とすミルククレンジング「ボタニカルモイストクレンジングミルク」。
ボタニカルモイストクレンジングミルク

保湿成分4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキス配合で、メイクや毛穴汚れは落としつつ、敏感肌や乾燥肌に潤いとハリを与えるクレンジングミルク。

植物由来の洗浄成分と京都産カイコまゆエキスが、毛穴に詰まった皮脂やメイク汚れを優しくオフ。肌に必要な水分・油分は残して、美容成分が乱れやすい肌のバリア機能を整えます。パッチテスト、スティンギングテスト済。

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ボタニカルモイストローション

乾燥肌を潤いで満たし、みずみずしく保つ化粧水「ボタニカルモイストローション」。
ボタニカルモイストローション

4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスなどの保湿美容成分が、乾燥肌・インナードライ肌に潤いとハリを与えて、乱れがちなバリア機能を整える化粧水。

グリチルリチン酸2Kやアラントインなどの整肌・保湿成分が肌荒れを防いで、乾燥によるエイジングサインにもアプローチします。

ミネラル豊富なボタニカルウォーターが角層に浸透して、ハリのあるみずみずしい肌へ。敏感肌パッチテスト済。

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ボタニカルモイストセラム

年齢サインが気になる肌に、ふっくらハリを与える美容液「ボタニカルモイストセラム」。
ボタニカルモイストセラム

保湿美容成分ヒアルロン酸や4種のヒト型セラミド、5種の植物幹細胞エキスやカイコまゆエキスが、乾燥肌や年齢肌に不足しがちなハリと潤いをプラスし、肌表面のバリア機能を整える美容液。

カミツレ花エキスやセイヨウオトギリソウ花エキスなどの植物エキスが、目元・口元の乾燥ジワやたるみ毛穴などのエイジングサインが気になる肌をひきしめて、キメの整った肌へと導きます。

■ボタニカルモイストセラムの商品詳細はこちら

ボタニカルモイストクリーム

乾燥肌に潤いや美容成分を閉じ込め、バリア機能を整えるクリーム「ボタニカルモイストクリーム」。
ボタニカルモイストクリーム

保湿成分スクワランが肌の水分蒸発を防いで、角層に潤いを閉じ込める保湿クリーム。

保湿美容成分6種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスが、乾燥肌・年齢肌に潤いとハリを与えて、肌表面のバリア機能を整えます。

さらに、整肌成分の油溶性ビタミンC誘導体が潤い満ちる明るい肌へと導き、使うほどにくすみのないハリツヤ肌へ。

■ボタニカルモイストクリームの商品詳細はこちら

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