毛穴を引き締めるには?毛穴が開く原因を把握して適切な対応を
2023/6/23712
スキンケアやメイクをするたびに気になる毛穴の凹凸。夕方になるとメイクの毛穴落ちが気になる……。そんな開いた毛穴に長年悩んでいる、という声は少なくありません!
ですが、どれだけ毛穴ケアをしていても、やり方が誤っていればますます毛穴が開いてしまい、さらには他のエイジングサインまで目立つようになることも。
そこでここでは、毛穴開きの主な原因と、日常でできる毛穴を引き締める手順やスキンケアの注意点、また改善したい生活習慣についてご紹介します。
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毛穴開きの原因とは
まずは、どうして毛穴が開いてしまうのか、その主な原因について見ていきましょう。
原因1:乾燥
一年中肌にかさつきがあったり、夏よりも冬のほうが毛穴が目立ったり、といった特徴があるのなら、毛穴が開いている原因は「肌の乾燥」かもしれません。
肌表面の角層の水分が不足していると、肌表面はハリを失いしぼんだ状態に。すると、肌表面にある毛穴の出口が開いて毛穴周りの影まで大きく目立っているのです。
なお、肌が乾燥すると、肌表面を外的刺激から守り、肌内部の水分蒸発を防ぐ「バリア機能」が衰えます。
すると、肌の生まれ変わりサイクル「ターンオーバー」も乱れやすくなるため、古い角質細胞が剥がれずに蓄積されて毛穴を防ぎ、開き毛穴から詰まり毛穴へと変化することもあります。
原因2:皮脂の過剰分泌
脂性肌で毛穴から皮脂が過剰分泌されやすい場合、毛穴の奥にある皮脂腺が元々大きく、毛穴が開きやすいと言えます。
また、実際は乾燥肌ながら、水分不足を補ってバリア機能を守ろうと過剰に皮脂が分泌されている「インナードライ肌」の場合も、毛穴が開きやすく目立つことになります。
原因3:加齢や紫外線によるたるみ
毛穴の形が丸型ではなく、楕円形のしずく型になっている場合、肌がたるんで下垂し、毛穴が開いて見えていると考えられます。
加齢や紫外線ダメージなどによって、肌の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンの機能が衰えたり、数が減少したりしていると、これらが担っている肌のハリ・弾力が低下するため、肌はたるみやすくなるためです。
※上図:コラーゲンやエラスチンの生成力の低下と肌のたるみのイメージ
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毛穴を引き締める手順
では、開いて目立っている毛穴を引き締めるには、どのようなケアをすればよいでしょうか。毎日取り入れたい、毛穴を引き締めるためのスキンケアの手順について見ていきましょう。
手順1:ホットタオルで肌を柔らかくする
開いた毛穴には、余分な皮脂やメイク汚れ、花粉やホコリなどが入り込んでいることがあります。そのため、まずは毛穴汚れを取るところから毛穴ケアをスタートさせましょう。
とはいえ、汚れが気になるからとゴシゴシと洗顔やクレンジングで洗いすぎると、肌が乾燥してさらに皮脂分泌量が増えてしまいます。
また、肌にダメージを与えることでバリア機能が損なわれ、ターンオーバーが乱れて毛穴づまりの原因である角栓ができやすい悪循環を生むことにも。
そこで、まずはホットタオルを当てて、硬くなった肌や角栓を柔らかくほぐします。
【ホットタオル(蒸しタオル)の作り方】
1.清潔なタオルを軽く水で濡らします
2.1のタオルをロール状に巻いて、乾かないようにラップに包みます
3.500Wの電子レンジで50秒前後温めます ※ぬるい場合は10秒ずつ適温になるまで温めます
必ず手でタオルの熱さを確かめてから顔に乗せ、ヤケドをしないように気をつけましょう。
手順2:毛穴の汚れをやさしく取る
ホットタオルで肌を柔らかくしたら、保湿成分配合のクレンジング剤や古い角質や汚れを吸着するクレイ配合の洗顔料を使って、潤いを残しながら洗います。
洗顔料を使用する場合は、よく泡立てて、泡のクッションで汚れを吸着させるようにして洗いましょう。
手順3:スキンケアで保湿する
洗顔をした後は、毛穴開きや過剰な皮脂分泌の原因になる肌の乾燥を防ぐために、保湿力のあるスキンケア(化粧水・美容液・クリーム)をすぐに塗布します。
片方の手で頬のたるみを持ち上げて、反対側の中指・薬指の腹で、毛穴の下から上に向かってクルクルと優しくマッサージしながら、スキンケアアイテムを毛穴になじませるように塗りましょう。
スキンケアの各工程の最後には、ハンドプレスをして成分を角層にきちんと浸透させてください。
なお、開き毛穴・たるみ毛穴がひどい場合は、コットンに保湿・エイジングケア美容成分配合の化粧水をたっぷりと含ませてから両頬に乗せて、5分程度コットンパックをするのもおすすめです。
スキンケアの注意点
先述したように、肌のハリが不足すると、肌のたるみによる毛穴開き(たるみ毛穴)が目立ちます。そのため、保湿やハリにアプローチできるスキンケアを心がけましょう。
肌内部の水分は、セラミドなどの保湿・保水成分によって維持されていますが、加齢などによってこれらの保湿成分を作り出す力が弱まると、角層の水分が失われてしまいます。
肌の水分が失われるとバリア機能が弱くなり、外部刺激を受けやすくなります。その結果、肌内部にまでダメージを受け、肌がたるみやすくなることで毛穴の開きなど毛穴トラブルにつながるのです。
そこで重要なのが、スキンケアでの保湿です。化粧水で水分を肌に入れたら、最後に乳液やクリームなどの油分で肌をカバーし、水分蒸発をふせぐことが重要です。
また乾燥対策には、肌の水分をキープして潤いを保持するセラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿・保水成分が配合されたものを選ぶようにしましょう。
生活習慣を改善して毛穴を引き締める
では、気になる毛穴を引き締めるためには、スキンケア以外にどのような生活習慣に気をつければよいのかチェックしていきましょう。
1.紫外線対策
紫外線(UV)は、肌のハリをなくしてたるみを誘発する大きな要因のひとつ。特に普段から紫外線対策をしていない方は、注意が必要です!
肌の老化の8割は紫外線によるものとも言われています。紫外線は、表皮を透過し真皮にまで届き、コラーゲンを傷つけたり、エラスチンを変性させる活性酵素の発生を促したりします。
なお、紫外線は一年中地表に降り注いでおり、日差しの弱い冬場や曇りの日であっても油断できません。シーズンや天候に関わらず、常にUVカット効果のあるアイテムを活用するようにしましょう。
2.栄養バランス・食生活の見直し
ソーセージやハムなどの加工肉や揚げ物、甘いものの食べ過ぎや飲み過ぎは、肌をたるませて毛穴を目立たせる要因になります。これは、「糖化(とうか)」とよばれる現象が関係します。
糖化とは、食事などから摂取した余分な糖分がタンパク質(=コラーゲンやエラスチン)や脂質と結合し、細胞にダメージを与えてしまう現象のこと。肌だけではなく、体全体の老化を引き起こす原因ともされます。
糖化によって作られるAGEsとよばれる悪性物質は、コラーゲン繊維などの繊維同士を結合させることで伸縮性を奪い、肌のハリを失わせます。さらに、AGEsは細胞に色素沈着することから、たるみだけではなく、くすみやシミの原因にもなるため要注意なのです。
肌の健康維持に欠かせないビタミン類の不足や、血行促進に必要な鉄分の不足も肌の不調につながるため、栄養バランスのよい食事を摂ることを心がけましょう。
3.運動や入浴で汗をかく
運動や入浴で汗をかくことは、健やかな肌づくりの土台になります。
人の肌は、汗をかくことで弱酸性が保たれています。そして、健やかな肌に欠かせない正常なターンオーバーは、肌が弱酸性の時にこそキープできるのです。
そのため、運動や入浴で良質の汗をかくことで、弱酸性の肌を保つことがポイントに。
入浴時はシャワーだけではなく浴槽につかり、ゆっくりと汗をかきましょう。長時間の入浴が苦手な方は、水圧による負担の少ない半身浴がおすすめです。
また、適度な有酸素運動(ウォーキング、サイクリング、水泳など)は、汗をかくと共に、細胞の修復に欠かせない成長ホルモンの分泌を促す効果も期待できます。
※汗をかいた後は、しっかりと水分補給を欠かさないように注意しましょう。
正しいスキンケアと生活習慣で毛穴が気にならない肌へ
毛穴の開きは、皮脂や詰まりを無理に取ろうとするほど目立つようになるため本末転倒です。
摩擦を与えない正しい保湿重視のスキンケアと日々の紫外線対策、また食生活や運動習慣などの内側からの改善によって、年齢やダメージに負けない健やかな毛穴のない肌づくりを目指すようにしましょう。
毛穴におすすめのスキンケア商品
ではここからは、気になる毛穴におすすめのスキンケアアイテムをご紹介します。
ボタニカルモイストウォッシュ(洗顔料)
毛穴汚れをすっきりさせて潤い守る洗顔フォーム「ボタニカルモイストウォッシュ」。
もっちりとした濃密泡がモコモコのクッションになり、毛穴に詰まった皮脂や汚れを落としながら、肌に摩擦を与えずにやさしく洗い上げる洗顔料。
植物由来の洗浄成分と保湿効果が期待できる京都産カイコまゆエキス配合で、肌に必要な水分・油分は残して毛穴汚れはすっきり!
さらに、保湿成分の5種のヒト型セラミドと3種の植物幹細胞エキスが、乾燥しやすい肌に潤いを与えてバリア機能を整えます。
ミネラルシルクソープ(固形石けん)
毛穴詰まりの元になる毛穴汚れや古い角質を巻き込んで、すっきりと落とす洗顔せっけん「ミネラルシルクソープ」。
肌の潤いを守りながら古い角質を優しく落とす、京都産カイコまゆエキス配合の丁寧に作られた「枠練りコールドプロセス」石けん。
海洋性ミネラル成分が豊富な沖縄産クチャ(海シルト、海泥)の微細な粒子が、毛穴奥の皮脂汚れやホコリを吸着。保湿効果や肌整効果が期待できます。
もっちりとした粘り泡が乾燥しやすい肌をやさしく包み込み、くすみのない透明美肌へ。肌を整えるムラサキ根エキスや保湿成分のオリーブ果実油やヤシ油配合で、しっとりとした潤いが楽しめる石けんです。
ボタニカルモイストクレンジングミルク(メイク落とし)
メイクや毛穴汚れを、やさしく落とすミルククレンジング「ボタニカルモイストクレンジングミルク」。
保湿成分4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキス配合で、メイクや毛穴汚れはすっきり落としつつ、ゆらぎやすい肌に潤いとハリを与えるクレンジングミルク。
植物由来の洗浄成分と京都産カイコまゆエキスが、毛穴に詰まった皮脂やメイク汚れを優しくオフ。肌に必要な水分・油分は残して、美容成分が乱れやすい肌のバリア機能を整えます。パッチテスト、スティンギングテスト済。
ボタニカルモイストローション(化粧水)
乾燥肌・インナードライ肌を潤いで満たし、みずみずしく保つ化粧水「ボタニカルモイストローション」。
4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスなどの保湿美容成分が、乾燥肌・インナードライ肌に潤いとハリを与えて、乱れがちなバリア機能を整える化粧水。
グリチルリチン酸2Kやアラントインなどの整肌・保湿成分が肌荒れを防いで、乾燥によるエイジングサインにもアプローチ。
ミネラル豊富なボタニカルウォーターが角質にすっと浸透して、ハリのあるみずみずしい肌へと導きます。敏感肌パッチテスト済。
ボタニカルモイストセラム(美容液)
年齢サインが気になる肌に、ふっくらハリを与える美容液「ボタニカルモイストセラム」。
保湿美容成分ヒアルロン酸や4種のヒト型セラミド、5種の植物幹細胞エキスやカイコまゆエキスが、乾燥肌や年齢肌に不足しがちな潤いとハリをプラスし、肌表面のバリア機能を整える美容液。
カミツレ花エキスやセイヨウオトギリソウ花エキスなどの植物エキスが、目元・口元の乾燥ジワやたるみ毛穴などのエイジングサインが気になる肌をひきしめて、キメの整った肌へと導きます。
ボタニカルモイストクリーム
保湿成分スクワランが肌の水分蒸発を防いで、角層に潤いを閉じ込める保湿クリーム「ボタニカルモイストクリーム」。
保湿美容成分6種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスが、乾燥肌・年齢肌に潤いとハリを与えて、肌表面のバリア機能を整えます。
さらに、整肌成分の油溶性ビタミンC誘導体が潤い満ちる明るい肌へと導き、使うほどにくすみのないハリツヤ肌へ。
ミネラルシルクマットベース(化粧下地)
皮脂をブロックして毛穴をカバーするマット系化粧崩れ防止下地「ミネラルシルクマットベース」
皮脂吸着パウダーが余分な皮脂を吸着してテカリや崩れを防ぎ、さらりとした肌を保つ、皮脂テカリ防止マット系メイク下地。肌表面に膜を形成して皮脂を内側に抱え込み、皮脂を広げることなく一日中キープします。
紫外線カット効果(SPF40 PA++++)やブルーライトカット効果(97.5%)があり、色素沈着の原因になる外部刺激から肌を優しく守ります。保湿成分ヒト型セラミド配合で、肌に潤いを与えて乾燥を防ぎます。
敏感肌にやさしい低刺激処方で、シリコン、石油系界面活性剤・紫外線吸収剤など9つの無添加処方。石けんで落ちる処方。
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