顔の毛穴が開く原因は?開き毛穴におすすめのスキンケアと対策

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2022/8/231195

鏡を見るたびにため息が出る毛穴の開きは、多くの方が抱える肌のトラブルのひとつ。きちんとケアしているはずなのに変化がない……、という方は多いのではないでしょうか。

顔の毛穴が開く原因は?開き毛穴におすすめのスキンケアと対策

もしかしたらその原因は、ご自身の肌にあった適切なケアができていないのかもしれません。さらに、肌に合わないケアを続けていると、逆に毛穴を広げる可能性も!

そこでここでは、肌質や年代にあった適切な毛穴対策を行うために、毛穴の開きの種類や特徴、主な毛穴の開きの原因と対策をご紹介します。

開き毛穴の種類と特徴

毛穴が開いてきたなと感じたときはまず、ご自身の毛穴はどういった状況なのかを鏡を見て確認してみましょう。

開き毛穴の種類は大きく分けて、以下の2つがあげられます。

皮脂の過剰分泌による毛穴の開き

鏡を見て、ぽっかりと広がった毛穴や、黒ずみや白いブツブツとしたものが毛穴につまって目立つ場合、皮脂の過剰分泌による毛穴の開きと考えられます。

毛穴は、汗や皮脂の通り道となっています。本来毛穴は、汗や皮脂などが混じった皮脂膜で肌をカバーし、紫外線や乾燥など外的刺激から肌を守ったり、肌内部の水分蒸発をふせいで潤いを守ったり、汗や皮脂と一緒に老廃物を排出したりと、大切な役割をはたしています。

しかし、なんらかの原因によって皮脂が過剰に分泌されている場合、皮脂が排出される毛穴の出口が大きく広がったままになってしまい、毛穴が目立つ状態に。

毛穴トラブルの種類

また、過剰に分泌された皮脂と古い角質やメイク汚れ、ごみなどがまざってできた角栓が毛穴につまると、白いブツブツした角栓が目立つようになり、その角栓が酸化して黒ずみとなると、さらに目立つようになるのです。

肌のたるみによる毛穴の開き

鏡を見て、縦長に伸びたしずく型の毛穴が目立ったり、肌を持ち上げると毛穴が目立たなくなる、といった場合、肌のたるみによる毛穴の開きと考えられます。

加齢や乾燥によるダメージなどが原因で、肌の奥にあるコラーゲンやエラスチンなど肌のハリを保つ成分が減少すると、肌の弾力が失われます。

すると、皮膚上にある毛穴も一緒に重力に引っ張られてたるむため、縦方向に下垂し、以前と比べて目立ちやすくなってしまうのです。また、伸びた毛穴同士がくっついて線状になり、シワのようになることもあります。

顔の毛穴開きの原因は?

では次に、肌質別、部位別、年代別での毛穴開きの主な原因を見ていきましょう。

【肌質別】毛穴開きの原因

トラブルを起こしている肌質は大きく分けて、脂性肌、乾燥肌、敏感肌、ニキビ肌の4つに分類されます。

肌質は、水分量や皮脂の分泌量によって変化し、ご自身の肌質がわからないままスキンケアをしていると効果が出にくいだけでなく、悪影響を及ぼすこともあります。

まずは肌質を確かめ、毛穴開きの原因を探っていきましょう。

【脂性肌】
脂性肌は、朝起きるとすでに肌が皮脂でべたついていたり、吹き出物やニキビができやすかったりするのが特徴的。元々毛穴の奥にある皮脂腺が大きく、毛穴の出口が大きいとされます。

また、皮脂の過剰分泌によってさらに毛穴が大きく開くため、毛穴が目立ってしまいます。特に思春期ニキビができやすい10代は、皮脂分泌を促す男性ホルモンが性別問わず多くなるため、脂性肌になりやすくなります。

【乾燥肌】
乾燥肌は、肌が常にカサカサしていたり、かゆみやかぶれを感じやすいのが特徴的。

乾燥肌は肌の保水力や皮脂量が足りていない状況で、さらに乾燥が進むと肌のたるみをひき起こします。このたるみによって毛穴が縦方向に伸びてしまうと、しずく型の毛穴が目立ちやすくなるのです。

【敏感肌】
敏感肌は、ハウスダストや紫外線などの外的刺激によって炎症をおこしたり、かゆみやヒリヒリ感がすぐに肌に出やすいのが特徴的。

不規則な生活やストレス、季節の変わり目、ホルモンバランスの乱れなどで肌が敏感になりやすく、不安定な肌状態が続で潤いが不足した結果、乾燥して毛穴が開きやすくなります。

【ニキビ肌】
ニキビ肌は、まさにニキビができやすいのが特徴的。

また、脂性肌と乾燥肌が部分的にでる「混合肌」でもニキビで悩む方が多く、大人ニキビの原因は糖分や油分が多い食事やストレス、ホルモンバランスの乱れなどさまざまな要因が関係しているとされます。

ニキビは潰すと傷跡になり、毛穴が開いてしまうことも。また、ニキビが悪化してクレーター状にへこみ、毛穴が大きく開いたままになることもあります。

赤ニキビや黄ニキビの段階

【部位別】毛穴開きの原因

部位によっても毛穴開きの原因や特徴がことなる場合があります。

【頬】
頬にできやすい毛穴開きは、肌のたるみが原因といわれています。

加齢や乾燥などによるダメージによって、肌の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンなど肌のハリを保つ成分が減少し、肌自体がたるむことで毛穴が開きやすくなるのです。

たるみによる毛穴の目立ちは、頬やほうれい線周辺にできやすいため、頬やほうれい線を上方に引っ張って毛穴が目立たなくなる場合、肌のたるみによる毛穴開きの可能性が高いと判断できます。

【鼻】
鼻にできやすい毛穴開きは、皮脂の過剰分泌が原因といわれています。

鼻は皮脂の分泌量が多い部位であり、過剰分泌された皮脂による毛穴の広がりや、皮脂と古い角質やメイク汚れ・ごみなどがまざってできた角栓が毛穴につまると、白いブツブツや角栓が酸化した黒ずみができやすいのです。

【眉間・おでこ】
眉間やおでこにできやすい毛穴開きは、鼻と同様、皮脂の過剰分泌が原因といわれています。

眉間やおでこも元々皮脂の分泌量が多く、かつ紫外線を受けて乾燥しやすい部位。そのため、水分不足を補おうと皮脂腺が活発になって皮脂を過剰分泌させるため、結果的に角栓が毛穴に詰まりやすくなるのです。

【年代別】毛穴開きの原因

【10代】
成長期の10代では、皮脂分泌を促進する男性ホルモンが、性別に関係なく急激に増加します。また、学校や受験、就活などのストレスや生活習慣の乱れなどによっても皮脂分泌が促進されるため、ニキビができやすく毛穴も開きやすい状態となっています。

ニキビができてしまった場合、つぶしてしまうと傷跡がのこり、毛穴が大きくクレーター状に開いてしまうこともあるので注意が必要です。場合によっては皮膚科などの診断もおすすめします。

【20代】
20代では、10代に引き続き皮脂分泌量が多い傾向にあるため、皮脂成分の分泌による毛穴の開きが考えられます。

ですが、別の原因として肌の乾燥もあげられます。

というのも、20代以降、特に25歳以降は肌内部の保湿成分量が減少してくることから、肌の表面でシャッターのように働くバリア機能が衰えやすくなります。

バリア機能が正常な肌と壊れた肌

すると、紫外線や外気の乾燥などの外部刺激によりダメージを受けやすく、また、肌内部の水分が蒸発しやすくなるため、さらに乾燥しやすい肌の状態になってしまうのです。すると、肌の水分不足による乾燥をカバーするために、毛穴から皮脂が過剰分泌されてしまうのです。

そのため、本当は乾燥肌ながら「自分は脂性肌」だと勘違いし、毛穴の皮脂や汚れを気にして過剰に洗顔をしている場合、さらに乾燥肌に陥ってしまい、毛穴トラブルを促進させることもあるので注意が必要です。

【30代以降】
30代からは、20代から徐々に減少する保湿成分がさらに減少することで、肌内部の乾燥が進みます。

また、10代、20代では皮脂の過剰分泌からくる毛穴の開きが主な原因でしたが、30代からは本格的に肌のたるみによる毛穴の広がりが現れやすくなります。

30代40代50代のコラーゲンなど減少図

そのため、たるみを進行させないように本格的に肌のハリをキープするエイジングケアアイテムをスキンケアで取り入れたり、生活習慣を見直したりするなど保湿・ハリ対策をすることが大切です。

毛穴開きを目立たせないための対策

では、毛穴開きをケアするにはどのような対策を行えばよいのか、見ていきましょう。

肌をいたわる洗顔を心がける

毛穴につまった余分な皮脂や汚れを除去するために、毎日の洗顔はとても重要です。忙しくても一日の終わりにはきちんとメイクオフや洗顔をおこない、うっかりそのまま寝てしまわないように気をつけましょう。

洗顔の際のポイントは、まず洗顔前に手はしっかり洗いましょう。そのままでは、手の油や汚れで泡立ちが悪くなり、また手に雑菌がついているリスクを避けるためです。

洗顔料をよく泡立てた後、泡をTゾーン(額から鼻)に先に置き、次に顔全体にのせてから、泡をクッションのようにしてやさしく洗います。その際は、ゴシゴシと強くこすって、顔の肌に刺激を与えないよう気を付けてください。

泡洗顔

すすぎの際は、ぬるま湯(32~34度程度)で肌のぬめりがなくなるまでしっかりすすぎましょう。

なお、洗顔は基本的に朝晩一日2回までにして、肌を守るための皮脂を落としすぎないように注意してください。

エイジングケアで肌のハリを保つ

肌のハリが不足すると、肌のたるみによる毛穴開きが目立ちます。そのため洗顔の次は、保湿やハリにアプローチできるエイジングケアを心がけましょう。

肌内部の水分は、セラミドなどの保湿・保水成分によって維持されていますが、加齢などによってこれらの保湿成分を作り出す力が弱まると、角層の水分が失われてしまいます。

肌の水分が失われるとバリア機能が弱くなり、外部刺激を受けやすくなります。その結果、肌内部にまでダメージを受け、肌がたるみやすくなることで毛穴の開きなど毛穴トラブルにつながるのです。

そこで重要なのが、スキンケアでの保湿です。化粧水で水分を肌に入れたら、最後に乳液やクリームなどの油分で肌をカバーし、水分蒸発をふせぐことが重要です。

また乾燥対策には、肌の水分をキープして潤いを保持するセラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿・保水成分が配合されたものを選ぶようにしましょう。

さらに、肌老化を予防するためには紫外線対策も必須です。紫外線は、シミやそばかすの原因になるだけでなく、肌の細胞にダメージを与えて老化を促進します。老化が進み肌のハリが低下すると、毛穴の広がりにつながるため、毎日の紫外線対策に注意しましょう。

ベースメイクを塗りすぎない

開き毛穴や黒ずみ毛穴は、ファンデーションなどのベースメイクだけでカバーするのは難しいといわれています。また、ベースメイクを塗りすぎると余計に毛穴が目立つ原因になってしまいます。

例えば、毛穴の黒ずみや角栓の上にファンデーションを塗ると、メイク後しばらくはキレイにカバーされているように見えますが、時間がたつと毛穴の真上の部分だけファンデーションが皮脂で溶け、毛穴だけ浮いて見えるようになります。

これは特に、皮脂分泌量の多い脂性肌や若い世代に起こりやすいと言えます。そういったことから、毛穴が気になるからといってベースメイクを厚く塗りすぎるのはおすすめできません。

ファンデーション自体は適切な量を心がけ、先に皮脂コントロール系のベース(化粧下地)を仕込んでおくと、メイクが崩れにくくなり、毛穴が目立つことを避けられます。

生活習慣を見直す

規則正しい生活や栄養バランス、適度な運動を心がけましょう。たとえば、脂質や糖質の多い脂っこい食事や甘い食べ物は、過剰な皮脂分泌につながり、毛穴を目立たせてしまうため、避けることをおすすめします。

また、睡眠不足や運動不足は、成長ホルモンの分泌を妨げたり、代謝を落としたりする原因となります。このことが、肌のターンオーバーを阻害し、肌の状態を不安定にさせます。以上から、美肌作りに重要なビタミンA、皮脂分泌をコントロールするビタミンB2やB6などを積極的に取りましょう。

ビタミンA

肌自体をケアすることも重要ですが、身体の中からケアすることも健やかな肌づくりには重要であることを忘れないようにしましょう。また、どうしても食生活が乱れがちになってしまうという方は、ビタミンやミネラルをサプリメントで補うという方法もあります。

開き毛穴の原因を理解してケアしましょう!

開き毛穴の悩みは、単に皮脂のべたつきや毛穴につまった汚れや角栓を取り除くだけでは解決できません。

自身の毛穴の状態を正しく理解した上で、根本的な毛穴ケアを行うことで理想の肌に近づけるように、毎日の生活習慣を見直してみましょう。

毛穴ケアにおすすめの商品

ここからは、気になる毛穴にアプローチするおすすめスキンケア・メイク下地をご紹介します。

ボタニカルモイストウォッシュ(洗顔料)

毛穴汚れを潤い守って洗い上げる洗顔フォーム「ボタニカルモイストウォッシュ」。
ボタニカルモイストウォッシュ

もっちりとした濃密泡がモコモコのクッションになり、毛穴に詰まった皮脂や汚れを落としながら、肌に摩擦を与えずにやさしく洗い上げる洗顔料。

植物由来の洗浄成分と保湿効果が期待できる京都産カイコまゆエキス配合で、肌に必要な水分・油分は残して汚れをすっきりに!

さらに、保湿成分の5種のヒト型セラミドと3種の植物幹細胞エキスが、乾燥しやすい肌に潤いを与えてバリア機能を整えます。

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ボタニカルモイストクレンジングミルク(メイク落とし)

メイクや毛穴汚れを、やさしく落とすミルククレンジング「ボタニカルモイストクレンジングミルク」。
ボタニカルモイストクレンジングミルク

保湿成分4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキス配合で、メイクや毛穴汚れはすっきり落としつつ、ゆらぎやすい肌に潤いとハリを与えるクレンジングミルク。

植物由来の洗浄成分と京都産カイコまゆエキスが、毛穴に詰まった皮脂やメイク汚れをオフ。肌に必要な水分・油分は残して、美容成分が乱れやすい肌のバリア機能を整えます。パッチテスト、スティンギングテスト済。

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ボタニカルモイストローション(化粧水)

乾燥肌・インナードライ肌を潤いで満たし、みずみずしく保つ化粧水「ボタニカルモイストローション」。
ボタニカルモイストローション

4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスなどの保湿美容成分が、乾燥肌・インナードライ肌に潤いとハリを与えて、乱れがちなバリア機能を整える化粧水。

グリチルリチン酸2Kやアラントインなどの整肌・保湿成分が肌荒れを防いで、乾燥によるエイジングサインにもアプローチ。

ミネラル豊富なボタニカルウォーターが角質にすっと浸透して、みずみずしい肌へと導きます。敏感肌パッチテスト済。

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ボタニカルモイストセラム(美容液)

年齢サインが気になる肌に、ふっくらハリを与える美容液「ボタニカルモイストセラム」。
ボタニカルモイストセラム

保湿美容成分ヒアルロン酸や4種のヒト型セラミド、5種の植物幹細胞エキスやカイコまゆエキスが、敏感肌に不足しがちな潤いとハリをプラスし、肌表面のバリア機能を整える美容液。

カミツレ花エキスやセイヨウオトギリソウ花エキスなどの植物エキスが、目元・口元の乾燥ジワなどのエイジングサインが気になる肌をひきしめて、キメの整った肌へと導きます。

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ボタニカルモイストクリーム(保湿クリーム)

ビタミンC誘導体配合! 潤い与えてバリア機能を整えるクリーム「ボタニカルモイストクリーム」。
ボタニカルモイストクリーム

保湿成分スクワランが肌の水分蒸発を防いで、角層に潤いを閉じ込める保湿クリーム。

保湿美容成分6種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスが、乾燥肌に潤いとハリを与えて、肌表面のバリア機能を整えます。

さらに、整肌成分の油溶性ビタミンC誘導体が潤い満ちる明るい肌へと導き、使うほどにくすみのないハリツヤ肌へ。

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ミネラルシルクマットベース(化粧下地)

皮脂をブロックして毛穴をカバーするマット系化粧崩れ防止下地「ミネラルシルクマットベース
ミネラルシルクマットベース

皮脂吸着パウダーが余分な皮脂を吸着してテカリや崩れを防ぎ、さらりとした肌を保つ、皮脂テカリ防止マット系メイク下地。肌表面に膜を形成して皮脂を内側に抱え込み、皮脂を広げることなく一日中キープします。

紫外線カット効果(SPF40 PA++++)やブルーライトカット効果(97.5%)があり、色素沈着の原因になる外部刺激から肌を優しく守ります。保湿成分ヒト型セラミド配合で、肌に潤いを与えて乾燥を防ぎます。

敏感肌にやさしい低刺激処方で、シリコン、石油系界面活性剤・紫外線吸収剤など9つの無添加処方。石けんで落ちる処方。

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