日焼け後のケア│タイムリミットは72時間!肌ケア+食事ケアで徹底対策

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2019/8/93429

日頃から日焼け止めクリーム、日傘、帽子、サングラスなどで、紫外線対策を完璧に行っているつもりでも、気がつくとうっかり日焼けをしてしまっていること、ありますよね。

日焼けの予防「紫外線対策」はもちろん大切ですが、うっかり日焼けをしてしまった時には、早急な「アフターケア」が何よりも重要。

日焼けの跡

これくらい大丈夫でしょ……と油断をしてアフターケアを怠っていると、紫外線による肌ダメージはどんどんと蓄積されて、将来肌の老化を招き後悔することになってしまいます!

そこで、未来の美肌を守るため、日焼けのメカニズムを知り、日焼けをしてしまった際の正しいアフターケアの方法を学びましょう。

日焼けしやすい人、しにくい人の違いは何?

日焼けには、「サンバーン(sunburn)」「サンタン(suntan)」という2種類があります。

紫外線を浴びると肌が赤くなり、ヒリヒリとした痛みを伴う炎症状態になることがありますが、これは紫外線で皮膚が「やけど」をしている状態。これを「サンバーン」と呼びます。

一方「サンタン」とは、サンバーン後に肌が黒くなった(色素沈着した)状態のことです。

実は、人によりサンバーンとサンタンの程度は異なります。

色白の人がサンバーンを起こしやすいのに対し、色黒の人は比較的サンバーンを起こし難く、すぐにサンタンの状態になりやすい傾向にあるのです。

その理由は、メラニン色素を合成する力の違い。

肌にはメラノサイトと呼ばれる色素を作り出す細胞があり、紫外線を浴びるとこのメラノサイトでメラニン色素(褐色の色素)が作られます。

メラニン色素は紫外線を吸収し、肌の奥まで紫外線が入り込まないように防ぐ役割を担っています。つまり、肌の色が黒くなるサンタンは、紫外線から身を守るための肌の「防衛反応」なのです。

ところが、色白の人はメラニン色素を合成する力がもともと弱いため、サンタンは起こり難いのですが、その代わりサンバーンを起こしやすく、紫外線ダメージを受けやすい人といえます。

日差しを浴びても肌色が黒くなりにくいというのは、色白肌に憧れる女性にとってはうらやましい限りですが、実は紫外線から肌を守る力が弱いという弱点があるのです。

その一方で色黒の人は、紫外線を浴びてすぐに肌色が黒くなるため、サンバーンを起こさないと思われがちですが、それは間違い。

色白の人に比べてメラニン色素の合成力が高いので、紫外線ダメージから肌を守る力は強いですが、やはり紫外線を浴びた時には程度の差はあっても、サンバーンは起こります。油断は禁物です!

日焼け後のケア、タイムリミットは72時間

日焼け後のケアは、とにかくできるだけ早く行うことが重要! できれば72時間以内にアフターケアを行いましょう。

なぜなら、サンバーンとサンタンは、いずれも紫外線を浴びてから72時間以内に始まるからです。

砂時計

サンバーンは、紫外線を浴びたてから8時間~24時間後にピークを迎え、その後数日間炎症が続く場合があります。

そしてもう一つの日焼けであるサンタンについては、紫外線を浴びてから約72時間後からメラニン色素の合成が始まり、その後1ヶ月以上続くことも。

肌のやけどであるサンバーンについては、日焼け直後からケアが必要なのはもちろんのこと、サンタンについても、メラニンの合成が始まる72時間以内にアフターケアに取りかかることで、色素沈着による将来のシミを防ぎ、美肌を保つことができるのです。

日焼け後、72時間以内に行うべき具体的なケアは次のとおり。

【ステップ1】冷やす
【ステップ2】肌の外側・内側からの水分補給
【ステップ3】睡眠

1.冷やす

日焼け後、まず初めに行わなければいけないことは、肌を「冷やす」ことです。

サンバーンを起こした肌は「やけど」をしている状態。このやけどを放置しておくと、炎症がひどくなり、シミやシワ、乾燥や肌荒れといった肌トラブルを招いてしまうので注意が必要です。

日焼けをした部分は、濡れタオルや、保冷剤をタオルで巻いたもので冷やしましょう。シャワーや冷水などで冷やすのもOK。

ただし、サンバーンを起こした肌はとても敏感になっています。そのため、勢いよくシャワーをあてたり水をかけたりしてしまうと、刺激が強すぎて肌に負担になるのでNG。

水で肌を冷やすときは、肌の上をやさしく流すようにして日焼けをした部分を冷やすと良いでしょう。

その他にも注意したい点があります。それは、肌を冷やす際、発熱時に肌に貼り付けて使う「冷却シート」や「湿布」などを使用することは絶対厳禁だということ。

冷却シートや湿布は、剥がす時に皮膚を引っ張ってしまい、やけど状態の肌を痛めてしまう恐れがあるため、日焼け後のケアには向いていないので注意しましょう。

2.肌の外側・内側からの水分補給

肌をしっかりと冷やして炎症を沈めたら、次は水分補給!

日焼け後の肌は水分が奪われて脱水状態になっているため、たっぷりと保水・保湿を行うことが重要です。

日焼けをした肌はいつもよりも刺激に敏感になっているため、なるべく肌に刺激が少なく、かつ保水力の高いスキンケアアイテムで、肌に水分を与えましょう。

また、内側からの水分補給も大切。日焼け後は体内の水分も失われているため、水やスポーツドリンクを飲んで体の内側からも水分を取り込むと◎。

3.睡眠

肌を冷やし、水分補給をしっかりと行った後は、質のいい睡眠をたっぷり取ることが重要です。

ヒトの体では寝ている間に成長ホルモンが分泌され、ターンオーバー(細胞の新陳代謝)を促して肌のダメージを修復します。

そのため、日焼けの後はしっかりと睡眠時間を確保して、体を休めることが必要なのです。

サンタンを起こして黒くなった肌も、ターンオーバーがスムーズに行われていれば、時間をかけて徐々に元の肌色に戻ります。

しかし、ターンオーバーが乱れて滞ってしまった肌では、メラニン色素により黒くなった細胞が排出されずにとどまり続けることになるため、結果としてシミになってしまうのです。

日焼けによるシミを定着させてしまわないためにも、日焼け後は十分な睡眠を取って、紫外線ダメージを受けた肌がスムーズに再生するよう、アフターケアに努めましょう。

食事で内側からの日焼けケア

日焼け後は肌のケアだけではなく、食事による体内からのケアにも気を配りたいところ。

栄養素食品

特に日焼け後に摂取したい栄養素としては、「ビタミンC」「ビタミンE」「ビタミンA」「リコピン」などが挙げられます。

それぞれの栄養素の働きと、代表的な食品は次のとおり。

【ビタミンC】
シミの原因となるメラニンの過剰生成を抑制し、さらにコラーゲンの生成を促して肌にハリと弾力をもたらします。また、抗酸化作用があるので、紫外線によって発生する活性酸素を抑制し、肌の老化(酸化)を防ぐ効果が期待できます。

<食品例>
赤パプリカ、ブロッコリー、カリフラワー、いちご、かぼちゃ、緑茶(玉露) など

【ビタミンE】
ビタミンCと同じく、抗酸化作用が高い栄養素。血行を良くして新陳代謝を助ける働きがあるため、肌のターンオーバーをスムーズにして、シミやそばかすを予防する効果が期待できます。

<食品例>
アーモンド、ツナ缶、たらこ、かぼちゃ、赤パプリカ など

【ビタミンA】
皮膚や粘膜を正常に保つ働きのある栄養素。ビタミンAにも抗酸化作用があり、ビタミンC、ビタミンEと一緒に取ることで、相乗効果が期待できます。

<食品例>
鶏レバー、うなぎ、モロヘイヤ、にんじん、ほうれんそう など

【リコピン】
抗酸化作用が非常に高い栄養素。リコピンの抗酸化作用はビタミンEの100倍以上ともいわれています。

<食品例>
トマト、スイカ、柿、あんず、パパイア、マンゴー など

紫外線対策とアフターケアで、日焼けの徹底対策を!

シミやシワ、たるみといった肌老化の原因の80%は、「紫外線」の影響によるものだといわれています。

紫外線による肌へのダメージは、じわじわと蓄積されていくものだからこそ、未来の白くハリのある美肌のためには、今日の紫外線対策・日焼け後のケアが何よりも大切!

美肌の女性

まずは、日焼け止めクリームなどのUVケアアイテムを駆使して日焼けをしない対策を。

そして万が一、日焼けをしてしまったときには、今回ご紹介した方法で、肌の外側・内側の両方から、日焼け後のダメージを防ぎましょう。すべては未来の美肌のために!

◆日焼け後の敏感肌にもやさしい低刺激「ボタニカルセンシティブシリーズ」

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