繰り返すこめかみニキビ―できやすい原因とすぐに行いたい改善方法
2016/6/1544238
鏡を見る度に気になるニキビのひとつに「こめかみニキビ」があります。こめかみニキビが出来る人は、同じ場所に繰り返すことが多く、さらには赤く腫れ上がって痛みを伴うことも。
いつまでも出来てしまう「こめかみニキビ」の原因と、できる限り繰り返さないように、今日からすぐにできる対策をご紹介します。
◆皮脂腺が多い部位
「ニキビ」とは、角層(肌表面の層)がなんらかの影響により「毛穴の出口を塞ぐ」ことで、毛穴の中で分泌されている皮脂が毛穴に詰まり、「アクネ菌」が繁殖することで炎症を起こす現象を指します。
そもそも「こめかみ」は皮脂腺自体が多いため、比例して皮脂の分泌量も多く、毛穴に詰まりやすい部位です。さらには髪の生え際に近いために、髪の毛に触れやすいと言えます。
ではなぜ髪の毛が触れるとニキビになりやすいのでしょうか。
◆髪の毛と添加物
髪の毛は頭皮からの油分の他に、外部のホコリや汚れが付着しています。
またワックスやスプレー、ムースなどのヘアスタイリング剤もつけるため、それらの添加物がこめかみ(の毛穴)に触ると刺激となり、ニキビという「毛穴の炎症状態」を引き起こすのです。
こめかみニキビができている、もしくはよく出来る方は、寝ている際に汚れた髪が顔に触ったり、寝具に添加物を移して肌に付着させないために、毎日シャンプーをして寝るようにしましょう。
◆洗顔料のすすぎ残し
見落としがちなのが「洗顔料・シャンプー・リンスなどのすすぎ残し」。
髪の生え際まできちんと流していないと、こめかみ周辺に洗顔料などの「カス」が残留し、毛穴づまりを誘発します。
特に帰宅後、お風呂に入る前に洗面所でメイクを落とす方は、クレンジング剤や洗顔料の「すすぎ残し」が積み重なっている可能性が高いため、心当たりがある場合は注意してください。
※お風呂に入る際は、シャンプーやリンス、トリートメント後に(ぬるま湯で)洗顔をして、全ての残留物をきれいに洗い流しましょう。
◆黄体ホルモンによる皮脂分泌
どれだけ「外部刺激」に対して注意しても改善されない場合は、身体の内側に原因があるのかもしれません。
そこで考えられるのが、「ホルモンバランスの乱れ」です。たとえば生理の約2週間前からニキビが出来やすい場合、それは「黄体ホルモン」が増えることによる「皮脂の過剰分泌」が原因なのです。
生理周期のほかに、睡眠不足やストレス、偏食などによってもホルモンバランスは乱れやすく、その結果、肌は「乾燥(皮脂ではなく、水分量不足)」や「皮脂過多」に傾きます。
この場合は、(基本的ですが)生活習慣を見直し、またスキンケアにピーリング・アイテムをプラスして、毛穴づまりを事前に予防しましょう。
※ピーリングにより刺激や肌荒れを感じる場合はおやめ下さい。また、メーカー指定の使用回数を守りましょう。やり過ぎると、健康な肌まで痛めてしまうため、ご注意下さい。
◆何気なく触っていませんか
髪に近い分、何気なく触ってしまうこめかみニキビ。しかし手や爪には雑菌が多く付着しています。
出来てしまったニキビには触らず刺激を与えないようにして、悪化させないようにしましょう。また原因に心当たりがある場合は、すぐに改善して「ニキビ・スパイラル」から抜け出してくださいね。