角質ケアの正しいやり方!肌トラブルを回避してつるつる肌に!
2023/7/27371
健やかな肌をキープするためには、「角質ケア」は欠かせません。
というのも、肌の表面にある角質層は、古い角質細胞が積み重なったものであり、適切なケアを行わないと、ニキビや肌荒れ、乾燥、毛穴づまりなどの肌トラブルやシミ・シワ・くすみといったエイジングサインの原因となることもあるからです!
そこでここは、「角質ケア」に注目。潤いのある柔らかな肌を手に入れるための基本的な知識と角質ケア方法についてご紹介します。
Contents
角質とは
肌の一番上には、「表皮」があります。そして表皮は、さらに下から「基底層」「有棘層」「顆粒層」「角質層(角層)」に分けることができます。
表面の「角質層(角層)」は、角質細胞がレンガのように積み重なったもの。そしてこの「角質細胞」のことを、一般的には「角質」と呼んでいます。
角質層は、厚さが約0.02mmと薄いものの、肌を紫外線やホコリ、細菌などの外部刺激から守り、肌内部の水分の蒸発を防ぐシャッターのような機能「バリア機能」を担っている重要な層なのです!
角質の役割について
では、さらに詳しく角質の役割について見ていきましょう。
先述したように、角質は肌の最も外側に位置し、外部からの刺激や環境の変化から肌を守るバリア機能を担っています。
また、角質層にはセラミドや天然保湿因子(NMF)といった保湿・保水成分が存在し、肌の水分蒸散を防ぐ働きを持っています。
そのため、なんらかの原因で角質層のバリア機能が弱まると、肌は乾燥しやすくなり、刺激に敏感に傾きます。
さらに、バリア機能の低下は肌トラブルの原因となり、ニキビや湿疹、かゆみなどの問題が生じる可能性があります。
また、角質は肌のターンオーバーにも関与しています。ターンオーバーとは、肌の新陳代謝のこと。古くなった角質細胞が自然にアカとして剥がれ落ち、新しい細胞が表面に現れるプロセスを指します。
つまり、正常なターンオーバーが行われていると、肌は新鮮な状態を保ち、透明感やツヤを実現します。しかし、ターンオーバーが乱れると、古い角質が長く肌表面に残って厚く積もる(=角質肥厚)ため、肌のくすみやざらつきの原因に!
また、古い角質が毛穴に落ち込むと、余分な皮脂や汚れと混ざって角栓になることも。さらに、古い角質が厚く積もって毛穴の出口を塞ぐと、皮脂がうまく排出されなかったり角栓が詰まりやすくなったりするため、大人ニキビができやすくなります。
主な角質の肌トラブル
では次に、角質に関する肌トラブルについて、具体的に見ていきましょう。
【乾燥・乾燥性敏感肌】
乾燥や乾燥による敏感肌は、角質層の水分不足やバリア機能の低下によって引き起こされます。
洗浄力の強い洗顔料・クレンジングの多用や保湿ケア不足などで、バリア機能が低下すると、角質層が乱れて粉をふいたり、かゆみを感じたりすることも。
このような乾燥ダメージ予防には、肌の水分バランスを保つためのスキンケアルーティンを実践することが重要です。
【キメの乱れ】
角質層の厚みやターンオーバーの乱れによって、肌のキメが乱れることがあります。
※肌のキメとは:肌表面の滑らかさや整った状態のこと。正常なキメとは、肌の表面に均等に配置された細かな凹凸が整然としている状態を指し、肌が健康で美しく見える要素のひとつ。
古い角質が蓄積されると、肌表面がざらつき、くすみが目立つようになります。適切な角質ケアによって、古い角質を適切に除去してターンオーバーを整えることが大切です。
■あわせて読む
『くすみスキンケア特集!原因と美白肌に向けた対策を解説』
【肌のごわつき】
肌のごわつきとは、肌表面が滑らかでなく、細かな凹凸やざらつきを感じる状態。これは、角質層の不均一な厚みや古い角質細胞の蓄積によって引き起こされます。
肌のごわつきは、乾燥やターンオーバーの乱れ、紫外線の影響、不適切なスキンケアなどさまざまな要因によって発生することがあります。不均一な厚みのある角質層は、肌の表面を粗く見せるだけでなく、メイクのりも悪くし、肌の透明感や滑らかさを損なうことにも!
肌のごわつきを改善するためには、適切な角質ケアが重要です。古い角質を取り除くことでターンオーバーを整えて、保湿ケアで肌の水分バランスを取り戻すこともポイントになります。
角質とニキビは関係がある?
古い角質が厚く積もることで、毛穴に角栓が詰まりやすくなると、ニキビや吹き出物が発生することがあります。
角栓が毛穴を詰まらせると、毛穴内で皮脂をエサにする雑菌が繁殖。そこから炎症が起こることが原因です。
適切な洗顔や皮脂コントロール、角栓ケアを行うことで、ニキビや吹き出物の予防につながります。また、食生活やストレスなどの内部要因にも注意し、バランスのとれた生活を送ることも大切です。
■ニキビに関してはこちらの記事もおすすめ
『赤ニキビとは?原因や予防・対処方法などを解説!おすすめニキビ予防スキンケア紹介』
『ニキビ肌のケア方法は?おすすめのスキンケアや対策方法を解説』
角質の正しいケア方法
次に、角質の正しいケア方法について見ていきましょう。
【優しい洗顔と適切な保湿】
洗顔は、肌の清潔さを保つために欠かせないスキンケアのひとつ。ですが、過度な洗顔や刺激の強い洗顔料やクレンジング剤の使用は、角質を傷つけてバリア機能にダメージを与えるリスクがあります。
そのため、まずは刺激が少なく保湿力のある洗顔料・クレンジング剤を選ぶことが、角質ケアの第一歩とも言えます。
また洗顔時は、よく泡立てて、適度な力加減で優しく泡で洗うようにしましょう。
さらに洗顔後は、同じく低刺激な保湿力のあるスキンケアアイテムで、適切な保湿ケアを行うことが重要に。保湿ケアは肌の水分バランスを整え、角質の乾燥やゴワつきを防ぐ効果があります。
保湿力の高い化粧水や美容液、乳液・クリームなどで肌に適切な水分と油分を与えることで、角質を健やかに整えましょう。
■スキンケアに含まれる保湿成分例:セラミド、ヒアルロン酸、スクワラン、アミノ酸類、コラーゲン、グリセリンなど
【角質ケア用のアイテムの適切な使用】
角質ケアには、フェイシャルスクラブやピーリング剤などの専用アイテムを適切に使用することで、古い角質を取り除き、ターンオーバーを整えることができます。
しかし、これらのアイテムを適切に使わないと肌を傷つけることも。必ず使用頻度や使用方法を守り、過度な摩擦や刺激を避けましょう。
なお、肌の乾燥がひどい場合や敏感肌の場合は、強い刺激を与えるとさらにターンオーバーが乱れることがあるため、保湿ケアで角質に潤いを与えることに重点を置くようにしてください。
【健康的な生活習慣の維持】
角質ケアは外部からだけでなく、内側からのケアも欠かせません。健康的な生活習慣を維持することで、肌の状態を改善できることがあります。
たとえば、バランスの取れた食事を心掛け、肌に必要な栄養素を摂取することで肌の健康をサポートしましょう。
また、睡眠不足や慢性的なストレスは肌のターンオーバーを乱し、肌トラブルの原因になることがあります。そのため、十分な睡眠やストレス発散も、角質ケアにつながります!
日々の生活習慣を見直して、肌を健やかに育てる規則正しい生活を送りましょう。
■肌に良い食材や生活習慣に関してはこちらの記事もおすすめ
『肌荒れを対策するには?肌荒れの原因や肌に良い食べ物について』
角質ケアにおすすめのスキンケア商品
古い角質を優しく落として肌に潤いを与える、角質ケアにおすすめのスキンケアアイテムを以下にピックアップします。
ミネラルシルクソープ(固形石けん)
毛穴詰まりの元になる古い角質や毛穴汚れを巻き込んで、すっきりと落とす洗顔せっけん「ミネラルシルクソープ」。
肌の潤いを守りながら古い角質を優しく落とす、京都産カイコまゆエキス配合の丁寧に作られた「枠練りコールドプロセス」石けん。
海洋性ミネラル成分が豊富な沖縄産クチャ(海シルト、海泥)の微細な粒子が、毛穴奥の皮脂汚れやホコリを吸着。保湿効果や肌整効果が期待できます。
もっちりとした粘り泡が乾燥しやすい肌をやさしく包み込み、くすみのない透明美肌へ。肌を整えるムラサキ根エキスや保湿成分のオリーブ果実油やヤシ油配合で、しっとりとした潤いが楽しめる石けんです。
ボタニカルモイストセラム(美容液)
キメの乱れが気になる肌に、ふっくらハリを与えてキメを整える美容液「ボタニカルモイストセラム」。
保湿美容成分ヒアルロン酸や4種のヒト型セラミド、5種の植物幹細胞エキスやカイコまゆエキスが、乾燥肌や年齢肌に不足しがちな潤いとハリをプラスし、肌表面のバリア機能を整える美容液。
カミツレ花エキスやセイヨウオトギリソウ花エキスなどの植物エキスが、目元・口元の乾燥ジワやたるみ毛穴などのエイジングサインが気になる肌をひきしめて、キメの整った肌へと導きます。
ボタニカルモイストクリーム
保湿成分スクワランが肌の水分蒸発を防いで、角層に潤いを閉じ込める保湿クリーム「ボタニカルモイストクリーム」。
保湿美容成分6種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスが、乾燥肌・年齢肌に潤いとハリを与えて、肌表面のバリア機能を整えます。
さらに、整肌成分の油溶性ビタミンC誘導体が潤い満ちる明るい肌へと導き、使うほどにくすみのないハリツヤ肌へ。
正しい角質ケアで潤い満ちるつるつる肌へ
肌のバリア機能を担う角質を健やかにする角質ケアは、肌の健康と美しさを保つために欠かせません。適切なケアを行うことで、肌のバリア機能とターンオーバー、水分バランスが整い、結果的に肌トラブルを予防できます。
自分自身の肌質に合った適切な角質ケアを実践することで、乾燥やニキビなどの角質トラブルが起きにくい理想の肌作りを目指しましょう!
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