コンシーラーを使う順番は?タイプ別選び方や使い方をご紹介
2023/2/204500
メイクアップ化粧品のひとつ「コンシーラー」は、シミやそばかす、ニキビ・ニキビ跡、目の下のクマなどを隠すのには、とても便利なアイテム。
ですが、使うタイミングを間違えるとかえって目立ってしまうなんてことも。そこでここでは、カバー効果を引き立てるコンシーラーの正しい使い方と使う順番についてご紹介します。
Contents
コンシーラーを正しく理解しよう
コンシーラーとは、ファンデーションでは隠しきれないシミ・そばかす、クマ、毛穴、ニキビ・ニキビ跡などの肌の色ムラを隠してくれるメイクアップアイテムのこと。
そのため基本的に、ファンデーションとは使う範囲と含まれる成分が異なります。
ファンデーションは顔全体に使いますが、コンシーラーはカバーが必要な部位にピンポイントで使います。コンシーラーを上手く使うことでファンデーションの厚塗りを防ぎ、自然なメイクに仕上げることが出来るメリットがあるのです。
コンシーラーの成分ってどんなの?
ファンデーションは顔全体に塗布することが前提のため、保湿成分や皮脂くずれ防止成分などがバランス良く配合されているのに対して、コンシーラーの役割は部分的に色ムラをカバーすることのため、「カバー粉体」という白色粉体が配合されています。
白色粉体は、シミなどをカバーする力が強い半面、ツヤ感が少なかったり白浮きしたりすることも。
もしコンシーラーを使っても上手く隠せない、白浮きしてしまう、などのお悩みがある場合は、ご使用のコンシーラーに含まれるカバー粉体と肌質の相性がよくない可能性があります。
コンシーラーにも様々な種類があるため、肌質にあったタイプを選びましょう。
コンシーラーの順番はファンデーションの種類で変える
コンシーラーをより効果的に使うためには、一緒につかうファンデーションとの相性も重要です。そのため、ファンデーションのテクスチャの種類によって、コンシーラーを使うタイミングにも気をつける必要があります。
以下に、3つのタイプのファンデーションを例に、コンシーラーを使う順番をご紹介します。
パウダーファンデーションを使う場合
パウダーファンデーションを使っている方は、ファンデーションをつける前にコンシーラーを塗りましょう。次の順番でベースメイクを行うことをおすすめします。
(1)日焼け止め・化粧下地
(2)コンシーラー
(3)パウダーファンデーション
コンシーラーの上からパウダーファンデーションで押えることで、コンシーラーが肌にしっかりと密着し、気になるポイントをカバーできます。
コンシーラーとファンデーションの順番を逆にすると、コンシーラーがヨレてその部分だけ目立ってしまうため気をつけましょう。
リキッドやクリームファンデーションを使う場合
リキッドやクリームタイプのファンデーションを使っている方は、ファンデーションをつけた後にコンシーラーを使うようにしましょう。次の順番でベースメイクを行うことをおすすめします。
(1)日焼け止め・化粧下地
(2)リキッド・クリームファンデーション
(3)コンシーラー
(4)フェイスパウダー
リキッドやクリームファンデーションは水分と油分を多く含んでいるため、コンシーラーを先につけているとファンデーションが肌になじまず、上手くカバーできなくなってしまいます。
また、これらのタイプのファンデーションやコンシーラーを使った後、メイクの仕上げとして最後にフェイスパウダーで軽く押さえると、ファンデーションとコンシーラーがヨレにくくなります。
クッションファンデーションを使う場合
クッションファンデーションを使う方は、ファンデーションをつけた後にコンシーラーを使うようにしましょう。次の順番でベースメイクを行うことをおすすめします。
(1)日焼け止め・化粧下地
(2)クッションファンデーション
(3)コンシーラー
(4)フェイスパウダー
順番は、リキッドやクリームファンデーションと同じです。
ベースメイクは、「液状→粉状」の順番でアイテムを重ねるのが基本です。コンシーラーを使う順番で悩んだ時は、この基本の塗り方を振り返ってみましょう。
■ベースメイク全体の使い方の順番についてはこちら
『ベースメイクの正しい順番は?きれいに仕上げるためのポイントを解説』
肌の悩みタイプ別にコンシーラーカラーを解説
次に、主な肌悩みタイプ別に使いやすい、コンシーラーの色味について見ていきましょう。
青クマには「オレンジ系」
目の下のクマのなかでも、年齢を問わずお悩みの方が少なくないのが「青クマ」。目の下の皮膚を軽く引っ張ると、クマの色が薄くなったら青クマと判断できます。
一般的にストレスや睡眠不足、眼精疲労などによる目周りの血行不良が原因といわれており、疲れているような印象になりがちです。
青クマのカバーには、補色であるオレンジ系のコンシーラーがおすすめ。ただし、オレンジ味が強すぎて肌色から浮いてしまうと不自然になるため、気になる場合は下地にオレンジ系のコンシーラーやメイク下地を軽く仕込んだ上から、肌なじみのよい色のコンシーラーやファンデーションでなじませるようにしましょう。
黒クマには「ベージュ・オークル系」
目もとのくぼみやたるみ、骨格によって影ができることで黒っぽく見えるのが「黒クマ」。上を向くと影が薄くなるため、クマの色が薄くなったら黒クマと判断できます。
加齢によるたるみや、もともと皮膚が薄い、涙袋が大きいことなどが原因といわれています。顔の印象を暗く見せてしまう黒クマのカバーには、肌色よりも一段明るい「ベージュ・オークル系」のコンシーラーがおすすめです。また、パール系で光をプラスする方法もあります。
茶クマには「イエロー系」
紫外線や誤ったスキンケア、目もとをこすったりする摩擦などが原因で、角層が厚くなったり色素沈着したりすると茶色くなる「茶クマ」。目の下の皮膚を軽く引っ張っても、クマの色が薄くならなかったら茶クマと判断できます。
茶クマは、クマ自体の色味に近い「イエロー系」のコンシーラーでなじませるのがおすすめ。厚塗りになりにくく、自然な仕上がりになりやすいでしょう。
くすみカバーには「ハイライト系」
くすみが気になるからとカバー力の強いコンシーラーやファンデーションを重ねづけすると、厚塗り感が出て不自然になります。
そのため、肌を明るい印象にするために、「ハイライト系」のコンシーラーを投入しましょう。厚塗り感なく肌に自然なツヤが増して、明るい印象に仕上がります。
シミやそばかす隠しにおすすめカラーは2タイプ
シミ・そばかすをコンシーラーでカバーしたい時は、シミの濃さや大きさでコンシーラーを選びましょう。
色味の濃い小さなシミやそばかすには、肌よりワントーン暗めのスティックコンシーラーがおすすめです。シミに直接塗ることで、必要な部分だけをピンポイントで集中的にカバーできます。
色味は薄く広い範囲に出ているシミやそばかすのカバーには、不自然にならないように肌なじみのよいトーンのクリーム・リキッド系のコンシーラーを。伸びがよいため、広範囲に軽くカバーできます。スティックなどの固形タイプでも、保湿力が高く伸びが良いコンシーラーなら併用できます。
ニキビカバーには「肌色よりワントーン暗いカラー」を
ニキビカバーには、肌色よりもワントーン暗いカラーのコンシーラーを使うと良いでしょう。また、ニキビが治った後のニキビ跡には、肌の色に近く肌なじみのよいカラーがおすすめです。
伸びのよいクリームタイプなら、敏感になっているニキビ部分にもやさしくフィット。ただし、炎症がひどいニキビには、悪化を防ぐためにコンシーラーは控えるようにしましょう。
■ニキビが気になる場合はこちらもチェック
『ニキビ肌のケア方法は?おすすめのスキンケアや対策方法を解説』
肌の赤みには「グリーン系」
部分的に赤みが出ている部分は、赤色の補色になるグリーン系のコンシーラーでカバー。ただし、頬全体など赤みが広い範囲にある場合、グリーン系コンシーラーを塗ると顔色が悪く不自然になるリスクがあります。
そのため広範囲の場合は、コンシーラーよりも薄付きのグリーン系コントロールカラーを仕込んでから、肌なじみのよい色のコンシーラーやファンデーションで自然になじませるようにしましょう。
コンシーラーのタイプ別の選び方
コンシーラーには、さまざまなテクスチャや形状のものがあります。それぞれの特徴について見ていきましょう。
1.スティックコンシーラー
固形の芯を繰り出して使うタイプのスティックコンシーラー。肌にしっかりと密着しやすく、一般的に他タイプと比べてカバー力に優れています。
シミやニキビ跡、小鼻の赤みなど、比較的ピンポイントでカバーする際に使いやすいコンシーラーです。
ただし、スティックタイプは少し硬めで密着力が高い反面、保湿力が低いこともあります。そのため、保湿成分配合の潤いのあるものを選ぶようにしましょう。
2.クリームコンシーラー
油分が多く、なめらかなテクスチャのクリームコンシーラー。スティックタイプと比べると薄づきでカバー力は低めです。
ですがメリットとしては、薄づきで伸びが良い分、広範囲に塗布しても比較的自然な見た目に仕上げられる点。
また、保湿力が高いものが多いため、乾燥肌の方や乾燥しやすい目もと・口もとにも使いやすいタイプと言えます
3.リキッドコンシーラー
水分量が多く、みずみずしいテクスチャのリキッドコンシーラー。リップグロスのようなチップ型や筆ペンのようなブラシ型などがあります。
液体状で伸ばしやすいため、広範囲の肌悩みをカバーできます。サラサラタイプは薄づき、濃厚タイプはカバー力が比較的高めのため、肌なじみの良さやお悩み部分の色味などによって選びましょう。
4.ペンシルコンシーラー
手軽にピンポイントでカバーしやすいペンシルコンシーラー。
まさに鉛筆のようなタイプや、芯部分がクレヨンのような固形タイプ、筆ペンのように先端のブラシからコンシーラー液が染み出すタイプなど、さまざまな形状のものがあります。
小さく点々と広がるシミ・そばかすなどを、集中的にカバーしたい時に重宝します。
コンシーラーを選ぶときのポイント
コンシーラーを選ぶ時に押さえておきたいポイントについて見ていきましょう。
1. シミを隠すためには「カバー力」
シミやクマなど、気になる部分をカバーするためのコンシーラー。そのため、基本的な役割である「カバー力」は選ぶ際の第一条件になります。
コンシーラーでカバーしたいシミのなかで、最も濃い色のものがカバーできるコンシーラーを選びましょう。
2. よれにくさのカギは「密着力」
メイクにとって重要なヨレにくさやくずれにくさ。これらに大きく影響するのが「密着力」です。
コンシーラーを塗布する時はもちろん、上から別のメイクアイテムを重ねた後もキレイに密着した状態をキープできているかチェックしましょう。
3. 塗りやすさは「固さ」で決まる
コンシーラーをはじめとするメイクアイテムは、塗りやすさも大事なポイント。そこで確認したいのは、コンシーラーの「固さ」です。
ピンポイントでシミやニキビ跡などをカバーしたい時は硬めのコンシーラーを、広い範囲には伸びが良い柔らかめのコンシーラーと、使い分けるのもおすすめです。
4. 自分の肌に近い色を選ぶ
コンシーラーを塗った部分が逆悪目立ちするようなら、肌の色とコンシーラーの色の相性が良くないのかもしれません。
基本的には、小さめの濃いシミには肌よりワントーン暗めのコンシーラーを使ってピンポイントでカバーし、それ以外の薄く広範囲の部位には、自分の肌の色に近くなじみやすい色を選ぶと、目立ちにくくなります。
コンシーラーを使う際のポイント
コンシーラーを使う前や使う際のちょっとしたコツが、仕上がりを大きく左右します。押さえておきたいポイントについて見ていきましょう。
コンシーラーを使う前の「保湿」は念入りに!
コンシーラーだけでなくメイクを始める前には、必ずしっかりと素肌の保湿ケアを済ませて、土台となる肌のコンディションを整えておきましょう。
また、スキンケア後は余分な油分が浮いているとファンデーションやコンシーラーのヨレやくずれやすさの原因になるため、軽くティッシュオフをしてからメイクの工程に移ってください。
肌の潤いやハリ感がメイクの仕上がりを左右するため、スキンケアで油断しないようにしましょう。
化粧下地やコントロールカラーは丁寧に!
コンシーラーを使う前には、ベースになる化粧下地やコントロールカラーを丁寧に仕込むこともポイントに。
化粧下地やコントロールカラーには、自然に色ムラや毛穴をカバーしたり、メイクアイテムの密着感を高めたり、(紫外線カット効果がある場合)UV対策を担ったり、といった複数の役割があります。
ピンポイントでカバーを狙うコンシーラーと併用することで、厚塗りにならず美しく仕上がるようにしましょう。
■毛穴が気になる場合はこちらもチェック
『毛穴ケア対策まとめ!たるみ・開きなどお悩み別の原因からメイク術までご紹介』
コンシーラーをのせた後は強く擦らない!
コンシーラーをのせた後は、絶対に強くこすらないようにしましょう。コンシーラーを塗布した部分やその周辺を強くこすると、せっかくのコンシーラーがヨレたりかすれたり、また肌自体にも摩擦ダメージが加わってしまったりするためです。
コンシーラーを気になる部分にのせた後、コンシーラー部分とその周辺の境目をポンポンと(メイクスポンジまたは指の腹で)軽く叩いてなじませましょう。
ピンポイントで使うならブラシを活用する方法も!
小さなシミやニキビなど、集中的にコンシーラーでカバーしたい時は、メイクブラシで塗る方法もあります。
メイクブラシは、細かな部分や凹凸のある部分にコンシーラーを塗るのに向いており、無駄な力が加わりにくいメリットもあります。
コンシーラーは広範囲に塗りすぎない
上手く使えればとても便利なコンシーラーですが、あまり広範囲に使用しないほうがよいでしょう。顔のさまざまな部位にコンシーラーを塗り過ぎると、全体的に厚塗り感が出てしまうためです。
コンシーラーはあくまで補助的なアイテムとして、気になる部分にピンポイントで使い、その他はファンデーションなどの別のメイクアイテムでカバーしましょう。
コンシーラーは上手に使って理想の仕上がりを!
コンシーラーは人には見せたくない部分を上手く隠してくれる便利なメイクアイテム。ですが、使い方を誤ったり、使いすぎたりすると本来の目的とは違う結果になってしまうことがあります。
コンシーラーはファンデーションなどと上手く組み合わせて使ってこそ、本来の効果が発揮されます。上手に活用することで、ワンランク上のメイクの仕上がりを手に入れてくださいね。
おすすめのコンシーラーとメイクアップアイテム
コンシーラー初心者の方でも使いやすく、肌なじみのよい色味でさまざまな肌悩みをカバーできる「スティックコンシーラー」、クマやくすみに輝くようなツヤをプラスできる「クリーム状ハイライター」、カラーコントロールも毛穴カバーも叶う「CCクリーム」、コンシーラーやリキッドファンデのヨレなどを防いで紫外線対策も叶う「フェイスパウダー」をご紹介します!
ミネラルシルクコンシーラー(スティック状コンシーラー )
気になるシミ、ニキビ跡、クマ、毛穴などの肌悩みを厚塗り感なくカバーできるスティックコンシーラー「ミネラルシルクコンシーラー」。
肌なじみのよい色でカバー力に優れた、スティックタイプのミネラル配合コンシーラー。
シミやくすみ、ニキビ・ニキビ跡、目の下のクマ、毛穴、ほうれい線など、気になる肌悩みを厚塗り感なくしっかりとカバーします。 保湿美容成分のホホバ種子油やセラミド、シルク成分配合でしっとりと肌にフィットし、ヨレることなく繊細な肌を守ります。
敏感肌にやさしい低刺激処方で、シリコン、石油系界面活性剤・紫外線吸収剤など9つの無添加処方。石けんで落ちる処方。
ミネラルCCクリーム(化粧下地・カラーコントロール)
カラーコントロール・日焼け止め・化粧下地・毛穴カバー・美容液の1本5役の多機能CCクリーム「ミネラルCCクリーム」。
ひと塗りで、うるおってツヤめく1本5役(カラーコントロール・日焼け止め・化粧下地・毛穴カバー・美容液)の多機能CCクリーム。
紫外線をカットする紫外線防止効果(SPF50+ PA++++)、美容成分による優れたスキンケア効果、気になる毛穴や凸凹をカバーするメイクアップ効果でナチュラルなツヤ肌を叶えます。
ミネラルとエーデルワイスエキスなどの希少なオーガニック成分である6種の植物エキス配合。一日中潤いが続き、酸化セリウムにより肌の色素沈着を引き起こすブルーライトからも肌を守ります。
敏感肌にやさしい低刺激処方で、シリコン、石油系界面活性剤・紫外線吸収剤など9つの無添加処方。石けんで落ちる処方。敏感肌パッチテスト済み。
ミネラルUVパウダー(フェイスパウダー)
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