肌が乾燥する原因とは?乾燥肌を防ぐポイントや正しいスキンケアをご紹介
2022/8/19262
季節に関係なく、いつでも肌がカサカサ乾燥している。潤いがなく、ひどい場合には粉ふきまで……、というような乾燥肌のお悩みは少なくありません。
肌が乾燥しているとメイクのりが悪く見た目にも気になりますが、かゆみやヒリヒリ感がストレスになることもあるため、できるだけ早くに保湿ケアをしたいものです。
そこでここでは、肌が乾燥する原因や乾燥肌の方がスキンケアで注意したいポイント、保湿ケア方法など乾燥肌対策をご紹介します。
Contents
肌が乾燥した状態とは?
肌がかさつく乾燥肌とは、肌の水分・油分(皮脂)両方が不足しており、肌内部に潤いをキープできない状態の肌を指します。
健やかなハリのある肌の場合、平均水分量は20〜30%以上とされています。そのため、それ以下の水分量になると乾燥肌と判断できます。
特に乾燥しやすい顔のなかの部位は、皮脂腺の少ない頬や目もと・口もとがあげられます。
肌の乾燥によって起こる症状とは?
肌が乾燥すると、つっぱりやごわつき、かさつき、粉ふき、かゆみなどの症状が起こりやすくなります。
というのも、肌の水分・油分が不足すると、外部刺激から肌内部を守るバリア機能が低下し、肌細胞がさまざまなダメージを受けやすくなるためです。
また、バリア機能が低下することで、肌内部の水分が蒸発しやすくなるため、さらに乾燥が進行することに。
乾燥がひどくなると、肌に赤みや強いかゆみ、湿疹、水ぶくれなどの症状とともなう乾燥性皮膚炎に進行するため、乾燥がひどくなる前に予防発想での保湿ケアが重要なのです。
乾燥肌になる原因は ?
では、なぜそもそも乾燥肌になってしまうのか、主な原因について見ていきましょう。
冷房・暖房の長時間利用による空気の乾燥
夏場の冷房や冬場の暖房といったエアコンによって、シーズンに関わらず屋内の空気は湿度が低く、肌が乾燥しやすい環境下と言えます。
■冷房をつけると乾燥しやすい理由:空気中の水分を外へ放出し、気化熱によって冷却・除湿するため、結果的に室内の空気の水分量が減少する。
■暖房をつけると乾燥しやすい理由:室温が上昇するにつれ、(空気中の水分量は変わらないため)相対湿度が低下する。
間違ったスキンケアや入浴法
洗浄力の強い洗顔料を使用したり、洗顔やスキンケア時にゴシゴシと強い力で肌をこすったり、肌に合わない成分が入ったスキンケアアイテムを使いつづけていると、肌のバリア機能が低下し、乾燥しやすくなります。
また入浴時、長時間42度以上のお湯に浸かっていると、肌に必要な皮脂や肌内部の保湿成分が流れてしまい、乾燥しやすくなります。
セラミド不足による皮膚のバリア機能低下
肌表面の角層には、角質細胞と角質細胞のあいだを埋めて細胞同士をつなぎ留める「細胞間脂質」が存在します。
この細胞間脂質の主成分が「セラミド」。セラミドは、水分を挟み込む保水成分であり、肌に潤いを保つ役割があります。
そのため、セラミドが不足すると角質細胞同士にはすきまができやすくなり、水分・油分バランスも崩れて肌表面のバリア機能が低下。その結果、紫外線や花粉そのほかの外部刺激が肌内部に侵入しやすくなり、かゆみや湿疹などの症状が出やすくなります。
また、バリア機能の低下によって肌内部の水分まで蒸発しやすくなり、さらに肌は内部から乾燥に傾くのです。
生活習慣の乱れによる皮膚のターンオーバーの停滞
摂取する栄養バランスの偏り・栄養不足や睡眠不足などの生活習慣の乱れは、肌の生まれ変わりサイクル「ターンオーバー」を乱す要因になります。
ターンオーバーの周期が停滞すると、古く乾燥した角質細胞が自然に剥がれずに厚く積もり、バリア機能も正常に働かなくなります。その結果、肌は乾燥に傾くのです。
紫外線によるダメージ
紫外線は、肌表面の角層から肌奥の真皮層にまでダメージを与えます。
紫外線によってダメージを受けると、肌表面のバリア機能が低下。またターンオーバーも乱れる要因にもなるため、乾燥をはじめとした肌老化をまねきます。
加齢による皮脂分泌量の減少
一般的に30代後半以降から、加齢によるホルモンバランスの変化によって、分泌される皮脂量は減少しやすくなります。また同時に、肌内部の保湿成分「天然保湿因子(NMF)」「角質細胞間脂質」も減少します。
これらはバリア機能を正常に働かせるために欠かせない要素のため、減少するほどにバリア機能が低下して乾燥しやすくなるのです。
栄養の偏り、ビタミン類の不足
健やかな肌を作り出す材料になる栄養素が不足していると、ターンオーバーが乱れて乾燥をはじめとした肌荒れが起こりやすくなります。
特にターンオーバーを整えるビタミンA、ビタミンB群、ビタミンE、保湿成分コラーゲンの生成をサポートするビタミンCなどのビタミン類は、不足すると乾燥の要因になります。
乾燥肌のときにスキンケアで気をつけるポイント
肌の乾燥が気になる時は、スキンケアでも押さえておきたいポイントがあります。ダメージを受けやすい肌をいたわるには、どのような点に気をつけなくてはいけないのか見ていきましょう。
肌に刺激を与えないように注意
肌が乾燥している場合、すでにバリア機能が低下しています。
健やかな肌では反応しないようなちょっとした外部刺激にも反応しやすくなっているため、スキンケアアイテムを肌に塗布する際も、やさしく肌になじませるようにしましょう。
スキンケア成分を肌に浸透させようと肌を叩くパッティングでのスキンケアは、肌にさらなるダメージを与えるため、行わないようにしてください。
また、普段から乾燥部分のかゆみや湿疹などが気になるからと顔を触ったり、爪で引っかいたりしないようにご注意ください。
洗顔を見直してみよう
肌を清潔にしようと、洗顔時にゴシゴシと肌を強くこすったり、洗浄力の強い洗顔料を使い続けたりしていませんか。
このような洗顔方法を続けていると、肌に必要な皮脂や保湿成分まで失われやすくなり、肌のバリア機能が低下している可能性があります。
また、洗顔後に水分を拭き取る際、タオルで肌をこすることも肌にダメージを与えて乾燥をまねく要因に。
心当たりがあるなら、後述する正しい洗顔方法をチェックしてみましょう。
保湿スキンケアを徹底しましょう
まずは肌に不足した潤いを与えるために、保湿成分配合の化粧水を塗布します。この際、乾燥肌の方は摩擦に弱いため、できればコットンよりも手のひらを使うようにしましょう。
その後、保湿美容成分配合の美容液、乳液・クリームを丁寧にムラなく顔全体に塗布して、肌の水分・油分バランスを整えます。
乾燥しやすい部分や凹凸のある細かな部分は、さらに指の腹で優しく重ね塗りをして、乾燥を防ぐようにしましょう。
■保湿成分例:セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、スクワラン、グリセリン、アミノ酸など
刺激の強い成分配合のスキンケアには注意
乾燥している部分は、すでにバリア機能が低下しているため、刺激の強い成分に過剰反応しやすくなっています。
そのため、以前は使用しても問題なかった成分であっても、少しでも赤みが出たりヒリヒリと刺激を感じたりと違和感があるなら、すぐに使用を中止するようにしましょう。
また、できるだけ低刺激性のスキンケアアイテムを選ぶようにしたうえで、新しいアイテムを使用する前にはパッチテストをおこなうことをおすすめします。
正しいスキンケア方法とは?
乾燥肌に潤いを与えてキープする、正しいスキンケア方法をご紹介します。
泡で包むようにやさしく洗顔
洗顔は保湿ケアの始まりです。
清潔な手のひら、もしくは泡立てネットに洗顔料を適量取り、少量の水を加えながら空気を含ませてたっぷりと泡立てます。
その泡を手のひらと顔の肌の間にはさみ、顔の肌に摩擦を与えないように、泡で包むようにゆっくりと丁寧に洗います。
最後に、約32~34度のぬるま湯で、髪の生え際やフェイスラインなどにすすぎ残しがないように、顔全体を丁寧に洗い流しましょう。
洗顔・入浴後は速やかに化粧水・乳液・クリームで保湿
すでに肌の水分・油分が不足している乾燥肌の場合、洗顔や入浴後はバリア機能に必要な皮脂や肌内部の保湿成分が減少し、さらに無防備な乾燥状態になっています。
そのため、時間を空けずにすぐに、保湿成分配合の化粧水を塗布して潤いを顔全体に補給してください。
その後、保湿美容成分配合の美容液、乳液・クリームを丁寧にムラなく塗布し、肌の水分・油分バランスを整える保湿ケアをしっかりと行いましょう。
生活の中で気をつけるポイント
乾燥肌対策として、スキンケア以外にはどのような点に気をつければよいのか、見ていきましょう。
生活習慣を見直そう
先述したように、食事から摂る栄養バランスの乱れによっても、肌状態は左右されます。肌のターンオーバーを整えたりコラーゲン生成に関係したりするビタミン類や、肌の材料となるタンパク質などをバランスよく毎日摂取するように心がけましょう。
また、睡眠中はその日の肌ダメージを回復させる成長ホルモンが分泌されるため、睡眠不足もまた肌ダメージの蓄積に繋がります。
そのため、就寝1時間前にはテレビやPC・スマートフォンなどの電子機器から発せられるブルーライトを浴びないようにして、寝つきをよくしましょう。その他、軽いストレッチなどでリラックスしながら質の良い睡眠を取れるように、睡眠環境を整えるのもおすすめです。
紫外線対策もしっかりしよう
紫外線は季節を問わず、一年中地表に降り注いでいます。また、紫外線は雲やガラスも通り受けるため、天候や屋内であっても、紫外線によるダメージは肌に蓄積されていると考えましょう。
紫外線は肌のバリア機能を低下させて肌を乾燥させるだけではなく、真皮層にまで届いて肌のハリ・弾力を作るコラーゲンやエラスチン、保湿成分のヒアルロン酸にまでダメージを与えます。
さらに紫外線は肌内部に活性酸素を発生させて、細胞の酸化(老化)を促します。このことから、ターンオーバーにまで悪影響を及ぼし、健やかな肌が育ちにくくなることに。
乾燥に負けない潤い肌を守るためにも、UVカットアイテムを使用して紫外線対策をしっかり行いましょう。
毎日の積み重ねで潤い満ちる肌へ
何を塗っても乾燥する……と長年乾燥肌にお悩みなら、今一度、毎日行っているスキンケア方法や生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
身体の外側からも内側からも潤いを与えて守ることで、かさつきトラブルのないみずみずしいハリ肌を目指しましょう!
乾燥肌の方におすすめ商品
ここからは、乾燥肌にお悩みの方におすすめのスキンケアアイテムをご紹介します。
ボタニカルモイストウォッシュ(洗顔フォーム)
潤い守って毛穴汚れはすっきり落とす洗顔フォーム「ボタニカルモイストウォッシュ」。
もっちりとした濃密泡がモコモコのクッションになり、毛穴に詰まった皮脂や汚れを落としながら、潤いは守って肌に摩擦を与えずに洗い上げる洗顔料。
植物由来の洗浄成分と保湿効果が期待できる京都産カイコまゆエキス配合で、肌に必要な水分・油分は残します。
さらに、保湿成分の5種のヒト型セラミドと3種の植物幹細胞エキスが、乾燥しやすい肌に潤いを与えてバリア機能を整えます。
ミネラルシルクソープ(洗顔石けん)
潤いながら、毛穴汚れや古い角質を巻き込んで落とす洗顔せっけん「ミネラルシルクソープ」。
肌の潤いを守りながら古い角質を優しく落とす、京都産カイコまゆエキス配合の丁寧に作られた「枠練りコールドプロセス」石けん。
海洋性ミネラル成分が豊富な沖縄産クチャ(海シルト、海泥)の微細な粒子が、毛穴奥の皮脂汚れやホコリを吸着します。
もっちりとした粘り泡が乾燥しやすい肌をやさしく包み込み、くすみのない透明美肌へ。肌を整えるムラサキ根エキスや保湿成分のオリーブ果実油やヤシ油配合で、しっとりとした潤いある石けんです。
ボタニカルモイストクレンジングミルク(メイク落とし)
メイクや毛穴汚れを、やさしく落とすミルククレンジング「ボタニカルモイストクレンジングミルク」。
保湿成分4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキス配合で、メイクや毛穴汚れはすっきり落としつつ、ゆらぎやすい肌に潤いとハリを与えるクレンジングミルク。
植物由来の洗浄成分と京都産カイコまゆエキスが、毛穴に詰まった皮脂やメイク汚れを優しくオフ。肌に必要な水分・油分は残して、美容成分が肌のバリア機能を整えます。パッチテスト、スティンギングテスト済。
ボタニカルモイストローション(化粧水)
乾燥しがちな肌を潤いで満たし、みずみずしく保つ化粧水「ボタニカルモイストローション」。
4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスなどの保湿美容成分が、乾燥肌・インナードライ肌に潤いとハリを与えて、乱れがちなバリア機能を整える化粧水。
グリチルリチン酸2Kやアラントインなどの整肌・保湿成分が肌荒れを防いで、乾燥によるエイジングサインにもアプローチ。
ミネラル豊富なボタニカルウォーターが角層に浸透して、ハリのあるみずみずしい肌へと導きます。敏感肌パッチテスト済。
ボタニカルモイストセラム(美容液)
年齢サインが気になる肌に、ふっくらハリを与える美容液「ボタニカルモイストセラム」。
保湿美容成分ヒアルロン酸や4種のヒト型セラミド、5種の植物幹細胞エキスやカイコまゆエキスが、乾燥肌や年齢肌に不足しがちな潤いとハリをプラスし、肌表面のバリア機能を整える美容液。
カミツレ花エキスやセイヨウオトギリソウ花エキスなどの植物エキスが、目元・口元の乾燥ジワやたるみ毛穴などのエイジングサインが気になる肌をひきしめて、キメの整った肌へと導きます。
ボタニカルモイストクリーム(保湿クリーム)
乾燥しやすい肌に潤いや美容成分を閉じ込め、バリア機能を整えるクリーム「ボタニカルモイストクリーム」。
保湿成分スクワランが肌の水分蒸発を防いで、角層に潤いを閉じ込める保湿クリーム。
保湿美容成分6種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスが、乾燥肌・年齢肌に潤いとハリを与えて、肌表面のバリア機能を整えます。
さらに、整肌成分の油溶性ビタミンC誘導体が潤い満ちる明るい肌へと導き、使うほどにくすみのないハリツヤ肌へ。
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