肌荒れの原因と対策を徹底解説!

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2022/7/7168

肌がかさついてメイク乗りが良くない、赤みやかゆみ・ブツブツなどの炎症が起きてつらい……。そんな肌荒れが起きると、気持ちまで下向きになりやすくなんとかしたいですよね。

肌荒れの原因と対策を徹底解説!

最近では、長時間のマスク着用による「マスク荒れ」という言葉もあるように、肌荒れで悩む方は少なくありません。

そこでここでは、日常生活内に潜む肌荒れを招く主な原因と肌荒れ対策についてご説明します。

肌荒れの代表的な原因

まずは、肌荒れを招く主な原因について見てきましょう。

原因1.肌の乾燥

一年中地表に降り注ぐ紫外線、大気の乾燥、冷暖房による温度差、保湿不足のスキンケアなど、肌はいつでも乾燥リスクにさらされています。

では肌が乾燥すると、なぜ肌荒れになりやすくなるのでしょうか。そのカギは「バリア機能」にあります。

バリア機能とは、肌の一番上に当たる「角層(角質層)」と、毛穴から分泌される皮脂や汗からできた肌を覆う「皮脂膜」によるシャッターのような機能のこと。

紫外線や花粉、ホコリ、PM2.5などの外的刺激が肌内部に侵入するのを防ぎ、肌内部の水分の蒸発を抑える働きを指します。

このような、肌が本来持っているバリア機能を正常に働かせるには、「皮脂」「(肌内部の)水分」「NMF(天然保湿因子)」「セラミド」の4点が、バランスよく整わなくてはいけません。

健康な肌と乾燥肌のバリア機能の違い

NMF(天然保湿因子)とは、角層を作る角質細胞の中にある保水成分の総称です。水の分子と結合することで細胞に潤いを与える働きがあり、主にアミノ酸で構成されています。

またセラミドとは、細胞間脂質の主成分になる、保水成分のこと。細胞間脂質には、角質細胞同士の間を埋めるセメントのような働きをし、細胞同士をつなぎ留めて、皮膚の潤いを内側に保つ役割があります。

バリア機能が正常に働いている肌は、多少の外部刺激に過剰反応せず、外気の乾燥にも影響を受けにくいため、肌の内側から潤った健康的な状態をキープできます。

ですが、なんらかの原因によって乾燥が進み、バリア機能が低下していると、ちょっとした外部刺激にも肌が反応し、肌荒れしやすくなってしまうのです。

また、バリア機能が低下すると、角層や皮脂膜のすきまから肌内部の水分が蒸発し、さらに乾燥が進みます。すると、ますますバリア機能が低下して肌が敏感に反応しやすくなることに。

そのため、肌が乾燥している場合、バリア機能が低下しているために肌荒れを招いていると言えるのです。

原因2.栄養バランスの乱れ

糖質・脂質の多い食事は、皮脂腺を刺激して皮脂分泌量を増やす要因に。すると、毛穴に過剰分泌された皮脂が詰まりやすくなり、ニキビ・吹き出物ができやすい肌状態になります。さらに、過剰分泌された皮脂が空気に触れて酸化し、肌に刺激を与えることがあります。

また、過剰な食事制限などで摂取する栄養素が全体的に少ない場合、健やかな肌を育てる栄養素が不足するため、ターンオーバーが乱れやすくなります。

ターンオーバーとは、肌奥の基底層で新しい細胞が生まれ、徐々に上の層に上がって角質細胞となり、最終的にアカとして自然に剝がれ落ちるまでの一連のサイクルのこと。

ターンオーバーサイクル

このターンオーバーが乱れると、古い角質細胞が厚く積もり、毛穴のつまりやくすみ・ごわつきなどが起こりやすくなったり、未熟な角質細胞が作られることで乾燥やバリア機能の低下などが起こりやすくなったりするのです。

原因3.ホルモンバランスの乱れ

加齢やストレス、睡眠不足、食生活の乱れなどによってホルモンバランスが乱れると、女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」の分泌量が減少しやすくなります。

エストロゲンは「美肌ホルモン」とも呼ばれるように、肌のコンディションを左右します。というのも、肌内部の真皮層にある肌のハリ・弾力を担うコラーゲン産出量を促したり、保水成分ヒアルロン酸の産出量に関わったりしているため。

つまりエストロゲンが減少すると、肌がたるみやすく乾燥しやすくなり、結果として肌荒れも誘発しやすくなるのです。

肌荒れの症状別の原因と対策

次に、肌荒れに分類される主な症状と、それらの原因と対策について見ていきましょう。

かさつき

肌表面がかさつき、ひどい場合には粉を吹くこともある場合、肌の水分量・皮脂量が不足しています。そのため、バリア機能も低下している可能性があります。

そこで、スキンケアで適切に水分・油分をプラスして保湿を十分に行ない、肌のモイスチャーバランスを整えることでバリア機能を整えるようにしましょう。

また、乾燥が気になる肌はバリア機能が低下して敏感になっているため、セラミドやヒアルロン酸、スクワラン、グリセリンなどの低刺激の保湿成分配合のものを選ぶことをおすすめします。

特にセラミドは、水分を挟み込んで肌の潤いをキープし続けるため、乾燥ケアにプラスしたい保水成分です。

なお、一般的にスキンケアアイテムに配合されるセラミドには、「ヒト型セラミド」「天然セラミド」「植物性セラミド」「合成セラミド」の4種類があります。

この中で「ヒト型セラミド」は、ヒトの肌に元々あるセラミドの構造に似た特徴を持っており、肌との親和性が高く、角層までの浸透力が高いとされています。

ニキビ・吹き出物

ニキビ・吹き出物は、原因の違いによって大きく「思春期ニキビ」「大人ニキビ」に分かれます。

思春期ニキビの場合、10代の成長期に男性ホルモン量が増えることで毛穴から皮脂が過剰分泌され、毛穴が詰まって炎症が起き、ニキビとなります。

ニキビができる工程

一方、20代以降の大人の肌に発生する大人ニキビは、複数の要因が重なってできやすくなります。

たとえば、誤ったスキンケア方法などによる肌の乾燥、汚れの落とし残し、マスクや髪の毛などによる摩擦や刺激、睡眠不足やストレス、栄養の偏り、喫煙などによるホルモンバランスの乱れ、などが挙げられます。

以上のような要因によって肌のターンオーバーが乱れると、結果的にバリア機能が低下。肌が乾燥するのを防ぐために毛穴から過剰に皮脂が分泌されます。また、ターンオーバーが滞ると、古い角質細胞が適切に剥がれずに積もり、毛穴の出口が塞がれることで毛穴が詰まって炎症によるニキビが発生するのです。

そのため、乾燥肌対策と同じく大人ニキビの場合も、スキンケアによる保湿を徹底して、内側から潤いのあるバリア機能の整った肌を目指すことが重要と言えます。

毛穴の開き

頬や鼻の毛穴の開きや毛穴周りの赤みの主な原因は、過剰な皮脂分泌です。ではなぜ皮脂が過剰分泌するのか、その理由は意外にも肌が乾燥していることが多くあります。

バリア機能を正常に働かせるために必要な水分が不足すると、肌は代わりに毛穴から皮脂を分泌して水分不足を補おうとします。その結果、毛穴は開いた状態になり、さらに過剰分泌された皮脂が酸化して炎症が起こりやすくなるのです。

そのため、皮脂のべたつきが気になるからと一日に何度も洗顔をして肌に必要な皮脂まで取り去ってしまったり、保湿ケアを怠ったりすると、さらに皮脂が分泌されて毛穴が目立つことに。

皮脂の過剰分泌による毛穴問題もまた、根本的には乾燥肌と同じように、スキンケアによる保湿を徹底して、内側から潤いのあるバリア機能の整った肌を目指しましょう。

湿疹・かゆみ

湿疹・かゆみが出ている場合は、すでにバリア機能が乱れた状態です。原因は誤ったスキンケアによる乾燥、紫外線や花粉、ホコリ、ダニなどの外的刺激やアレルゲンなどが考えられます。

まずは、すでに衰えているバリア機能を低刺激の保湿成分によって整えることで、さらなる外的刺激による炎症を防ぐ必要があります。

※炎症がひどい場合は、早急に専門医を受診するようにしましょう。

バリア機能による健康的な肌と肌荒れ

また、肌荒れの全てに共通する原因「肌の乾燥」を防ぐためには、スキンケアによる保湿だけではなく、紫外線対策もポイントになります。

紫外線は肌の奥まで侵入し、ダメージを与えます。すると肌は内側から乾燥しやすくなり、バリア機能が低下。ターンオーバーも乱れるため、健やかな肌が育たないため、様々な肌荒れが起こりやすくなるのです。

肌の調子が下降気味と感じるなら、早めに保湿と紫外線対策を徹底するようにしましょう。

肌荒れは食生活から見直しを!

スキンケアと紫外線対策で外側から肌荒れをケアしつつ、食生活の見直しで身体の内側からも健やかな肌を育てましょう。

脂っぽい食べ物を避ける

揚げ物やスナック菓子などの脂っぽい食べ物は、脂質が多く過剰な皮脂分泌を招く原因に。すると、肌の油分・水分バランスが崩れて、ニキビなどの肌荒れを誘発するリスクが高まります。

肌荒れの原因になる食べ物

また、ビタミン・ミネラルなどの栄養素が少ない、脂っぽい食べ物で空腹を満たしていると、肌に必要な栄養素をバランスよく摂取できないため、結果的に肌荒れになりやすくなると言えます。

アルコール・カフェインは控えめに

アルコールやカフェインを過剰に摂取すると、肌の生成に必要な栄養素や水分を余分に排出・消費するため、肌にまで水分・栄養素が届かず、健やかな肌が育ちにくくなります。

また日本酒やビールなど、お酒の種類によっては糖質が多いために、肌の糖化(肌が老化する現象)を促進させてしまうことも。

コーヒーなどに含まれるカフェインは、健やかな肌づくりに欠かせないビタミンCを破壊してしまうため、控えめにしましょう。

摂取したい栄養素

気温や湿度などの外的要因に左右されず、ゆらぎにくい健やかな肌を作るには、次のような栄養素をバランスよく毎日摂取することがおすすめです。

たとえば、肌だけではなく、髪、爪、骨、筋肉、内臓、ホルモン、酵素など、身体中を構成する「タンパク質」は、不足すると肌荒れだけではなく身体全体の健康問題に関わってくるため、十分に摂取しましょう。

■タンパク質を含む食材例:肉類、魚類、卵、乳製品、大豆類

さらに、肌を健やかに保つ「ビタミンC」「βカロテン」も、肌荒れ対策として意識的に摂取したい栄養素。ビタミンCはタンパク質の一種「コラーゲン」を生み出す働きがあり、コラーゲンは肌のハリ・弾力を担っているため、たるみやしわ予防にも欠かせません。

ビタミンCを含む食材例

■ビタミンCを含む食材例:赤ピーマン、黄ピーマン、ブロッコリー、ケール、ブロッコリー、ホウレンソウ、イチゴ、キウイフルーツなど

■βカロテンを含む食材例:ホウレンソウ、ニンジン、ケール、かぼちゃなどの緑黄色野菜、ミカンなど

食事だけではバランスよく栄養摂取が難しい場合は、野菜スムージーやサプリメントを適度にプラスして、身体の内側から潤いある肌を作り出しましょう。

肌荒れは外側・内側から適切なケアを!

肌荒れは、日ごろから事前の予防を意識して、適切にスキンケアするのが重要です。

肌の外側から潤いを与えて、栄養バランスの取れた食事や規則正しい生活で内側からも健康をキープ。トラブルに負けない肌を目指して、毎日健やかに過ごしましょう。

おすすめのスキンケア商品

ここからは、肌荒れが気になる敏感肌にも使いやすい、おすすめのスキンケアアイテムをご紹介します。

ボタニカルモイストウォッシュ

毛穴汚れをすっきりさせて潤い守る洗顔フォーム「ボタニカルモイストウォッシュ」。
ボタニカルモイストウォッシュ

もっちりとした濃密泡がモコモコのクッションになり、毛穴に詰まった皮脂や汚れを落としながら、肌に摩擦を与えずにやさしく洗い上げる洗顔料。

植物由来の洗浄成分と保湿効果が期待できる京都産カイコまゆエキス配合で、肌に必要な水分・油分は残して毛穴汚れはすっきり!

さらに、保湿成分の5種のヒト型セラミドと3種の植物幹細胞エキスが、乾燥しやすい肌に潤いを与えてバリア機能を整えます。

■ボタニカルモイストウォッシュの商品詳細はこちら

ミネラルシルクソープ

毛穴汚れや古い角質を巻き込んで、すっきりと落とす洗顔せっけん「ミネラルシルクソープ」。
ミネラルシルクソープ

肌の潤いを守りながら古い角質を優しく落とす、京都産カイコまゆエキス配合の丁寧に作られた「枠練りコールドプロセス」石けん。

海洋性ミネラル成分が豊富な沖縄産クチャ(海シルト、海泥)の微細な粒子が、毛穴奥の皮脂汚れやホコリを吸着。保湿効果や肌整効果が期待できます。

もっちりとした粘り泡が乾燥しやすい肌をやさしく包み込み、くすみのない透明美肌へ。肌を整えるムラサキ根エキスや保湿成分のオリーブ果実油やヤシ油配合で、しっとりとした潤いが楽しめる石けんです。

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ボタニカルモイストクレンジングミルク

メイクや毛穴汚れを、やさしく落とすミルククレンジング「ボタニカルモイストクレンジングミルク」。
ボタニカルモイストクレンジングミルク

保湿成分4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキス配合で、メイクや毛穴汚れはすっきり落としつつ、ゆらぎやすい肌に潤いとハリを与えるクレンジングミルク。

植物由来の洗浄成分と京都産カイコまゆエキスが、毛穴に詰まった皮脂やメイク汚れを優しくオフ。肌に必要な水分・油分は残して、美容成分が乱れやすい肌のバリア機能を整えます。パッチテスト、スティンギングテスト済。

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ボタニカルモイストローション

乾燥しがちな敏感肌を潤いで満たし、みずみずしく保つ化粧水「ボタニカルモイストローション」。
ボタニカルモイストローション

4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスなどの保湿美容成分が、乾燥肌・インナードライ肌に潤いとハリを与えて、乱れがちなバリア機能を整える化粧水。

グリチルリチン酸2Kやアラントインなどの整肌・保湿成分が肌荒れを防いで、乾燥によるエイジングサインにもアプローチ。

ミネラル豊富なボタニカルウォーターが角質にすっと浸透して、ハリのあるみずみずしい肌へと導きます。敏感肌パッチテスト済。

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ボタニカルモイストセラム

年齢サインが気になる肌に、ふっくらハリを与える美容液「ボタニカルモイストセラム」。
ボタニカルモイストセラム

保湿美容成分ヒアルロン酸や4種のヒト型セラミド、5種の植物幹細胞エキスやカイコまゆエキスが、乾燥肌や年齢肌に不足しがちな潤いとハリをプラスし、肌表面のバリア機能を整える美容液。

カミツレ花エキスやセイヨウオトギリソウ花エキスなどの植物エキスが、目元・口元の乾燥ジワやたるみ毛穴などのエイジングサインが気になる肌をひきしめて、キメの整った肌へと導きます。

■ボタニカルモイストセラムの商品詳細はこちら

ボタニカルモイストクリーム

ゆらぎやすい肌に潤いや美容成分を閉じ込め、バリア機能を整えるクリーム「ボタニカルモイストクリーム」。
ボタニカルモイストクリーム

保湿成分スクワランが肌の水分蒸発を防いで、角層に潤いを閉じ込める保湿クリーム。

保湿美容成分6種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスが、乾燥肌・年齢肌に潤いとハリを与えて、肌表面のバリア機能を整えます。

さらに、整肌成分の油溶性ビタミンC誘導体が潤い満ちる明るい肌へと導き、使うほどにくすみのないハリツヤ肌へ。

■ボタニカルモイストクリームの商品詳細はこちら

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