健やかな肌を育てるために欠かせないのが、毎日のスキンケア習慣です。
ですが、クレンジング・洗顔から化粧水、美容液や乳液・クリームなど、複数のスキンケアアイテムが並んでいると、正しい順番で適切にお手入れできているのか、不安になることもありますよね。
また、正しい順番で塗布できていないと、期待できる効果が薄れてしまっていることも……。
そこでここでは、朝と夜のスキンケアタイムをより効果的にするために、改めて見直したい基本のスキンケアの正しい順番方法をご紹介します。
スキンケアの目的は?
まずは、そもそもなぜスキンケアが必要なのか、朝と夜それぞれのスキンケアの目的を見ていきましょう。
朝のスキンケアの目的
起床後、肌には睡眠中にかいた汗や毛穴から分泌された皮脂、その他ホコリなどがついています。そのため、まずはそれらの余分な汚れを落とし、肌を清潔にリセットする必要があります。
その後、乾燥しやすい素肌を潤いでカバーして、日中の紫外線や大気中の花粉やホコリ、PM2.5などの外的刺激から肌を保護することが重要に。
以上が朝のスキンケアの主な目的です。
夜のスキンケアの目的
一日の終わりに行う夜のスキンケアでは、まずはその日のメイクや余分な汗・皮脂、ホコリなどの汚れを落として、肌を清潔にする必要があります。
その後、肌に潤いや美容成分を与えることで、日中に受けた紫外線などの外的刺激によるダメージをケアして、その日一日がんばった肌を健やかな状態にすることが重要に。
以上が夜のスキンケアの主な目的です。
スキンケアアイテムの役割
次に、基本となるスキンケアアイテムの役割について見ていきましょう。
洗顔料
洗顔料は、肌表面に付着している汗や余分な皮脂、(垢となって剥がれ落ちるような)古い角質、花粉やホコリ、PM2.5などを落として、肌を清潔にする役割があります。
とはいえ、一日に何度も洗顔したり洗浄力の強い洗顔料を使ったりすることで、肌本来が持つ「バリア機能」を維持するために必要な保湿成分や皮脂までも洗い流すのはNGです。
そのため、洗顔料の本来の目的である「汚れを落として清潔にする」働きはもちろんのこと、同時に肌に潤いを与えて乾燥を防ぐ働きがあるかどうかもポイントになります。
なお、極度の乾燥肌や炎症などのトラブルがない限りは、朝の起床後も洗顔料を使って洗顔し、就寝中の汗や過剰分泌された皮脂などの汚れを落とすことをおすすめします。
※バリア機能:肌の一番上の層「角層」と肌を覆う「皮脂膜」による、シャッターのような働き。外部刺激(紫外線、花粉、ホコリ、PM2.5など)の侵入を防ぎ、肌内部の水分が蒸発するのを防ぐ。
化粧水
化粧水は、肌に水分を補って乾燥を防いだり、配合されている美容成分を届けたりするだけでなく、肌表面を柔らかくすることで、後から塗布するスキンケアアイテムの浸透を良くする働きがあります。
また、化粧水には、皮脂の過剰分泌を防ぐ役割もあります。というのも、乾燥すると肌はバリア機能を守るために、毛穴の奥にある皮脂腺から皮脂を分泌するため。
肌内部の水分が不足するほどに、皮脂が過剰分泌されて肌表面はべたつくようになるのです。このような肌状態を「インナードライ肌」と言います。
化粧水で水分や保湿美容成分を補うことは、バリア機能の低下を防ぎ、結果的に「外部刺激に強く乾燥しにくい」肌づくりの土台となっているのです。
美容液
美容液は、通常の化粧水と乳液・クリームのスキンケアにプラスすることで、その時々の肌悩みにあった美容成分を肌に補給できる役割があります。
美容液に配合される成分は多数ありますが、たとえば乾燥によるかさつきや小じわが気になって保湿効果をより求めているのなら、以下のような保湿成分が配合された美容液をいつものスキンケアに重ねることで、さらにスキンケアの効果が高まると期待できるのです。
■保湿成分例:セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、スクワラン、アミノ酸類、グリセリンなど
なお、シートマスクやパックも美容液と同じくスペシャルケアとして、肌悩みに合った美容成分を補給できるアイテムです。
乳液・クリーム
乳液とクリームの違いは、水分と油分の配合バランス(比率)。
乳液は水分が多めのため、クリームと比べてさらっとしたテクスチャです。クリームは油分が多めのため、乳液と比べて重めのテクスチャです。
乳液・クリームともに、先に塗布した化粧水の水分が蒸発しないように肌をカバーしつつ、保湿成分その他の美容成分を肌に与える役割があります。
乳液とクリームは、基本的にはどちらか片方の使用だけでOKです。
※季節や肌状態により乾燥がひどい場合には、乳液とクリームを併用する方法もあります。
たとえば脂性肌(オイリースキン)でべたつきが気になる場合は、水分が多めでさらっとしたテクスチャの乳液を使用。反対に乾燥肌(ドライスキン)やバリア機能が弱っている敏感肌の場合は、化粧水とクリームで水分・油分バランスを整えることをおすすめします。
スキンケアの順番は水分と油分に注目!
「化粧水と乳液の順番は?」「美容液はクリームの前? スキンケアの最後?」など、スキンケアアイテムを塗布するタイミングに迷う場合も。
そのような時には、アイテムの「水分・油分量」に注目しましょう。
たとえば、化粧水は水分が多くさらっとしたテクスチャをしており、油分の多いクリームは重くこってりとしたテクスチャになっています。
そのため、最初に水分が多いアイテムで潤いを肌に与えて保湿をし、その上から油分の多いクリームなどのアイテムを重ねます。肌に与えた水分を逃さないように、油分の膜で肌を覆っていくイメージです。
【朝のスキンケア】使用の順番
基本的な朝のスキンケアの順番を見ていきましょう。
洗顔料
洗顔料できちんと顔を洗うことで、就寝中に分泌された汗や余分な皮脂などの汚れを落とします。
洗顔時は、洗顔料をよく泡立てて、顔の肌を手の平でこすらないように泡のクッションで汚れを吸着するように洗いましょう。
また、洗い流す際はぬるま湯(32~34度)を使って、髪の生え際やフェイスラインまですすぎ残しがないように丁寧に泡を落とすようにご注意ください。
化粧水
洗顔後は肌が乾燥しやすくなっているため、化粧水で水分や保湿成分などを補います。
また、化粧水によって保湿することでバリア機能を整え、日中に受けやすい外的刺激から肌を守る力を育てましょう。
なお、コットン・手の平のどちらで塗布する際でも、ムラにならないように必ず適量を使用するようにしてください。
※コットン使用の場合、コットンの繊維で肌に摩擦を与えないようにご注意ください。
美容液
乳液・クリームよりも水分が多く油分が少ないタイプの美容液は、化粧水の次に塗布します。
肌悩みにアプローチする美容成分をプラスすることで、日中も肌に栄養を与えられます。
※美容液は、水分が多いリキッドからジェル、油分が多めのミルクからオイルタイプまであります。製品によってはブースターの役割として化粧水の前に使用したり、スキンケアの最後に塗布したりすることもあるため、各製品に記載の使用方法をご確認ください。
乳液・クリーム
化粧水や美容液で補った水分が蒸発しないように、油分が含まれる乳液やクリームでカバーします。
適量を清潔にした手の平で人肌に温めてから、顔の5点(両頬、額、鼻、アゴ)に置き、顔の内側から外側に向かってムラなく伸ばしましょう。乾燥しやすい部分は重ね付けをします。
最後に、顔全体をハンドプレスをしてなじませます。
※次に日焼け止めアイテムを塗布するため、肌表面にべたつきが残る場合は、軽くティッシュオフをして余分な油分を取ってください。
日焼け止めアイテム
日中浴びやすい紫外線は外的刺激となって、乾燥や炎症、シミ・シワ・たるみなどの肌トラブルやエイジングサインの要因となります。
なお、紫外線は夏だけではなく一年中、また天候にかかわらず、さらにはガラスを通り抜けるため室内であっても肌奥にまで侵入し、ダメージを与えます。
そのため、朝のスキンケアの最後にはスキンケア成分配合の日焼け止めアイテムを塗布して、紫外線から肌を守るようにしましょう。
【夜のスキンケア】使用の順番
基本的な夜のスキンケアの順番を見ていきましょう。
クレンジング
(メイクをしている場合)まずはその日のメイクや汗・皮脂などの汚れを落として、肌を清潔にするためにクレンジングを行います。
落ちにくいアイメイクやリップメイクをしている場合は、ポイントメイクリムーバーを使用することで、繊細な目元・口元の肌をこすらずにスッキリと汚れを落とすようにしましょう。
なお、脱脂力(皮脂・油分を取り去る力)が強いクレンジングを頻繁に使用すると、肌に必要な皮脂まで取り去ってバリア機能が低下し、乾燥を招くリスクがあります。
そのためクレンジングは、メイク汚れはしっかり落としつつも、保湿成分など美容成分配合で潤いもキープできるものを選びましょう。
洗顔料
メイクをしていない、石けんで落ちるメイクをしている、またはダブル洗顔が必要なクレンジング剤を使用している場合は、洗顔料を使って洗顔し、その日のメイク汚れや余分な皮脂、古い角質などを落とします。
朝の洗顔時と同様に、洗顔料をよく泡立てて、顔の肌を手の平でこすらないように泡のクッションで汚れを吸着するように洗いましょう。
洗い流す際はぬるま湯(32~34度)を使って、髪の生え際やフェイスラインまですすぎ残しがないように丁寧に泡を落とすようにご注意ください。
最後にタオルで拭く時も、タオルで摩擦を与えないようにタオルと優しく肌に押し当てて、水分を吸収するようにしましょう。
化粧水
クレンジングや洗顔で汚れを落とした後は、化粧水で水分補給をします。
一日の終わりの肌は、紫外線や花粉などの外的刺激、大気や冷暖房の影響などで乾燥ストレスにさらされて硬くなっていることも。そのため、化粧水で潤いを与えて、肌を柔らかくして整えましょう。
美容液
乳液・クリームよりも水分が多く油分が少ないタイプの美容液は、化粧水の次に塗布します。
肌悩みにアプローチする美容成分をプラスすることで、日中に受けた外的刺激によるダメージをその日のうちにケアしましょう。
※美容液は、水分が多いリキッドからジェル、油分が多めのミルクからオイルタイプまであります。製品によってはブースターの役割として化粧水の前に使用したり、スキンケアの最後に塗布したりすることもあるため、各製品に記載の使用方法をご確認ください。
乳液・クリーム
最後に、油分を含む乳液やクリームで優しく肌を覆って、化粧水や美容液で補った水分が蒸発しないようにしましょう。
朝はメイク崩れなどが気になる方は、夜のスキンケアの最後に保湿クリームを多めに塗布して、パックのように就寝中に集中ケアをするのもおすすめです。
ヘアケア・ボディケアの順番は?
では、お風呂上がりのヘアケアやボディケアと顔のスキンケアを含めた場合、どのような順番で行えばよいか見ていきましょう。
髪のタオルドライ・身体を拭く
シャンプー・コンディショナー後の水分を含んだ髪の毛は、髪の表面をうろこ状に覆うキューティクルが開いた状態。そのままでは摩擦を受けやすく、髪内部の水分や栄養素が流れ出しやすくなっています。
そのためタオルで髪をこするのではなく、吸水性のよいタオルで水分を吸収するように髪を包み込みましょう。
その後、身体の水分もタオルで素早く拭き取ります。
化粧水
顔の肌は乾燥しやすい状態になっているため、スキンケアの初めとして化粧水で水分を補います。
肌を化粧水の成分で柔らかくすることで、後からのスキンケアアイテムが馴染みやすくなる効果も期待できます。
ボディクリーム
身体の肌も乾燥しやすい状態になっています。そのため顔に化粧水を塗布して水分補給をしたら、次はボディケアに移りましょう。
ボディクリームなどのボディケアアイテムを使って、特に乾燥しやすいヒジ・スネ・ヒザ・足の裏などの細かな部分まで忘れずに保湿してください。
美容液
ボディケアの後で、顔のスキンケアの続きとして美容液へと移ります。
もしもシートマスクを投入する場合は、化粧水の後のこのタイミングで入れましょう。
※美容液は、水分が多いリキッドからジェル、油分が多めのミルクからオイルタイプまであります。製品によってはブースターの役割として化粧水の前に使用したり、スキンケアの最後に塗布したりすることもあるため、各製品に記載の使用方法をご確認ください。
ヘアケア・ヘアドライ
髪の毛も紫外線や大気の乾燥などの影響により、乾燥などのダメージをうけやすいパーツです。
そのため、ヘアオイルやヘアクリームなどのヘアケアアイテムを塗布してから、ドライヤーで髪を乾かしましょう。
なお、髪の自然乾燥はキューティクルが開きっぱなしになるため、髪のダメージを促進させてしまいます。また、濡れている時間が長くなるほど、頭皮に雑菌が繁殖しやすくなったり、血行不良に陥ったりするリスクが高まります。
髪自体の健康のためにも、頭皮環境を良くするためにも、自然乾燥ではなくドライヤーできちんと乾かすようにしてください。また、ドライヤーを使用する際は、毛流れに沿って根元から乾かし、最後に冷風を毛流れに沿って頭の上から下方向へざっと全体に当て、キューティクルを閉じさせるようにしましょう。
乳液・クリーム
髪を乾かしたら、スキンケアの最後として乳液やクリームを塗布します。
なお、入浴後は身体全体が乾燥しやすくなっているため、コップ一杯の水(冷水ではなく常温水や白湯)を飲み、水分補給を身体の内側からも行ってください。
スキンケアにおける注意点
スキンケアを行う上で、押さえておきたい注意点を以下に挙げます。
クレンジングもスキンケアのひとつ
メイクや肌のべたつきが気になるからと、洗浄力が強く肌に合わないクレンジング剤を使い続けると、メイクオフで肌にダメージを与えることに!
クレンジングもスキンケアのひとつとして、メイク汚れは落としつつも肌を整え潤す成分が配合されているものを選ぶましょう。
なお、メイクを落とす際は、皮脂分泌量が多くテカりやすいTゾーン(額から鼻にかけて)を中心に、また毛穴づまりが気になる小鼻部分には、指先を使ってクレンジング剤をなじませてからすすぐことをおすすめします。
洗顔・クレンジングはぬるま湯で
洗い流す際はぬるま湯(32~34度)を使って、髪の生え際やフェイスラインまですすぎ残しがないように丁寧に泡を落とすようにご注意ください。
冷水は毛穴が閉じるため、毛穴汚れが落ちにくくなります。反対に熱すぎるお湯は、肌に必要な皮脂まで溶け出してしまうため、肌の乾燥を招きます。必ずぬるま湯を使用しましょう。
どの肌質でも保湿ケアを重視する
脂性肌や混合肌の場合、皮脂によるべたつきが気になるため、あまり保湿をせずに化粧水でスキンケアを終わらせたり、さっぱりタイプのスキンケアアイテムだけを使用したりして保湿を怠ることがあります。
ですが、実際には肌内部が乾燥しているために過剰に皮脂が分泌されていたり、バリア機能が低下して外的刺激に弱くなったりしていることも。
そのため、乾燥肌や敏感肌の方だけではなく、どの肌タイプであっても肌に潤いを与える保湿ケアを重視し、肌本来のバリア機能を整えるようにしましょう。
正しいスキンケアの順番で健やかな肌を育てましょう!
複数ラインナップされているスキンケアアイテムですが、それぞれに肌をケアして整える役割があります。
順番に迷った場合は、「水分が多いサラッとしたアイテムが先」「油分が多い重めのアイテムで最後に肌をカバー」と覚えておくのもおすすめです。
各アイテムの水分・油分の配合比率によるテクスチャの違いを確認し、正しい順番でスキンケアをすることで、さらに期待できるスキンケア効果を楽しみましょう!
スキンケアのおすすめの商品
保湿成分ヒト型セラミドをはじめとした美容成分配合、どの肌質にも潤いを与えてバリア機能を整えるスキンケアアイテムをご紹介します。
ボタニカルモイストクレンジングミルク
メイクや毛穴汚れを、やさしく落とすミルククレンジング「ボタニカルモイストクレンジングミルク」。
保湿成分4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキス配合で、メイクや毛穴汚れはすっきり落としつつ、ゆらぎやすい肌に潤いとハリを与えるクレンジングミルク。
植物由来の洗浄成分と京都産カイコまゆエキスが、毛穴に詰まった皮脂やメイク汚れを優しくオフ。肌に必要な水分・油分は残して、美容成分が乱れやすい肌のバリア機能を整えます。パッチテスト、スティンギングテスト済。
ボタニカルモイストウォッシュ
毛穴汚れを潤い守って洗い上げる洗顔フォーム「ボタニカルモイストウォッシュ」。
もっちりとした濃密泡がモコモコのクッションになり、毛穴に詰まった皮脂や汚れを落としながら、肌に摩擦を与えずにやさしく洗い上げる洗顔料。
植物由来の洗浄成分と保湿効果が期待できる京都産カイコまゆエキス配合で、肌に必要な水分・油分は残して汚れをすっきりに!
さらに、保湿成分の5種のヒト型セラミドと3種の植物幹細胞エキスが、乾燥しやすい肌に潤いを与えてバリア機能を整えます。
ボタニカルモイストローション(保湿化粧水)
乾燥しやすい敏感肌を潤いで満たし、みずみずしく保つ化粧水「ボタニカルモイストローション」。
4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスなどの保湿美容成分が、乾燥肌・敏感肌に潤いとハリを与えて、乱れがちなバリア機能を整える化粧水。
グリチルリチン酸2Kやアラントインなどの整肌・保湿成分が肌荒れを防いで、乾燥によるエイジングサインにもアプローチ。
ミネラル豊富なボタニカルウォーターが角質にすっと浸透して、みずみずしい肌へと導きます。敏感肌パッチテスト済。
ボタニカルモイストセラム(保湿美容液)
乾燥ジワなどのエイジングサインが気になる乾燥肌・敏感肌に、ふっくらハリを与える美容液「ボタニカルモイストセラム」。
保湿美容成分ヒアルロン酸や4種のヒト型セラミド、5種の植物幹細胞エキスやカイコまゆエキスが、不足しがちな潤いとハリをプラスし、肌表面のバリア機能を整える美容液。
カミツレ花エキスやセイヨウオトギリソウ花エキスなどの植物エキスが、目元・口元の乾燥ジワなどのエイジングサインが気になる肌をひきしめて、キメの整った肌へと導きます。
ボタニカルモイストクリーム(保湿クリーム)
保湿成分が水分蒸発を防いで、刺激から守るフェイスクリーム「ボタニカルモイストクリーム」。
保湿成分スクワランが肌の水分蒸発を防いで、角質層に潤いを閉じ込める保湿クリーム。
保湿美容成分6種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキス、加水分解コラーゲンが、乾燥しがちで敏感な肌に潤いとハリを与えて、肌表面のバリア機能を整えます。
さらに、整肌成分の油溶性ビタミンC誘導体が潤い満ちる明るい肌へと導き、使うほどにみずみずしいハリツヤ肌へ。
日焼けによるシミ・そばかすなどが気になる方は少なくありません。ですが、一年中きちんと日焼け止めクリームを塗るなどの紫外線対策やUVケアをする方は、あまり多くないのが現状です。
特に曇りや雨の日など日差しが強くない日、室内、気温の高い夏以外のシーズンでは、あまり紫外線の影響が感じらないため、手足だけでなく顔の紫外線対策にも油断が出がちに!
ですが、紫外線は一年中地表に降り注ぎ、そのダメージは蓄積されて少なからず肌に影響を及ぼしているのです。
そこでここでは、紫外線の肌への影響など基本的な紫外線情報をご説明し、紫外線対策や日焼け止めアイテムの塗り方のポイントなどご紹介します。
紫外線とは?
太陽から発せられる太陽光線(日光)は、波長の長さによって「紫外線(ultraviolet、略してUV)」「可視光線(Visible)」「赤外線(Infrared)」の3つに分けることができます。
さらに紫外線は、波長の長さの範囲から「UVA(紫外線A波)」「UVB(紫外線B波)」「UVC (紫外線C波)」に分けられます。
これらのうち、地表に届くのは「UVA」と「UVB」。「UVC」はオゾン層によってブロックされるため、基本的には地表にまで届きません。
そのため、通常「紫外線対策」「UVケア」という場合は、UVAとUVBの両方からの肌へのダメージへの対策、を意味するのです。
季節や天候による紫外線の変化
では、紫外線量が多い時期とはいつでしょうか。
一般的なイメージでは、やはり気温が上がり日差しが急激に強くなる7~8月辺りの真夏ではないかと思われます。
ですが、たとえば東京では、年間で紫外線量が多いのは「4月から9月」の時期。真夏のイメージからは遠い4月から9月まで、紫外線量は油断がならない状態なのです。
※上図:気象庁公式サイトより
『日最大UVインデックス(解析値)の年間推移グラフ』
さらに冬場の時期も、紫外線指数は夏場に比べれば低くなるもの、当然ながら一年中存在しています。月間ベースで比較すると、たとえば冬場の1月でも夏場の紫外線量がピークの月に比べてUVBは約1/5、UVAは約1/2程度も地表に降り注いでいるのです。
また、UVAは雲を通り抜けるため、曇りの日であっても晴天時の約75%前後は地表に届いていると言われています。
※上図:ウェザーニュース公式サイトより
『天気別紫外線(UVA)の比較』
なおUVBは、曇天時は晴天時の半分程度ですが、少量であっても肌に影響を及ぼすことには変わりありません。
さらに、赤道に近かったり高地になったりするほどに、紫外線量は増える傾向にあります。そのため、同じ時期であっても場所によって紫外線量は増減することを念頭に置きましょう。
以上から、紫外線による肌ダメージ「光老化」を防ぐために、紫外線対策は天候に関わらず一年中行うことが重要なのです。
■参照サイト:
・気象庁「日積算UV-B量の月平均値の数値データ表」
・『太陽紫外線の科学』佐々木政子氏、日皮会誌108巻12号(平成10年10月臨時増刊号)P.1540~1545
紫外線の種類
では次に、具体的に紫外線の種類とそれぞれの肌への影響について見ていきましょう。
UVAの肌への主な影響
UVAは、紫外線の約95%を占める波長の長い、雲や窓ガラスを通る紫外線です。
UVAは、肌の奥の真皮層にまで侵入し、肌のハリ・弾力を司るコラーゲンにダメージを与えて変性させます。さらに、線維芽細胞にもダメージを与えます。
線維芽細胞とは、先述のハリ・弾力を担うコラーゲンやエラスチン、保湿成分のヒアルロン酸を作り出す元になる細胞。そのため、UVAによってダメージを受けると、肌にシワやたるみが発生しやすくなってしまうのです。
また、UVAはシミの元となるメラニン色素の合成を促進するため、時間が経つとシミが肌表面に現れるようになります。
UVBの肌への主な影響
UVBは、地表に届く紫外線の約5%を占める波長の短い紫外線です。UVAと比較して量が少ないため、影響も少ないように感じるかもしれません。
しかし、UVBはUVAの「600~1000倍強いエネルギー」とされており、肌表面をヤケド状態にさせるほどの強いダメージを与える力があるのです。
UVBは、UVAのように窓ガラスを通り抜ける性質はありません。ですが、その強いエネルギーによって肌表面の表皮細胞やDNAにダメージを与えるため、肌の炎症を起こしやすく、シミ・そばかすの他、ひどい場合には皮膚がんを誘発することもあります。
紫外線を浴びると老化する?
紫外線(UVA, UVB)は、肌の老化の原因のおよそ8割と言われており、紫外線による老化を「光老化」と呼びます。
たとえば、紫外線を浴びると、肌内部に活性酸素が発生します。この活性酸素が過剰発生すると、肌を刺激から守るために、表皮の一番下「基底層」にある細胞「メラノサイト」が活性し、メラニン色素を生成。
これによって、肌の色が褐色になる「日焼け」が起きます。
■日焼けに関する他の参考記事はこちら
『日焼けの種類と効果的なアフターケアとは?72時間以内に行うべきポイントや日焼け止めのコツまで』
通常は一時的にメラニン色素が増えて日焼けとしても、肌の生まれ変わりサイクル「ターンオーバー」によって、最終的には古い角質細胞とともにメラニン色素も垢として剥がれ落ちるため、シミになることはありません。
■ターンオーバーに関する他の参考記事はこちら
『ターンオーバーが乱れる原因や整え方とは?肌荒れを防ぐためのポイントは?』
ですが、紫外線ダメージが長期間蓄積されたり、適切な紫外線ダメージのケアをしていなかったりすると、メラニン色素が蓄積されてしまい、肌奥まで居座ってシミとして定着してしまいます。これが、シミができるメカニズムです。
また先述したように、UVAは肌の奥の真皮層や皮下組織にまで届き、維芽細胞にダメージを与えたり、コラーゲン自体にダメージを与えたりして機能の低下を招きます。その結果、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の産出量が減少し、機能が衰えます。
コラーゲンやエラスチンは肌のハリ・弾力を担うタンパク質の一種。またヒアルロン酸は、水分を抱えこむ保水・保湿成分です。そのため紫外線ダメージを受けると、肌にハリがなくなり、シワ・たるみ・乾燥トラブルが起きやすくなります。
以上の紫外線による肌ダメージによって、シミ・シワやたるみ、乾燥、くすみなど、様々な光老化トラブルが肌に現れやすくなるのです。
人によって紫外線の影響は違うの?
では、同じ条件下で紫外線に当たっていても、日焼けしやすい人と、赤くなるだけであまり肌の色が濃くならない人がいるのはなぜでしょうか。
その理由は、生まれつきのメラニン色素の量に関係します。元々メラニン色素が多い人は、メラニン色素を作り出す力も強いため、紫外線にあたると日焼けしやすい性質があります。
反対に元々肌のメラニン色素が少ない人は、メラニン色素を作り出す力も弱いために、肌が褐色に変化する、見た目上の日焼けはしにくい性質があります。
ですが、メラニン色素を作り出す力が弱いということは、紫外線ダメージを受けやすいことを意味します。そのため、肌はヤケドと同じように赤くなったり、紫外線が肌奥まで侵入してダメージが蓄積されたり、ひどい場合には日光アレルギーや湿疹、じんましんが発生することもあるため、十分に注意が必要です。
紫外線の対策方法6選!
ここからは、日常的に行っていただきたい紫外線対策をご紹介します。
1.UVカットのカーテンなどで窓ガラスを覆う
紫外線(UVA)は窓ガラスを通って室内にも侵入します。
そのため、室内だからと油断して「うっかり日焼け」をしないように、UVカット仕様のカーテンやフィルムを使って窓ガラスを覆い、室内でも紫外線対策を行いましょう。
2.日焼け止めアイテムをこまめに塗る
日焼け止めクリームやジェルなどの日焼け止めアイテムを外出前に塗った後、一日中塗り直さない方は珍しくありません。
ですが、日焼け止めアイテムは水や汗、摩擦などで取れやすく、また、その効果自体も時間が経つごとに弱まってしまいます。そのため、できる限り2~3時間ごとに適量を塗り直すことをおすすめします。
顔の場合は、メイク直しの延長でUVカット効果のあるパウダーで押さえて仕上げるようにしましょう。
3.紫外線量がピークの時間帯の外出を避ける
1日のうちで、紫外線量が一番多くなるのは正午前後(10~14時)です。そのため、外出時間を選べる場合は、できるだけ正午前後は避けるようにしてください。
また、外出時は日陰をできるだけ利用するようにして、少しでも紫外線対策を意識するようにしましょう。
※正午前後以外の時間帯でも紫外線は降り注いでいるため、油断はしないようにご注意ください。
4.日傘や帽子を活用する
紫外線カット効果のある日傘やつばのある帽子で、顔はもちろん首筋や耳、髪の毛など、日焼け止めクリームだけではカバーしきれない部位も紫外線対策を行いましょう。
なお、日傘は「内側が黒色の日傘」の場合、地面の照り返しの光を黒色が吸収するため、顔に反射するリスクが低くなります。
※ただし、黒色は太陽光に含まれる赤外線も吸収するため、白色と比較して暑さは感じやすくなります。
5.UVカットの衣類・手袋・ストールを活用する
UVカット仕様の長袖シャツやカーディガン、手袋・アームカバーを利用して、紫外線から身体の肌を守るようにしましょう。
また、カバーし忘れやすい首元は、ストールや襟つきのアイテムで覆うようにしてください。
なお、夏場は通気性のよい素材を選ぶことをおすすめします。
6.サングラスを活用する
意外にも、目から吸収された紫外線の影響で、脳は肌にメラニン色素を作るように指令を出します。また、長時間の紫外線ダメージによって角膜炎などの眼病リスクも高まるため、UVカット効果のあるサングラスを活用しましょう。
なお、サングラスのレンズの色の濃さは、UVカット効果とは比例しません。レンズに表示されている「紫外線透過率」もしくは「紫外線カット率」をチェックして、紫外線カット効果の高いものを選ぶことをおすすめします。
日焼け止めの塗り方のポイントまとめ
日焼け止めアイテムは、テクスチャーによって塗り方にポイントがあります。日焼け止めアイテムを効果的に使うために、チェックしてみましょう。
ジェル・クリーム・ミルク
■顔に使用する時
スキンケアで保湿をし、肌を整えてから顔に日焼け止めクリームやジェルを塗布します。その際、日焼け止めアイテムを5点(両頬、額、鼻、顎)に置き、顔の内側から外側に向かってムラにならないように伸ばします。
目元や小鼻、フェイスライン、髪の生え際などの凹凸のある部分も、しっかりと忘れずに塗りましょう。また、耳・耳裏も塗り残しがないように塗布するのがポイントです。
■身体に使用する時
塗り忘れしやすい首元からデコルテにかけても、紫外線ダメージが目立ちやすいためケアしましょう。鎖骨からフェイスラインに向かって「下から上」方向に塗布してください。
また腕は、広い面積のために適当に塗ってムラが出やすくもあります。
そのため、まずは日焼け止めクリームを腕の付け根から手首まで、一直線に塗ります。その後、付け根から手首に向かって、反対の手でくるくると円を描くようにしながらムラなく伸ばしていきましょう。
足もまた、塗り残しができやすい部位です。足も肌に直接日焼け止めアイテムを伸ばし、手でくるくると円を描くようにしながらムラなく伸ばしていきましょう。
ひじやひざの裏側、手の甲や足の甲まで、全身ムラなくしっかりと塗布するようにご注意ください。
シェイキング(振るタイプ)
振るタイプの「シェイキング」アイテムは、必ず容器をよく振ってから使用します。
顔・身体の塗り方のポイントは、先述のジェル・クリーム・ミルクと同様です。
スプレー
スプレーアイテムは、必ず容器をよく振ってから使用します。
※製品の使用方法をご確認ください。
■顔に使用する時
手の平に少量を出し、顔全体に塗ります。少量を数回に分けて丁寧に塗ることで、ムラが出ないようにしましょう。
■身体に使用する時
首元・首筋は顔と同様、手の平に少量を出し、ムラが出ないように塗り重ねます。
手足には直接スプレーをして、手でくるくると円を描くようにしながらムラなく伸ばしていきましょう。ひじやひざの裏側、手の甲や足の甲まで、全身ムラなくしっかりと塗布するようにご注意ください。
日焼け止めに関しての注意事項
日焼け止めアイテムをせっかく使用しても、誤った塗り方をしていては効果半減。そこで次に、日焼け止めに関する守っていただきたい注意事項を見ていきましょう。
保湿ケアをしてから塗る
顔に日焼け止めアイテムを塗布する際は、必ず事前にスキンケアで保湿ケアをするようにしましょう。
というのも、保湿を怠ると乾燥から肌内部を守るために、毛穴から過剰に皮脂が分泌されるため。化粧水で水分補給をした後、保湿成分配合の乳液やクリームで顔全体を覆い、水分・油分バランスを整えましょう。
スキンケアの後に日焼け止めアイテムを重ねるとべたつきが気になる場合は、各アイテムを塗布するごとに軽くティッシュオフをして、余分な皮脂や油分は取ることをおすすめします。
使用量を減らさない
日焼け止めアイテムに書かれている効果目安は、「適切な量」を塗布した場合の結果です。そのため、塗布する量が少ないと、期待している紫外線カット効果が得られず、紫外線ダメージを受けやすくなります。
一般的に日焼けの効果測定試験では、「試料塗布量 2㎎/㎠」と規定されています。これは、「肌面積1㎠につき2㎎」使用、という意味になります。
たとえば顔全体に使用する場合、およそ400㎠(20㎝×20㎝)と計算し、必要な日焼け止めアイテムと塗布量は「800mg=0.8g」。これは、クリームタイプの場合でおよそ「パール粒2個分」に相当します。
一度に「パール粒2個分」を伸ばすのではなく、最初に「パール粒1個分」を顔全体に伸ばし、重ね塗りとして再度「パール粒1個分」を顔全体に伸ばすと、さらに塗りムラを減らすことができます。
屋内やちょっとした外出時でも塗る
先述したように、UVAは窓ガラスを通って室内に侵入するため、屋内であっても紫外線ダメージのリスクはあります。
また、たとえば短時間ベランダに出たり洗濯物を取り込んだりするために外に出るだけでも、紫外線ダメージは蓄積されます。そのため、基本的に日焼け止めアイテムはスキンケアの延長線上で、まずは朝に塗布する習慣を付けましょう。
また、日中もこまめに塗り直して、「うっかり日焼け」を積み重ねないようにご注意ください。
日焼け止めのSPFとPAは?
日焼け止めクリームなどの日焼け止めアイテムには、紫外線カット効果の目安として「SPF」「PA」という表記があります。
SPFとは、英語の“Sun Protection Factor”の頭文字を取った略語。UVBに対する防止効果を示す数値です。
素肌の場合、「UVBを浴びて日焼けするまでにかかる時間は約20分」が一般的な目安です。SPFは、この20分を「SPF1」として、数値が上がるごとに日焼けする時間が伸びる、という考え方を示しています。
たとえばSPF30の場合、【20分×30=600分】となり、この製品はサンバーン(UVBによる肌が赤くなる日焼け)を起こすのに600分かかる、という意味になります。
またPAは、“Protection Grade of UVA”の略語であり、サンタン(UVAによる肌が褐色になる日焼け)を引き起こすUVAに対する防止効果を示しています。
PAの場合は「+」の数で4段階で表示され、「PA+ (効果がある)」「PA++(効果がかなりある)」「PA+++(効果が非常にある)」「PA++++(効果が極めて高い)」という目安を示しています。
なお、たとえば、これらの数値が高く紫外線予防に良いように思われても、肌質に合わない成分が含まれていたり、ほとんど屋内にいる日に数値が高いものをつけ続けたりして肌に負担を与えることもあります。
そのため、日焼け止めアイテムを選ぶ際は、どのようなシチュエーションで使用するのか、肌にあった成分を使用しているのか、石けんで落ちるのかクレンジングが必要なのか、といったスキンケアアイテムのひとつとして選ぶことをおすすめします。
※日焼けを起こす時間や程度は個人の肌質にもよるため、SPF/PA値はあくまで目安として捉えましょう。
日焼け止め化粧品の種類にはどんなものがある?
日焼け止め化粧品には、主に以下のような種類に分けられます。
1.紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)タイプ
紫外線吸収剤を使用せず、紫外線散乱剤を使用した日焼け止めアイテムを「ノンケミカル」タイプと言います。
紫外線吸収剤は、紫外線を吸収した後、肌の上で化学反応を起こして熱エネルギーを放出し、肌を紫外線から防御します。
肌質によってはその化学反応に違和感を覚える事もあるため、紫外線吸収剤が肌に合わない場合は、化学反応を起こさずに紫外線を反射させるノンケミカルタイプを試してみましょう。
2.ウォータープルーフタイプ
水に濡れても落ちにくい、撥水性のある日焼け止めアイテム。プールや海へのレジャーシーンや、汗をかくスポーツシーンなどに使いやすいアイテムです。
※オフする際はクレンジングが必要なこともあるため、使用方法について確認するようにしましょう。
3.薬用ホワイトニングタイプ
紫外線によるメラニン色素の生成を抑制するとされる、医薬部外品の有効成分が配合されている薬用ホワイトニングタイプ。
スキンケアアイテムと同様、成分が肌に合うかどうかご確認の上、ご使用ください。
4.化粧下地兼用タイプ
化粧下地効果と日焼け止め効果が同時に得られる化粧下地兼用タイプ。
あまり化粧品を塗り重ねたくない方や、皮脂浮きしやすく化粧品の油分が気になる方などにおすすめです。
一年中紫外線対策をしましょう!
紫外線は目に見えない分、うっかり浴び続けてしまいがち。ですが、長年の紫外線によるダメージが、肌の乾燥やシミ・シワなどの気になる肌トラブルの原因になっているのかもしれません。
普段の生活で蓄積されやすい生活紫外線ダメージを後々まで残さないように、季節や天候に関わらず、また屋内であっても、日焼け止めアイテムを活用して事前に紫外線対策をするようにしましょう。
紫外線対策のおすすめの商品
ノンケミカル処方で石けんで落ちる、紫外線対策におすすめのアイテムをご紹介します。
ミネラルUVクリーム
エーデルワイスを中心とした6種の植物エキスの働きで、乾燥ダメージを受けた肌をしっとりと包み込み、紫外線やPM2.5などの環境ストレスから肌を守るUVクリーム(化粧下地)。
紫外線をカットする紫外線防止効果(SPF50+ PA++++)やブルーライトカット効果で敏感な肌をカバー。波長の長いUVAもしっかりカットする事により、たるみやシワなど、さまざまな肌トラブルの原因から肌を守ります。
ローズヒップオイル、マカダミアナッツオイルやバオバブ種子油などの希少なオーガニック成分の植物オイルがキメを整え、肌にツヤとうるおいを与えます。
敏感肌にやさしい低刺激処方で、シリコン、石油系界面活性剤・紫外線吸収剤など9つの無添加処方。石けんで落ちる処方。
ミネラルUVパウダー
肌にやさしく紫外線カット(SPF50+ PA++++)! テカリ崩れを防止して透明美肌が続く日焼け止めパウダー「ミネラルUVパウダー」。
天然ミネラル成分とピュアシルクパウダー配合で、長時間くすまず透明感のあるツヤ肌へ。特殊コーティングで時間がたっても崩れず、美肌をキープします。また、肌触りの良いパフが簡単にふんわりきめ細かい仕上がりを実現。
ブルーライトも99.4%カットでき、外部刺激から肌を守ってしっとり感が続きます。
敏感肌にやさしい低刺激処方で、鉱物油、シリコン、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤など9つの無添加処方。石けんで落ちる処方。
ミネラルUVファンデーション
紫外線カット(SPF50+ PA++++)・保湿ケア・毛穴やシミのカバーが叶う多機能UVパウダーファンデーション「ミネラルUVファンデーション」。
天然ミネラル成分とピュアシルクパウダー配合で、長時間くすまず毛穴やシミをカバー。一日中潤いが続いて崩れません。また、肌触りの良いパフが簡単にふんわりきめ細かい仕上がりを実現。
ブルーライトも99.9%カットでき、外部刺激から肌を守って長時間くすまず透明感が続きます。
敏感肌にやさしい低刺激処方で、鉱物油、シリコン、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤など9つの無添加処方。石けんで落ちる処方。
【合わせて読みたい】
『肌のくすみの種類と原因を解説!タイプ別対策も』
『シミの原因や対策方法を詳しく紹介』
『敏感肌はシミができやすい!?シミができるメカニズムとシミ予防対策』
『肌荒れを対策するには?肌荒れの原因や肌に良い食べ物について』
季節の変わり目や睡眠不足といった生活リズムが乱れがちな時など、同じスキンケアアイテムを使っているはずなのに、以前と比べてなんとなく肌の調子が良くないと感じることはありませんか。
そのような肌の不調を感じる原因のひとつとして、「ターンオーバーの乱れ」が挙げられます。ですが、「肌のターンオーバーってどういう意味?」「ターンオーバーと肌の調子って関係あるの?」と、疑問に感じる声は少なくありません。
そこでここでは、「ターンオーバー」に注目し、ターンオーバーについての基本情報やターンオーバーと健やかな肌作りとの関係についてご説明します。
ターンオーバーとは?
まずは、ターンオーバーとはそもそもどのようなことを意味するのか、見ていきましょう。
ターンオーバーのサイクル
ターンオーバーとは、肌細胞の生まれ変わりサイクルや新陳代謝のことを指します。
肌は、表面から下に向かって、「表皮層」「真皮層」に分かれて重なっています。そして、表皮層はさらに上から「角質層(角層)」「顆粒層」「有棘層」「基底層」が、ミルフィーユ状に重なってできています。
肌の表面を構成する角質細胞は、もともと表皮の一番下にある基底層で「ケラチノサイト」として生まれます。そのケラチノサイトが徐々に上の層に移動し、角質層で「角質細胞」に変化します。そして最終的に、古くなった角質細胞は垢(アカ)になり、自然に剥がれ落ちます。
このような「角質細胞の元になるケラチノサイトが生まれ、最終的に古い角質細胞が剥がれ落ちる」一連のサイクルを、ターンオーバーと呼ぶのです。
ターンオーバーの周期
ターンオーバーの周期は、一般的には「およそ28日」とされています。ですが、これは20歳頃の肌を目安にした日数です。
実際にはターンオーバー周期は加齢によって伸びるとされており、おおよその目安として以下のように言われています(肌状態により個人差があります)。
・20歳・・・約28日
・30際・・・約58日
・40歳・・・約68日
・50歳・・・約78日
そのため、以前と同じスキンケアや生活習慣を送っていても、肌が乾燥してごわついたり、シミやくすみが気になったりしているのなら、加齢によってターンオーバー周期が伸びているのかもしれません。
ターンオーバーが乱れるデメリット
ターンオーバーの周期が遅くなったり、反対に早くなったりと乱れるのは、加齢だけが原因ではありません。
なんらかの原因によってターンオーバーが乱れても、同様に肌トラブルが気になるようになるのです。ターンオーバーの乱れから起こりやすい、肌への悪影響の例を見ていきましょう。
ハリの低下
紫外線などの外的刺激や乾燥によって肌がダメージを感じると、ターンオーバーが早まることがあります。すると、通常時よりも未熟で形が不揃いな角質細胞ができることに。
未熟な角質細胞は、アミノ酸を主とした保湿成分「天然保湿因子(NMF)」の含有量が少ないため、乾燥している状態です。
そのため、肌は潤いがなく、ハリ・弾力が低下したたるみ肌になりやすくなります。
たるみ毛穴・角栓づまり
乾燥によって肌のハリが低下してたるむと、肌表面にある毛穴の出入口もたるんでしまうため、毛穴の開きが目立つことになります。
また、ターンオーバーは早くても遅くても古い角質細胞が適切に剥がれにくくなるため、毛穴の中に溜まっていきやすくなります。すると、毛穴のなかで皮脂と混ざって「角栓」が作られて、角栓づまりを招くことになります。
シミ・ニキビ跡
ターンオーバーが通常よりも遅くなると、古い角質細胞が上手く剥がれ落ちなくなるため、紫外線や炎症などで発生したメラニン色素もまた、角質細胞と一緒に剥がれ落ちなくなります。
すると、色素沈着を起こして、シミやニキビ跡として残ってしまいます。
くすみ・ごわつき
ターンオーバーが通常よりも遅くなると、古い角質細胞が上手く剥がれ落ちなくなるため、角質層が厚く積もってしまいます。
本来は垢として自然に剥がれる古い角質が厚い壁のようになるため、見た目にもくすんで透明感がなく、肌自体の手触りも硬くごわつきがあるようになってしまいます。
ターンオーバーが乱れる原因
では、加齢以外にターンオーバーが乱れる原因にはどのようなことが考えられるのか、見ていきましょう。
紫外線
紫外線によって表皮・真皮ともに細胞にダメージを受け続けると、肌は外的刺激からの防御反応によって、新しい角質細胞を作ろうとターンオーバーを早めます。
乾燥
スキンケア不足や洗顔のし過ぎなどで乾燥すると、肌は肌内部を乾燥ダメージから守るために、新しい角質細胞を作ろうとターンオーバーを早めます。
血行不良
健やかな細胞が育つために必要な栄養素や酸素は、血流に乗って皮膚をはじめ全身に運ばれています。そのため、血行不良になると正常な角質細胞が育ちにくくなり、ターンオーバーが乱れてしまいます。
食生活の乱れ
偏った食事内容や過度な食事制限によるダイエットなどによって、摂取する栄養バランスが乱れていると、肌の細胞にまで必要な栄養素が届かずにターンオーバーが乱れてしまいます。
生活習慣の乱れ
ストレスや睡眠不足などによって疲労が溜まっていると、ホルモンバランスが乱れることでターンオーバーもまた乱れてしまいます。
ターンオーバー周期を整えるポイント
通常より遅くても早くても、なんらかの肌トラブルを招くターンオーバー。では、この美肌づくりに重要なターンオーバー周期を整えるにはどうすればよいのでしょうか。
食生活・栄養バランスの見直し
食事によるバランスのよい栄養摂取を心がけましょう。基本として、健やかな身体に欠かせない3大栄養素(糖質、タンパク質、脂質)とビタミン・ミネラル類を、毎日バランスよく取ることが重要です。
特に、ターンオーバーを整えるためには、以下の栄養素と食材例を意識的に摂取するのがおすすめです。
■ビタミンB2・・・ウナギ、レバー、卵、納豆、乳製品、アーモンド、葉菜類など
■ビタミンB6・・・マグロ、カツオ、レバー、鶏ささみ、サケ、にんにく、バナナなど
■ビタミンC・・・赤ピーマン、黄ピーマン、ブロッコリー、ジャガイモ、サツマイモ、キウイフルーツ、イチゴなど
■カリウム・・・切り干し大根、ドライトマト、アボカド、ホウレンソウ、枝豆、モロヘイヤ、カボチャなど
■カルシウム・・・牛乳、乳製品、大豆製品、小魚、エビ、小松菜、モロヘイヤ、切り干し大根など
生活習慣の見直し
ストレスや睡眠不足の自覚がある場合、適度な運動によるリフレッシュや睡眠時間の確保など、心身の疲労がたまってホルモンバランスが乱れないように、生活習慣を見直してみましょう。
血行促進を心がける
血行不良で冷え体質になっている場合、入浴時はシャワーだけではなく浴槽に浸かって身体を温めましょう。
また、筋力の低下は血行不良の原因になるため、適度な運動やストレッチをしたり、身体の内側から冷やさないように、身体を温める食材を摂取したりするなど、身体の内側・外側の両面から血行促進を心がけましょう。
なお、過度の飲酒や喫煙は血行不良を招くため、ご注意ください。
紫外線対策をする
紫外線は一年中降り注いでいるため、紫外線対策(UVカット対策)はシーズンに関係なく怠らないようにしましょう。
また、紫外線のなかでもUVA(UV-A波)は、雲やガラスを通り抜けるため、日差しの弱い曇りの日や屋内で過ごす時でも、できるだけ紫外線をカットするようにご注意ください。
日焼け止めクリームやUVカット効果のあるファンデーション、日傘や帽子、サングラス、UVカット効果のある衣類などを上手に活用するのがおすすめです。
保湿ケアをする
肌の乾燥はターンオーバーを乱すだけではなく、肌表面のバリア機能を低下させて、紫外線や花粉・ホコリなどの外的刺激を侵入しやすくし、さらなる肌トラブルを招く要因になります。
また、肌内部の水分が蒸発しやすくなるため、乾燥の悪循環を招くことに!
そのため、乾燥を感じやすい冬場はもちろんのこと、肌表面は皮脂でベタつきやすい夏場であっても、肌内部を乾燥させないために、水分保持力のある保湿成分配合のスキンケアアイテムで保湿ケアを徹底しましょう。
ターンオーバーを整えて健やかな肌へ
肌のターンオーバーの乱れは、乾燥やシミ・くすみ・たるみなどのエイジングサインの原因になる他、バリア機能の低下によって思わぬ肌荒れやニキビなどの肌トラブルを招くことにもなります。
そのため、理想の肌づくりには「肌の生まれ変わりサイクルであるターンオーバーを整えることが重要」と意識して、日々の生活習慣やスキンケアの見直しを行ってくださいね。
スキンケアのおすすめの商品
ターンオーバーを整える保湿ケア対策におすすめのスキンケアアイテムをご紹介します。
ボタニカルモイストローション(保湿化粧水)
乾燥しやすい敏感肌を潤いで満たし、みずみずしく保つ化粧水「ボタニカルモイストローション」。
4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスなどの保湿美容成分が、乾燥肌・敏感肌に潤いとハリを与えて、乱れがちなバリア機能を整える化粧水。
グリチルリチン酸2Kやアラントインなどの整肌・保湿成分が肌荒れを防いで、乾燥によるエイジングサインにもアプローチ。
ミネラル豊富なボタニカルウォーターが角質にすっと浸透して、みずみずしい肌へと導きます。敏感肌パッチテスト済。
ボタニカルモイストセラム(保湿美容液)
乾燥ジワなどのエイジングサインが気になる乾燥肌・敏感肌に、ふっくらハリを与える美容液「ボタニカルモイストセラム」。
保湿美容成分ヒアルロン酸や4種のヒト型セラミド、5種の植物幹細胞エキスやカイコまゆエキスが、不足しがちな潤いとハリをプラスし、肌表面のバリア機能を整える美容液。
カミツレ花エキスやセイヨウオトギリソウ花エキスなどの植物エキスが、目元・口元の乾燥ジワなどのエイジングサインが気になる肌をひきしめて、キメの整った肌へと導きます。
ボタニカルモイストクリーム(保湿クリーム)
保湿成分が水分蒸発を防いで、刺激から守るフェイスクリーム「ボタニカルモイストクリーム」。
保湿成分スクワランが肌の水分蒸発を防いで、角質層に潤いを閉じ込める保湿クリーム。
保湿美容成分6種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキス、加水分解コラーゲンが、乾燥しがちで敏感な肌に潤いとハリを与えて、肌表面のバリア機能を整えます。
さらに、整肌成分の油溶性ビタミンC誘導体が潤い満ちる明るい肌へと導き、使うほどにみずみずしいハリツヤ肌へ。
【合わせて読みたい】
『肌荒れの原因と対策を徹底解説!』
『花粉症で肌荒れに!花粉皮膚炎の原因とスキンケアでの予防改善対策』
『お肌のハリと弾力を保つには?ハリ不足の原因とお手入れ方法をご紹介』
『ニキビ肌のケア方法は?おすすめのスキンケアや対策方法を解説』
『肌のくすみの種類と原因を解説!タイプ別対策も』
年齢を重ねるほど、以前よりも肌悩みが増えてくる方は少なくありません。その中でも、お悩みの上位に挙がりやすいのが「顔のたるみ」です。
目元、口元、頬、アゴ周りのフェイスラインなどにたるみが出ると、疲れた印象を与えたり、実年齢よりも老けたように見える、いわゆる老け顔になったりすることも。
また、目の下や口元、頬のたるみをそのままにしておくと、ほうれい線をはじめとしたシワや毛穴の開きにもつながります。
そこでここでは、肌のたるみに着目し、たるみの原因と予防方法についてご紹介します。
顔のたるみとは
顔のたるみと聞いて、どの部位を思い浮かべるでしょうか。一般的にたるみは、目尻や目の下などの目元、頬、口角・口元やアゴ周り、フェイスラインに起こるとされています。
たるみの原因は様々ですが、肌自体が加齢や紫外線などによるダメージによってハリ不足になったり、皮膚の下にある筋肉が同じくなんらかのダメージによって衰えて、脂肪や皮膚を支え切れなくなったりすることで起こります。
そのため、顔がたるみやすくなる原因を知って、事前に予防を心掛けることが大切です。
たるみの種類
「顔のたるみ」と一括りにしがちですが、実は主に3種類に分けられます。それぞれのたるみの特徴を見ていきましょう。
たるみ1.肌のハリ不足
乾燥や加齢による肌質の変化などによって、顔全体の皮膚のハリが不足し、弾力のないたるみ肌になっている状態。
肌表面の乾燥やキメの粗さ、乾燥による小じわやくすみなど、たるみ以外の気になる肌トラブルやエイジングサインも現れやすくなっています。
たるみ2.皮下脂肪の量
皮膚の下にある皮下脂肪量の増減によって、たるみが生じている状態。
顔の皮下脂肪が多いと、その下の筋肉が脂肪を支え切れずに、重力に引っ張られて下垂します。また反対に、加齢やダイエットなどによって皮下脂肪が少なくなると、ハリがなくなるためやはり下垂しやすくなることに。
まぶたのたるみや目の下のたるみ、ほうれい線の元になる頬のたるみなどが現れやすくなります。
たるみ3.表情筋の衰え
顔の細かな動きを司る筋肉の総称「表情筋」。表情筋もまた、身体の筋肉と同じように、あまり動かさない生活が続いたり、加齢や紫外線などの外的要因によってダメージを受けたりすることで衰えやすくなり、緩んでしまいます。
すると、表情筋の上に乗っている皮下脂肪や皮膚も一緒に下垂するため、見た目にもたるんだ状態に。たるみの他、シワも現れやすくなります。
たるみの原因
では次に、たるみができる主な原因について、具体的に見ていきましょう。
1.紫外線による光老化
一年中地表に降り注ぐ紫外線(UV)には、UVA(UV-A波)とUVB(UV-B波)が含まれています。
UVAは、肌の奥にある真皮層や皮下組織にまで届き、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを生み出す線維芽細胞にダメージを与えます。その結果、これらの産出量が減少することに。
コラーゲンやエラスチンは肌のハリ・弾力を司るタンパク質の一種です。またヒアルロン酸は、水分を抱えこむ保水・保湿成分。そのため、UVAによるダメージを受けると、ハリのない乾燥肌になりやすくなるのです。
またUVBは、肌表面にヤケドのようなダメージを与えます。すると、肌表面のバリア機能が低下するため、肌内部の水分が蒸発しやすくなったり、肌細胞の生まれ変わりサイクル「ターンオーバー」が乱れて肌トラブルが増えたりします。
これらの紫外線による肌ダメージ「光老化」によって、肌のたるみをはじめとしたエイジングサインが現れやすくなるのです。
2.加齢によるコラーゲンの減少
女性の場合、女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」の分泌量は、25~30歳前後をピークに加齢に伴って減少していきます。
エストロゲンは、別名「美肌ホルモン」とも呼ばれるほど肌のコンディションに影響を及ぼすホルモン。というのも、肌内部の真皮層にあるコラーゲンを促進する働きがあるからです。
先述したように、コラーゲンは、肌のハリ・弾力を作り出す役割があります。そのため、エストロゲンの分泌量が減少すると、コラーゲン産出量も減少するため、徐々に肌のハリが損なわれてたるみやすくなることに。
また、エストロゲンは肌の保水成分ヒアルロン酸の産出量にも関わっているため、肌の潤い不足まで招いてしまい、乾燥による肌トラブルからたるみを加速させる要因になります。
3.表情筋の筋力低下
顔には多数の筋肉「表情筋」が組み合わさり、咀嚼・発話の動きや細かな表情を作り出します。ですが、身体の筋肉と同様、適切に使わなければ筋力は衰えてこわばってしまいます。
また、姿勢の悪さや運動不足によっても、顔を含む全身の筋肉のバランスが崩れてしまうため、表情筋にも悪影響を及ぼします。
筋力が低下すると血行不良やリンパの滞りといった弊害も招きやすくなり、表情筋だけではなく肌の状態も衰える要因になるのです。
4.むくみ・脂肪の増加
表情筋の衰えによって血流やリンパが滞りやすくなると、余分な水分や老廃物を排出できずむくみやすくなります。また、余分な皮下脂肪がつくことで、表情筋が支えられず、顔のたるみを誘発します。
5.酸化ダメージ
紫外線やストレス、喫煙、過度の運動などによって体内に活性酸素が増えすぎると、肌のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などもダメージを受けます。
すると、肌のハリ・弾力が低下し、乾燥によって皮膚のたるみが加速されます。
6.食生活の偏り
ストレスや生活習慣・食生活の乱れなどによってホルモンバランスが乱れると、先述したエストロゲン量が減少することがあります。
すると、実際の年齢に関わらず、コラーゲンなど健やかな肌の要素がダメージを受けたり減少したりするため、肌がたるみやすくなります。
顔のたるみができる場所
顔のたるみができやすい部位は、いくつかあります。どのあたりのたるみが気になるか、チェックしてみましょう。
目の下
目の周りには、「眼輪筋(がんりんきん)」という筋肉がドーナツ状にあり、まばたきなどの目元の動きを担っています。また眼輪筋は、目の下にある脂肪を内側へ押しとどめている役割もあります。
そのため、なんらかの理由によって眼輪筋が衰えると、目の下の脂肪を押しとどめることができず、前に出てくるようになります。すると、目の下にはたるみが目立つようになるのです。
上まぶた
上まぶたもまた、眼輪筋によって開閉されているパーツです。
そのため眼輪筋が衰えると、上まぶたを支えてしっかりと上げることができなくなり、たるみやすくなります。
また、目周りの肌は薄く乾燥しやすい上に、日常的に外気にさらされて外的ダメージを受けやすい部位でもあります。そのため、肌がたるみやすくなるのです。
口元
老け顔印象の要因になる「ほうれい線」や「マリオネットライン」(両サイドの口角からアゴに向かって伸びる線)は、厳密にはシワではなく、頬・口元のたるみによってできる溝です。
口周りを取り囲む口輪筋や頬にある表情筋が衰えたり、肌のハリが失われたりすることでたるみやすくなります。
フェイスライン
二重アゴやブルドッグ顔、以前よりも顔が四角くなるなど、フェイスラインもたるみによる変化が出やすい部位です。
表情筋の低下や肌の弾力不足によって頬や口元がたるむことで、下垂状態がフェイスラインにまで及びやすくなります。
顔のたるみはどんな印象
顔の各パーツがたるむと、どのような印象を与えるのでしょうか。
老け顔
目の下のたるみやまぶた・目尻のたるみ、ほうれい線や口元のたるみ、顔と首との境目が分かりにくくなるフェイスラインのたるみは、見た目年齢を一気に高めてしまう要因になります。
たるみの多くは、表情筋の衰えと肌のハリ・弾力不足が原因。そのため実際の年齢に関わらず、老化現象として捉えられてしまうことになるのです。
お疲れ・不機嫌顔
目尻や口元が下向きにたるんでいると、元気がないように見えたり、怒ったり悲しんだりしているように見えることがあります。
また、肌のハリ・弾力不足がたるみの原因の場合、同時に肌が乾燥してかさついたりくすんだりしていることも。すると全体的に顔のツヤ感が損なわれるため、疲れてみえる可能性があるのです。
たるみを予防するために意識するべきこと
顔のたるみは先回りで予防することが重要です。いつまでも若々しく健やかな印象で過ごせるように、日常生活でどのようなことに注意したほうがよいか、見ていきましょう。
保湿ケア
肌の潤いが低下すると、肌表面を覆う皮脂膜と角質層によるバリア機能が低下します。
バリア機能とは、紫外線や花粉・ホコリなどの外的刺激から肌を守り、肌内部の水分が蒸発するのを防ぐシャッターのような役割のこと。
そのためバリア機能が低下すると、外的刺激が肌内部にまで侵入しやすくなり、同時に乾燥が加速して、健やかな肌細胞が育ちにくくなります。
潤い不足でダメージを受けやすい肌は、ハリや弾力が失われます。すると見た目にも肌がたるんでしまうことになるのです。
そこで、毎日のスキンケアで保湿ケアをしっかりと行い、潤いのあるハリ肌をキープするようにしましょう。なお、美顔器を活用する方もいますが、敏感肌や繊細な目元の肌に使用する場合は、余分な摩擦や負荷がかからないように十分にご注意ください。
紫外線ケア
先述したように、紫外線に含まれるUVAは、肌の真皮層にあるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の産出量を低下させ、ダメージを与える要因のひとつ。ハリのない乾燥肌になりやすくするなるため、たるみやすい肌環境になります。
またUVBも肌表面の角質層(角層)にダメージを与えるため、健やかな肌に欠かせないバリア機能が衰えて、乾燥しやすくなります。また、バリア機能が衰えると、紫外線をはじめとした外的刺激が侵入しやすくなるため、さらに紫外線ダメージのリスクが高まることになるのです。
そのため季節や天候に関わらず、一年中UVカット効果のある化粧品を使用したり、日傘や帽子、ストールなどを活用したりして、紫外線(UV)ケアをするようにしましょう。
生活習慣の改善
意外と見過ごしがちなのが、たるみを招きやすい生活習慣です。
たとえば、ストレスや睡眠不足、栄養バランスの偏りや栄養不足、喫煙、過度の運動などは、体内に活性酸素を大量に発生させる要因になります。
活性酸素は、肌のハリ・弾力を司るコラーゲン生成に欠かせないビタミンCを破壊したり、肌のターンオーバー(新陳代謝)を乱したりするため、結果的に肌のたるみを招くのです。
心当たりがある方は、たるみ予防のために、今日から生活習慣を改善するように意識しましょう。
姿勢をよくする
PCやスマートフォンの操作時にうつむき姿勢をしていたり、猫背などの前傾姿勢を長時間続けていると、身体や首の筋肉が適切に使えずにこわばり、その結果として表情筋まで緊張して硬くなったり、反対にうまく使えずにゆるんでしまったりしてしまいます。
すると、顔の血行不良やむくみが促進され、たるみ肌になってしまうのです。
デスクワークが続く場合は定期的にストレッチをしたり、猫背になりやすい場合は背筋を伸ばすようにしたり、意識して姿勢を良くするようにしましょう。
表情筋を鍛える
表情筋は、使わなければ徐々に衰えてしまいます。特に最近では、マスク着用時にあまり表情筋を使わなくなったことで、たるみが気になる方が増えています。
そのため、普段から意識的に表情筋を鍛えてたるみを予防するようにしましょう。
たるみを予防する表情筋ストレッチ・エクササイズ例
では衰えやすい表情筋を鍛えるにはどのようにすればよいのでしょうか。部位別に行う表情筋ストレッチを見ていきましょう。
フェイスラインのたるみ対策
【エクササイズ1】
①人差し指をカギ型にして、第一関節と第二関節のあいだの平たい面をアゴ裏(二重アゴになりやすい部位)に当てます。
※上画像の赤丸部分(第一関節と第二関節のあいだの平たい面)を、このカギ型のままでアゴ裏(下画像の赤丸部分)に当てる。
②意識して巻き舌にしながら、ゆっくりと「ら」「り」「る」「れ」「ろ」と言います。これを5回繰り返します。
【エクササイズ2】
①アゴ先を両手の親指と人差し指で掴み、そのまま左右のフェイスラインを持ち上げるようにしながら、ゆっくりとフェイスラインの骨に沿って両手を左右に動かします。
②両手の親指が耳下にあるエラのくぼみまで来たらそこに親指を置き、残りの指の第一関節と第二関節のあいだの平たい面を、咬筋(噛みしめた時にポコッとなる部分)に置きます。
③口を軽く開けて、④の状態で拳をクルクルと回しながら咬筋をマッサージしてほぐします。
④そのまま拳を鎖骨にまで下ろし、同時に首を上に向けて首筋を伸ばします。
⑤左右の鎖骨上部のくぼみの真ん中を、指の腹でぐっと押します。
ほうれい線対策
【エクササイズ1】
①唇を閉じたまま前方にとがらせて、そのまま「ほ」と言いながら下方向に力を入れます。
※この時、ほうれい線が伸びて消えていることを確認しましょう。
② ①の状態を5秒間キープしてから力を緩めます。
以上を5回連続で行います。
【エクササイズ2】
①「あ」と言いながら、大きく口を開けます。5秒キープします。
②「い」と言いながら、大きく口を横に開けます。5秒キープします。
③「う」と言いながら、大きく唇を前方に突き出します。5秒キープします。
④「え」と言いながら、口角を後方に動かすようにします。5秒キープします。
⑤「お」と言いながら、下を口内で丸めます。5秒キープします。
以上を5回連続で行います。
目元のたるみ対策
【目周り全体のエクササイズ1】
①顔を正面にしたまま、額の筋肉が動かないように、片手の手のひらを額に当てて軽く押さえます。
②額を動かさないように気をつけて、目周りの筋肉(眼輪筋)を使いながら両目を強く閉じます。5秒キープ。
③額を動かさないように気をつけて、目周りの筋肉(眼輪筋)を使いながら両目を大きく開けます。5秒キープ。
以上を5回行います。
【目周り全体のエクササイズ2】
①顔を正面にしたまま、額の筋肉が動かないように、片手の手のひらを額に当てて軽く押さえます。
②両目を大きく見開きます。
③時計回りに、両目の眼球を円を描くようにゆっくりと動かします。
④反時計回りでも同様に、両目の眼球を円を描くようにゆっくりと動かします。
以上を5回行います。
【上まぶたのエクササイズ】
①両手の人差し指の側面を左右の眉毛の上に置きます。
②上まぶたをできるだけ上方向に開けます。同時に、人差し指で眉毛を軽く押し返して、眉毛の位置を動かさないようにします。
③上まぶたをできるだけ上方向に開けた状態で5秒キープ。
以上を5回行います。
【下まぶたのエクササイズ】
①顔を正面にしたまま、額の筋肉が動かないように、片手の手のひらを額に当てて軽く押さえます。
②口を少し尖らせて「ほ」の口の形にしたまま、ほうれい線がなくなるように下方向に力を入れます。
③ ②の状態で、眼球だけを上方向に向けます。
④できるだけ下まぶただけを使って、目を細めます。5秒キープ。
以上を5回行います。
口元のたるみ対策
【エクササイズ1】
①空の500mlのペットボトルに、少量の水を入れます(水の量で負荷を調整しましょう。初めは空のままでも大丈夫です)。
②口を「お」の形にしたまま、(歯は使わずに)唇だけでペットボトルの口をくわえます。10秒キープ。
以上を3~5回連続で行います。
【エクササイズ2】
①正面を向いた状態から、ゆっくりと上を向きます。
②下唇を突き出して、5秒キープ。
③ ②のままで上唇も突き出して、5秒キープ。
④唇は戻して、舌を上に突き出します。5秒キープ。
⑤舌を戻して、顔を正面に戻します。
以上を3~5回連続で行います。
毎日のたるみ対策でいつまでも若々しく!
目元・口元、フェイスラインなどに出やすく、気がついた頃には人に与える印象まで左右している顔のたるみ。
ですが、表情筋の衰えと肌のハリ・弾力不足に着目して日常的にたるみ対策を行えば、いつまでも若々しく健やかな印象で過ごせるとも言えます。
生活習慣に注意しながら表情筋エクササイズで内側からリフトアップをしつつ、スキンケアと紫外線対策でハリツヤ肌をキープしましょう!
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5種の植物幹細胞エキスやヒアルロン酸、4種のヒト型セラミドやカイコまゆエキスが、敏感な肌に潤いとハリをプラスし、肌表面のバリア機能を整える美容液。
さらに、カミツレ花エキスやセイヨウオトギリソウ花エキスなどの植物エキスが、エイジングサインが気になる肌をひきしめて、キメの整った肌へと導きます。
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普段から日焼けに気をつけているつもりでも、うっかり日焼け止めクリームを塗り忘れたり、ちょっとした外出だけなら大丈夫と油断したり……。
多少の日焼けは問題ないと思っていても、実はシミやシワなど、後々の気になる肌トラブルの元になっていることをご存じでしょうか。
そこでここでは、肌への影響が大きい「日焼け」に着目し、日焼けの仕組みや種類、日焼け後のアフターケア方法、日焼け止めクリームの塗り方など、日焼けと肌のコンディションに関する情報をご紹介します。
日焼けの原因や肌への影響は?
まずは、どうして紫外線に当たると肌の色が変化するのか、「日焼け」をする仕組みやその影響などを見ていきましょう。
紫外線の影響
紫外線(UV)は、太陽から発せられる複数の波長の光線(太陽光線)のうち、地上に到達する電磁波の一種であり、目には見えない「不可視光線」に分けられます。
さらに紫外線は、波長の長さによってUVA(UV-A波)、UVB(UV-B波)、UVC(UV-C波)の3種類に分けられますが、UVCはオゾン層によって吸収されるため、基本的には地上にまでは届かないとされています。
紫外線は殺菌効果やビタミンDの生成をサポートする働きなど、人体にとってメリットがある反面、肌にダメージを与える悪影響も懸念されます。
■紫外線に関する他の参考記事はこちら
『敏感肌はシミができやすい!?シミができるメカニズムとシミ予防対策』
『「日焼けしやすい人」と「日焼けしにくい人」は何が違うの?日焼けしやすくなったなら気をつけるべきこと!』
日焼けの仕組み
では、なぜ紫外線に当たると肌の色が変化する「日焼け」が起こるのでしょうか。
紫外線を浴びると、体内では活性酸素が発生します。本来活性酸素は、紫外線をはじめとした外部刺激によるダメージから細胞を守るために発生し働きます。ですが、活性酸素が過剰に発生すると、それ自体が細胞を老化させる要因になってしまうやっかいな存在に。
そのため、紫外線によって活性酸素が過剰発生すると、肌の表皮層の一番下にある「基底層」では、活性酸素から肌細胞を守るために「メラノサイト」という細胞が活性化します。
活性化したメラノサイトは、「メラニン色素」を生成し、周囲の細胞にメラニン色素を受け渡します。というのも、メラニン色素は紫外線を吸収するため、メラニン色素が増えることでこれ以上の肌内部への紫外線の侵入を防ぐことができるからです。
つまり「メラニン色素によって肌の色が濃くなる=日焼けする」のは、紫外線によるダメージから細胞を守るためなのです。
日焼け対策が必要な理由
肌を紫外線ダメージから守るためにメラニン色素が増え、肌の色が濃くなる日焼け。通常なら、ある一定期間をおけば、メラニン色素は肌細胞の生まれ変わりサイクル「ターンオーバー」に伴って、古い角質細胞とともにアカとなって剥がれ落ちます。
ですが、なんらかの理由によってメラニン色素が剥がれ落ちず、色素沈着してシミになることがあります。
また、たとえば紫外線のうちUVAは肌内部の真皮層にまで侵入し、真皮にあるコラーゲンやエラスチンにダメージを与えて変性させます。
コラーゲンやエラスチンはベッドのスプリングやネジのように、肌のハリ・弾力を作り出しています。そのため、これらがダメージを受けると、肌表面にはシワやたるみができやすくなるのです。
さらに、紫外線はコラーゲンやエラスチンを生み出す元の線維芽細胞(せんいがさいぼう)にもダメージを与えます。そのため、コラーゲンやエラスチンの産出量までも低下してしまうのです。
その他、紫外線を強く当たりすぎると、UVBによって肌表面がヤケドのようなひどい炎症を起こしやすく、長く肌トラブルが残ってしまう可能性があるのです。
そのため、日焼けによるダメージを避けて健やかな肌を守るために、日焼け予防や日焼け後のアフターケアが重要なのです。
肌のタイプによる違い
では、同じ時間、同じ環境化で紫外線に当たっていても、日焼けしやすく肌色が濃くなる人と、赤くなるだけであまり褐色の肌にならない人がいるのはなぜでしょうか。
その理由は、もともと持っているメラニン色素の量に関係します。生まれつき肌の色が濃くメラニン色素が多い人は、メラニン色素を作り出す力も強いため、日焼けしやすいと言えます。
反対に生まれつき肌の色が薄くメラニン色素が少ない人は、メラニン色素を作り出す力も弱いために、(肌が褐色に変化するという意味での)日焼けはしにくいのです。
ですが、メラニン色素を作り出す力が弱いということは、紫外線ダメージを受けやすいとも言えます。そのため、肌は炎症を起こして赤くなったり、紫外線が肌奥まで侵入してダメージが蓄積されたりといったリスクは高いとされます。
なお、肌表面のバリア機能が弱っている敏感肌や乾燥肌の場合も、紫外線などの外的刺激に対しての防御機能が低下しているため、日焼け(肌が褐色なるパターンと赤くなるパターンの両方)しやすく注意が必要です。
日焼けの種類
一般的には、一括りに「日焼け」と言いがちですが、日焼けはその状態の違いによって大きく2種類に分けられます。
サンバーン
「サンバーン(sunburn)」とは、UVBの強いエネルギーによって肌表面がヤケドのようになることを指します。紫外線に当ってからおよそ2~3時間後に、ヒリヒリとした痛みを感じ始めます。
肌の色が真っ赤になって腫れたり熱を持ったりし、ひどい場合には水疱が現れることもあります。また、ひどいサンバーンを繰り返すと皮膚がんのリスクが高まるため注意が必要です。
水疱その他、症状がひどい場合は、早急に皮膚科医を受診するようにしましょう。
サンタン
「サンタン(suntan)」とは、肌奥の真皮層にまで届くUVAによってメラニン色素が作られ、肌の色が濃くなることを指します。サンバーン後の状態でもあります。
一見すると肌に大きなダメージは与えていないようですが、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンなどにダメージを与えているため、時間をかけてシミ・シワ・たるみなどの肌老化を内側から促進しています。
UVAは雲やガラスも通り抜けるため、曇りの日や屋内であっても紫外線対策は必要です。
日焼けを放置するとどうなる?
紫外線に当たった後、適切なケアをしないとどのようなエイジングサインが顔の肌に現れやすくなるのか、代表例を見ていきましょう。
シミ
紫外線からの防御反応として発生するメラニン色素が、アカとなって排出されずにそのまま色素沈着してしまうことで増えるのが、シミ。
日焼け後に適切なスキンケアをしないことでターンオーバーが乱れると、シミが増えるリスクも高まります。
乾燥・乾燥ジワ
紫外線によって肌表面のバリア機能が低下すると、肌内部の水分が蒸発しやすくなるため、肌の乾燥が進みます。
また、肌内部が乾燥すると肌表面のハリが失われるため、皮膚が縮んで乾燥ジワが目立つようになります。
たるみ
真皮層にあるコラーゲンやエラスチンは、肌のハリ・弾力を作り出しています。
紫外線(UVA)によってコラーゲンやエラスチン、またこれらを生み出す大元の線維芽細胞がダメージを受けると、肌は弾力を失い、たるみができやすくなるのです。
日焼けのアフターケアは72時間以内!
日焼けをした後は、できる限り72時間以内に適切なアフターケアを行いましょう。というのも、サンバーン、サンタンの症状は、いずれも紫外線を浴びてから72時間以内に進行するからです。
サンバーンの場合、紫外線を浴びてからおよそ8~24時間で症状のピークとなり、その後数日間炎症が続きます。
サンタンの場合は、紫外線を浴びてからおよそ24~72時間後からメラニン生成が始まり進行します。
そのため、72時間以内に以下のようなアフターケアを行うことが、その後の肌状態を左右するのです。
アフターケア1.冷やす
サンバーンとは、紫外線によって肌がヤケドのように焼けている状態。そのため、まずは肌を冷やして炎症を沈め、その後の肌トラブルを軽減させることが重要です。
とはいえ、すでに炎症を起こしている肌に、強いシャワーの冷水を当てるのは避けましょう。濡れタオルやタオルで巻いた保冷剤を当てたり、洗面器に溜めた冷水に肌を浸したりして、刺激をできるだけ与えずに冷やすようにしてください。
アフターケア2.保湿ケア
日焼けした後の肌は、バリア機能が低下して乾燥しやすくなっています。そのためスキンケアアイテムを使って、外から潤いを与える保湿ケアは欠かせません。
洗顔時も肌をこすらずに泡で優しく汚れだけを落とすようにして、洗顔後は化粧水で水分を補い、最後に油分を含むクリームで肌の水分・油分バランスを整えてカバーするようにしてください。
なお、日焼け後の肌は通常よりも刺激に対して敏感になっているため、使用するスキンケアアイテムは低刺激性かつ保湿成分重視のものを選ぶようにしましょう。
アフターケア3.体内にも水分補給
スキンケアで水分補給をするだけでなく、水やスポーツドリンクを経口摂取して、失われた体内の水分も補給しましょう。
ただし、コーヒーや緑茶、紅茶などに含まれるタンニンは、肌の健康維持に欠かせない亜鉛の吸収を阻害し、また同じくこれらに含まれるカフェインは利尿作用があるため、これらの飲料は避けるようにしましょう。
日焼けは事前の対策が大切
日焼け後のアフターケアももちろん大切ですが、そもそもできるだけ日焼けダメージを受けないように事前の予防対策を行うことが重要です。
そこで次に、日焼け対策グッズについて見ていきましょう。
日傘
紫外線カット(UVカット)加工された日傘は、紫外線による日焼け対策はもちろんのこと、太陽光に含まれる赤外線も防ぐために涼しく感じられるため、暑さ対策にもなる優れものです。
顔だけでなく、髪から耳・首までカバーできるため、これまで持ち歩いていなかった方も携帯することをおすすめします。
■日傘について詳しくはこちら
『日傘のおすすめの色は白or黒? 紫外線防止に最適な日傘の色と素材が知りたい!!』
帽子
紫外線カット効果のあるつばの広い帽子なら、紫外線が当たりやすい髪や頭皮だけでなく、顔や首筋までカバーできるためおすすめです。
サングラス
意外にも、目(厳密には角膜)から紫外線を吸収すると、脳は紫外線への防御反応としてメラニン色素を作るように肌のメラノサイトに命令します。そのため、目からの日焼けもまた、肌の日焼け同様に肌の色が濃くなるきっかけとなるのです。
また、紫外線は目にもダメージを与えて角膜炎などを引き起こすことがあります。そのため、紫外線カット作用のあるサングラスで、肌も目も守るようにしましょう。
日焼け止めの選び方
日焼け止めクリームなどの日焼け止めアイテムを選ぶ際、「SPF」「PA」という表記を気にしたことはあるでしょうか。
SPFとは、英語の“Sun Protection Factor”の頭文字を取った略語であり、サンバーンを引き起こすUVBに対する防止効果を示す数値です。
一般的には、日焼け止めアイテムをなにも塗らない素肌の場合、「UVBを浴びて日焼けする時間を20分」とします。この20分を「SPF1」として、数値が上がるごとに日焼けする時間が伸びる、という考え方です。
たとえばSPF30の場合、【20分×30=600分】となり、この製品はサンバーンを起こすのに600分かかる、という意味になります。
またPAは、“Protection Grade of UVA”の略語であり、サンタンを引き起こすUVAに対する防止効果を示しています。
PAの場合は「+」の数で4段階あり、「PA+ (効果がある)」「PA++(効果がかなりある)」「PA+++(効果が非常にある)」「PA++++(効果が極めて高い)」という目安となります。
以上から、日焼けアイテムを選ぶ際は、これらSPF/PA値をチェックすることは重要です。ですが、単純にこれらの値が高ければ良い、という訳でもありません。
たとえば、これらの数値が高くても肌質に合わない成分が含まれていたり、ほとんど屋内にいる日に数値が高いものをつけ続けたりしていると、肌の負担になることもあります。
そのため、日焼け止めアイテムを選ぶ際は、どのようなシチュエーションで使用するのか、肌にあった成分を使用しているのか、といった総合的な視点で選ぶことをおすすめします。
※日焼けを起こす時間や程度は個人の肌質にもよるため、SPF/PA値はあくまで目安として捉えましょう。
また少量しか塗布してなかったり、汗や水などで流れた後で塗り直しをしなかったりした場合は、期待できる効果が得られないことがありますので、日焼けが気になる場合はこまめに塗り直すなどご注意ください。
日焼け止めの塗り方のポイント
せっかく日焼け止めアイテムを使っても、誤った塗り方では効果が半減しているかもしれません。そこで次に、日焼け止めアイテムの塗り方のポイントを見ていきましょう。
顔
スキンケアで保湿をし、肌を整えてから顔に日焼け止めクリームやジェルを塗布します。その際、日焼け止めは5点(両頬、額、鼻、顎)に置き、顔の内側から外側に向かってムラにならないように伸ばします。
目元や小鼻、フェイスライン、髪の生え際などの凹凸のある部分も、しっかりと忘れずに塗りましょう。また、耳・耳裏も塗り残しがないように塗布するのがポイントです。
首
日焼けしやすくシワや乾燥などのダメージが出やすい首元は、多めに塗布して塗り残しがないようにします。
鎖骨からフェイスラインに向かって「下から上」方向に塗布しましょう。首の後ろ・うなじ、デコルテまで、塗り忘れがないようにご注意ください。
ボディ(腕・足)
腕は日焼けしやすい部位ながら、広い面積のために適当に塗ってムラが出やすくもあります。
そのため、まずは日焼け止めクリームを腕の付け根から手首まで、一直線に塗ります。その後、付け根から手首に向かって、反対の手でくるくると円を描くようにしながらムラなく伸ばしていきましょう。
足もまた、範囲が広い分、塗り残しができやすい部位です。足も肌に直接日焼け止めクリームを伸ばし、手でくるくると円を描くようにしながらムラなく伸ばしていきましょう。
ひじやひざの裏側、手の甲や足の甲まで、全身ムラなくしっかりと塗布するようにご注意ください。
唇
忘れがちですが、唇もまた日焼けによってシミができやすい部位です。また、唇はもともと皮膚の層が薄く、外的刺激によるダメージを受けやすい部位でもあります。
そのため、UVカット効果のあるリップクリームなどで紫外線対策と保湿をし、こまめにケアするようにしましょう。
髪
頭上から降り注ぐ紫外線に強く当たる髪の毛もまた、紫外線ダメージを受けやすい部位のため、ケアが必要です。
髪に使用できる日焼け止めスプレーで、乾燥や退色など髪の紫外線ダメージを最小限に抑えるようにしましょう。
健やかな肌のためにUVケアを心がけましょう!
紫外線による日焼けダメージは、肌の奥で年々蓄積されて、シミ・シワ・たるみなどのエイジングサインとなって現れるため油断できません!
「うっかり日焼け」を繰り返さないように、ちょっとした外出時であっても日焼け止めアイテムを上手に使って、大切な肌を健やかに育てるように心がけましょう。
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紫外線カット(SPF50+ PA++++)・保湿ケア・毛穴やシミのカバーが叶う多機能UVパウダーファンデーション「ミネラルUVファンデーション」。
天然ミネラル成分とピュアシルクパウダー配合で、長時間くすまず毛穴やシミをカバー。一日中潤いが続いて崩れません。また、肌触りの良いパフが簡単にふんわりきめ細かい仕上がりを実現。
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敏感肌にやさしい低刺激処方で、鉱物油、シリコン、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤など9つの無添加処方。石けんで落ちる処方。
年齢よりも老けて見えたり疲れているように感じさせたりする口元のシワ「ほうれい線」。小鼻の両脇から口角の横にまで伸びるため、顔の印象を大きく左右するシワと言えます。
多くの方の肌悩みの上位に挙がるこのほうれい線について、なんとか消し方を知りたい! という声は年代を問わず少なくありません。
そこでここでは、ほうれい線ができる原因とその対処法について、年代別にピックアップしてご紹介します。
年代別のほうれい線ができる原因と対処法
ほうれい線は、年齢・年代を問わず、笑った時にできる笑いジワのひとつ。ですが、気づけば表情を動かさなくてもくっきりと居座っている……、なんてことはよくあります。
一般的には30代ごろから現れだし、年を重ねるごとに深く刻まれやすくなりますが、意外にもまだ若いのにある、ということも。
ですが、「ほうれい線」と一括りにしても年代別によってほうれい線ができる原因と対処法は、少しずつ異なります。また、年齢に関わらず「ほうれい線ができやすい人の特徴」もあるため、日常生活においても注意が必要です。
そこでまずは、年代別のほうれい線ができる主な原因と対処法について見ていきましょう。
30代40代のほうれい線の原因
ほうれい線が目立ちやすくなる30代から40代。これらの年代における、ほうれい線ができる主な原因を以下に挙げます。
コラーゲン、エスラチンの減少
肌の奥にある真皮層には、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が存在します。
コラーゲンとエラスチンは肌にハリ・弾力を作り出す線維。また、保湿成分のヒアルロン酸とともに肌の水分維持の役割も果たす、健やかな肌に欠かせない構成要素です。
ですが、残念ながらコラーゲンやエラスチンは、一般的に25歳ごろを境に量が減少し続け、40歳以降からは急激に減少します。たとえばコラーゲンの場合なら、一番量が多かった時期と比較して、40歳ごろはそのおよそ半分の量しかありません。
そのため、肌自体のハリ・弾力が減少して肌がたるみやすくなる結果、頬がたるんでほうれい線となり、さらに年齢を重ねるごとにその溝が深く刻まれるようになるのです。
表情筋の衰えによるたるみ
表情筋とは、顔の細かな動きや表情を作り出すのに必要な顔の筋肉の総称です。
表情筋の中でも、ほうれい線に関係するのが、口角からこめかみ辺りに伸びる「頬骨筋(きょうこつきん)」と、口周りにドーナツ状に取り囲んでいる「口輪筋(こうりんきん)」。
30代以降になると、身体の筋肉と同じく表情筋も衰えるため、表情筋が支えている脂肪や皮膚がたるみやすくなります。
先述の肌自体のハリ不足と併せて頬全体がたるみやすくなることから、たるみによるシワとして、ほうれい線が刻まれるようになるのです。
30代40代のほうれい線の対処法
肌のハリを司るコラーゲンやエラスチンの減少や表情筋の衰えによって、肌がたるみやすくほうれい線が目立つようになる30代から40代。
放置しておくとますます深くなるほうれい線への対処方法について、見ていきましょう。
ハリにアプローチする基礎化粧品でケア
たるんだ肌にハリ・弾力を与えるには、基礎化粧品(スキンケアアイテム)で不足しがちな成分をプラスするデイリーケアが重要です。
なお、肌の乾燥は乾燥ジワをはじめ、ターンオーバーの滞りやバリア機能の低下など、肌にダメージを与える要因になります。
そのため、コラーゲンやエラスチンのほか、健やかな肌づくりの基本となる保湿成分(ヒアルロン酸やセラミドなど)が配合された基礎化粧品(化粧水・美容液・乳液・クリーム)で朝晩きちんとケアをして、プルンとハリと潤いのある肌づくりを目指しましょう。
表情筋を鍛える
表情筋は、意識して鍛えなくてはますます衰えてしまい、ほうれい線だけではなく顔全体のたるみを誘発します。
そのため、以下のような表情筋エクササイズをして、今あるほうれい線を薄くし、これからのたるみを予防しましょう。
【ほうれい線対策エクササイズ1】
①唇を閉じたまま前方にとがらせて、そのまま「ほ」と言いながら下方向に力を入れます。
※この時、ほうれい線が伸びて消えていることを確認しましょう。
② ①の状態を5秒間キープしてから力を緩めます。
以上を5回連続で行います。毎日、気づいた時にはいつでもやってみましょう。
【ほうれい線対策エクササイズ2】
①「あ」と言いながら、大きく口を開けます。5秒キープします。
②「い」と言いながら、大きく口を横に開けます。5秒キープします。
③「う」と言いながら、大きく唇を前方に突き出します。5秒キープします。
④「え」と言いながら、口角を後方に動かすようにします。5秒キープします。
⑤「お」と言いながら、下を口内で丸めます。5秒キープします。
以上を5回連続で行います。毎日、気づいた時にはいつでもやってみましょう。
20代のほうれい線の原因
20代だからまだ大丈夫……、と油断していると気づけばほうれい線がくっきり、ということは珍しくありません。20代のほうれい線の主な原因について見ていきましょう。
肌の乾燥
20代の場合、皮脂のべたつきやテカリが気になる方が多いため、さっぱりとした軽めのスキンケアで終わらせてしまうことも。
このように保湿ケアを十分にしていないために、気づけば肌内部の水分が蒸発しやすくなっており、徐々に乾燥してシワが戻らなくなっていることがあります。
特に20代後半からは、保湿成分のヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンなどが減少し始めるため、20代前半までは乾燥やたるみが気にならなかった方でも乾燥肌へと傾いてしまうのです。
表情の癖
ほうれい線をはじめとした顔のシワには、日常的な表情の癖が少なからず影響しています。
たとえば、以下のような表情癖がある方は要注意。
・口角を横に引いて笑う(口元が引きつったような笑顔)
・無意識に口が開いたままになっている
また最近では、スマートフォンやPCなどの操作時に長時間うつむいた姿勢をしていると、重力に引っ張られて頬がたるみやすくなります。すると年齢に関わらず、たるみによるほうれい線が目立つようになるのです。
極端なダイエット
極端な食事制限や偏りのある栄養摂取を続けていると、表情筋や肌を健やかに作り出す栄養素が不足するためそれらが衰えてしまい、たるみや乾燥を招きやすくなります。
また、無理なダイエットによって急激に頬の脂肪が痩せると、頬の皮膚がたるんで二重ほうれい線ができることも。
というのも、それまで脂肪の上で伸びていた皮膚は、脂肪の減少と同時には縮まないため。脂肪のハリがなくなることで余った皮膚だけがたるんでしまい、折りジワが出てしまうのです。
20代のほうれい線の対処法
肌の乾燥や表情の癖などによって現れやすい20代のほうれい線。まだ深く刻まれないうちに対処するには、どうすればよいのでしょうか。
保湿ケア
水分不足の乾燥肌によるほうれい線や乾燥ジワが気になる場合、毎日の基礎化粧品(スキンケアアイテム)での保湿ケアが第一に重要です。
健やかな肌づくりの基本となる保湿成分が配合された基礎化粧品(化粧水・美容液・乳液・クリーム)で朝晩きちんとケアをして、潤い満ちたハリツヤ肌を目指しましょう。
■基礎化粧品に含まれる保湿成分例:セラミド、ヒアルロン酸、スクワラン、アミノ酸類、コラーゲン、グリセリンなど
表情の癖を治す
先述したように、口角を横に引いて笑ったり、無意識に口が開いたままになっていたりする場合、まずはこれらの表情の癖を治すように心掛けましょう。
口元に緊張感を持つことで、表情筋から肌のハリまでも違いが現れます。
スマートフォンを操作する際も、極力うつむいた姿勢を避け、重力で頬がたるまないようにしてください。
このちょっとした日常生活での意識によって、数年後のほうれい線の状態が大きく変化しているかもしれません。
50代はエイジングケアを大切に
50代に入ると、40代以上にさらにコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの肌のハリ・ツヤ・潤いを担う要素が減少し、表情筋も衰えてしまいます。
すると頬のたるみが加速し、たるみによってほうれい線が深く目立つように。
そのため、50代以降のほうれい線対策では、スキンケアアイテムを駆使したエイジングケアで外から肌に必要な美容成分を補いつつ、表情筋を鍛えるエクササイズや血行促進やリンパを流すフェイスマッサージ(後述)を行うことで、内側からもリフトアップを目指すことが欠かせません。
そこで、これまではあまりエイジングケア成分をスキンケアで取り入れていなかった方も、ほうれい線などのたるみや乾燥ジワにアプローチする、コラーゲンやセラミドなどの美容成分配合の基礎化粧品をいつものスキンケアに取り入れるようにしましょう。
※エイジングケア:年齢による肌の変化に応じたお手入れをすること
【年齢肌に潤いとハリを与えるフェイスクリーム】
たるみや乾燥が気になる年齢肌に潤いや美容成分を閉じ込め、バリア機能を整えるクリーム「ボタニカルモイストクリーム」。
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また、整肌成分の油溶性ビタミンC誘導体が潤い満ちる明るい肌へと導き、使うほどにくすみのないハリツヤ肌へ。
ほうれい線が目立ちやすくなる生活の特徴
表情の癖でほうれい線ができやすくなるように、ほうれい線が目立ちやすく居座ってしまうのは加齢だけの問題ではありません。
そのため、年齢に合わせたスキンケアの他、以下のようなほうれい線が目立ちやすくなる生活習慣にも注意が必要です。
うつむきがち、または片方ばかり向いて寝ている
左右のうち決まった側にだけ傾いて寝ていると、片側の頬に向かって重力の負荷がかかり、頬の脂肪や皮膚が垂れてしまい、長期的にシワが刻まれて消えなくなってしまいます。
また、先述したようにうつむいた姿勢をしていても、重力によって頬が下垂してしまうため、たるんでほうれい線がくっきりと刻まれてしまうのです。
できる限り仰向きで眠るようにし、日中もうつむき姿勢を長時間取らないようにしましょう。
片側の口ばかりで咀嚼している
決まった片側ばかりで噛むクセがあると、骨格や表情筋のバランスが崩れてしまい、片側だけにたるみが生じてほうれい線ができることがあります。
ほうれい線の片側が強く目立つ場合は、左右の骨格や表情筋のバランスを整えることを意識して、左右を使って咀嚼するようにしましょう。
乾燥肌、またはお肌の乾燥を助長させる生活をしている
皮脂のべたつきが気になるからと、洗浄力の強いクレンジング剤や洗顔料を使ってゴシゴシと洗ったり、保湿ケアを怠ったりしている自称「脂性肌」の方は、もしかすると肌内部は乾燥している乾燥肌・インナードライ肌かもしれません。
また、紫外線対策にあまり注意を払っていない場合も、長年の紫外線ダメージが蓄積されて肌内部のコラーゲン・エラスチン、ヒアルロン酸などの機能が衰えたり減少したりしていることも。すると肌は内側から乾燥し、みずみずしいハリのある肌からは遠ざかってしまいます。
乾燥ジワやたるみのない、ほうれい線が目立たない肌を目指すには、肌を乾燥リスクから守る保湿ケアを忘れないようにしましょう。
ほうれい線対策におすすめのフェイスマッサージ
エイジングケア成分配合のセラム(美容液)やクリームを塗布する際に、ほうれい線対策にもなるフェイスマッサージをしてみましょう。
以下の全行程を行えば、ほうれい線だけではなく、眉間や額のシワや目元の下垂、二重アゴなどの予防にもなりますよ。
①セラムやクリームを適量手に取り、清潔な手の平全体に広げて人肌に温めてから、顔全体と首になじませます。肌に摩擦を与えないように、追加でさらに適量を同様に広げます。
②両手を交互に(首の右側には左手、左側には右手を使って)、両耳の後ろ辺りから鎖骨までなで下ろします。
③ほうれい線に両手の人差し指の側面を置き、小鼻の両脇に人差し指の腹を置いて圧をかけます。
※下から上へ持ち上げるように圧をかけましょう。
④両手の人差し指の腹を左右の眉頭に置き、下から上へ持ち上げるように圧をかけます。
⑤両手の人差し指の腹で左右の眉下をなぞりながら、中指・薬指を使って眉を下から持ち上げて圧をかけます。そのまま額の生え際からこめかみに向かって、圧をかけながら指を滑らせて、こめかみでキープします。
⑥両手で拳を作り、小指と薬指の関節で両頬骨を下から持ち上げて圧をかけます。
⑦両頬骨の下ラインを中指・人差し指の関節でなぞり、耳の前のくぼみに圧をかけます。
⑧拳を耳の前のくぼみに置いたままで、皮膚を持ち上げるようにして揺らしながら拳を引き上げ、眉の高さでキープします。
⑨両手の人差し指の側面をアゴ先に置き、フェイスラインに沿って人差し指の側面を耳の方向に動かし、耳下でキープします。これを3回繰り返します。
⑩両手の指の腹を口角から頬骨下のエリアに置き、肌全体を引き上げます。そのまま耳前から側頭部の筋肉(側頭筋)を揺らしながら引き上げ、眉の高さでキープします。
⑪両手の指の腹を鼻横から目の下のエリアに置き、肌全体を引き上げ、こめかみで圧をかけてキープ。その後、こめかみから側頭部の筋肉(側頭筋)を揺らしながら引き上げ、額の高さでキープします。
⑫両手の指の腹全体を眉上から額の生え際へ引き上げたまま、頭頂部へ揺らしながら引き上げ、頭皮を中央に集めるようにしてキープします。
⑬指先を立てて、頭頂部から後頭部、側頭部から後頭部へと首の後ろ側までなで下ろして完了です。
スキンケアにはコラーゲンをプラス
内側からハリのある、ほうれい線の気にならない肌を目指すには、20代からスキンケアで保湿ケアとハリツヤ対策をすることは欠かせません。
特に40代・50代以降の肌には、加齢によって減少傾向にあるコラーゲンをはじめとしたエイジングケア成分を毎日のスキンケアで大切な肌に補給して、年齢や乾燥・紫外線などの外的要因に負けない美肌づくりを目指すことが肝心です。
これまであまりスキンケア成分に気を配っていなかった方こそ、潤いとハリにアプローチするコラーゲンにも注目してみてください。
数年後の顔印象を上向きにするために
気になるほうれい線の原因について、お心当たりはありましたか。もしも毎日の生活習慣でほうれい線ができやすくなっているのなら、数年後の自分のために改善してみてはいかがでしょうか。
一度ほうれい線が刻まれてしまうと数日で変化を起こすのは難しく、残念ながら絶対に消えるとは言い切れません。ですが、年代別の対処方法やフェイスマッサージを早速今日からお試しになり、あなたのお肌に一番効果的なほうれい線へのアプローチ方法をぜひ見つけてくださいね。
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どれだけスキンケアやメイクをしても気になる毛穴。多くの方が鼻や頬の毛穴の目立ちが気になるからと過剰な誤ったケアをして、さらなる毛穴トラブルを招いていることは珍しくありません!
実は「毛穴」と一括りにいっても、その種類と原因は様々。そのため、毛穴の種類に合わせて適切なケアをしなくては肌の変化は期待できないのです。
そこでここでは、毛穴悩みを抱える方にぜひチェックしていただきたい、毛穴の種類別スキンケア方法と毛穴カバーメイクのコツをご紹介します。
よくある毛穴トラブルの種類
毛穴は、その目立つ原因によって状態が異なります。以下に主な毛穴トラブルの種類を挙げるため、気になる毛穴がどのタイプなのか見ていきましょう。
開き毛穴
毛穴が大きく開いて溝・へこみのようになっている「開き毛穴」。毛穴の出口やその周辺に影ができるため、キメが粗く凸凹した肌に見えてしまいます。
原因としてはまず、毛穴の奥の皮脂腺から分泌される皮脂が過剰に分泌されることで、毛穴が閉じずに押し広げられたままになっていること。
20代後半以降の大人世代で皮脂が過剰分泌される原因としては、肌内部が乾燥しているため、その水分不足を補い肌表面のバリア機能を保とうと、毛穴から皮脂が分泌されることが挙げられます。
※バリア機能:肌の一番上に当たる角層と、毛穴から分泌される皮脂や汗からできた肌を覆う皮脂膜が合わさって働く機能。紫外線や花粉、ホコリ、PM2.5などの外的刺激が肌に侵入するのを防ぎ、肌内部の水分の蒸発を抑えるシャッターのような働きがあります。
また、肌の乾燥や紫外線などの外部刺激によるダメージによってバリア機能や肌のターンオーバー(新陳代謝)が乱れ、古い角質が残ったり未熟な形のままで育ったりすることで、キメが粗く毛穴が開いたままになってしまうことも。
つまり開き毛穴とは、毛穴からの皮脂の過剰分泌と角質細胞のダメージによって、毛穴がキレイに閉まらず開いた状態になっているのです。
なお、開き毛穴がさらに目立つように変形したのが「すり鉢状毛穴」。
すり鉢状毛穴は、毛穴・毛穴周りでニキビなどの炎症が起きたことでターンオーバーが乱れ、古い角質が自然に剥がれずに厚く積もってしまい(角質肥厚)、毛穴周辺の肌が硬くなって毛穴が開いたままになっているのです。
たるみ毛穴
頬に多く見られる「たるみ毛穴」は、本来は丸い形の毛穴が重力によって下方に引っ張られた状態。
加齢や紫外線などの外部刺激によって、肌奥にある肌のハリ・弾力を担うコラーゲンの機能が衰えたり減少したりすることで、肌表面にハリがなくなり、毛穴を含む頬の皮膚が重力によって下方に引っ張られているのです。
たるみ毛穴は楕円形や涙型になっているのが特徴的で、開き毛穴が変形してたるみ毛穴になることもあります。
頬を手で引き上げると目立たなくなるなら、たるみ毛穴と言えるでしょう。
つまり毛穴
「つまり毛穴」とは、毛穴に古い角質や余分な皮脂、メイク・ホコリなどの汚れ、産毛などが固まって角栓になり、白いプツプツとした詰まりとなって表れている状態。
角栓の約70%が古い角質、残り約30%がほぼ皮脂でできています。
角栓ができる原因としては、まずはターンオーバーの乱れが挙げられます。
肌の生まれ変わりサイクルであるターンオーバーは、20代の健やかな肌で約28日。年齢が上がるとターンオーバーの日数も増える傾向にあります(30~40代で約45日)。
このターンオーバーが正常に働いている場合、肌の奥の基底層で新しい肌細胞が生まれて徐々に上の層に上がり、最終的に古い角質がアカとなって自然に剥がれます。
ですが、肌の乾燥や不規則な生活習慣などによってターンオーバーが乱れると、古い角質が剥がれずに厚く積もっていきます。すると、残った古い角質が毛穴の中に落ち込みやすくなるのです。
また、肌表面に角質が積もることで、毛穴の出口が塞がれることに。すると、毛穴から分泌される皮脂が外にうまく出ることができなくなり、毛穴の中に溜まってしまい、結果的に角栓ができやすくなるのです。
黒ずみ毛穴
「つまり毛穴」の正体である毛穴の中の角栓が、空気に触れることで酸化して黒くなったり汚れを巻き込んだりすることで黒く変色しているのが「黒ずみ毛穴」。
また、毛穴周りに刺激を与えることでメラニン色素が発生し、毛穴に黒い汚れが詰まっているように見える場合もあります。
なお、黒ずみ毛穴は別名「イチゴ毛穴」とも呼ばれます。
主に鼻にできやすい黒ずみ毛穴ですが、頬にある黒ずみ毛穴が気になることも。ですが頬の場合は、毛穴に詰まった角栓が黒く見えているのではなく、毛穴の開きが影になって黒く詰まっているように見えている可能性があります。
毛穴トラブルのおすすめケア方法
毛穴の種類と原因が分かったところで、次に皮脂分泌量の異なる「鼻」と「頬」に分けて、どのような毛穴ケア方法をすればよいのか見ていきましょう。
鼻まわりのトラブル
鼻や鼻まわり、Tゾーン(額から鼻にかけて)は、元々皮脂腺の働きが活発で皮脂分泌量が多く、開き毛穴やつまり毛穴・黒ずみ毛穴が目立ちやすくなる部位。
ですが、毛穴の汚れを取りたいからとゴシゴシと洗顔やクレンジングで洗いすぎると、肌が乾燥してさらに皮脂分泌量が増えてしまいます。また、肌にダメージを与えることでバリア機能が損なわれ、ターンオーバーが乱れて角栓ができやすい悪循環を生むことにも。
そのため、洗顔・クレンジング時には以下のような手順を踏み、乾燥させずに毛穴ケアするようにしましょう。
①ホットタオルを当てて硬くなった皮膚や角栓を柔らかくほぐし、鼻の毛穴を開かせます。
【ホットタオル(蒸しタオル)の作り方】
1.清潔なタオルを軽く水で濡らします
2.1のタオルをロール状に巻いて、乾かないようにラップに包みます
3.500Wの電子レンジで50秒前後温めます ※ぬるい場合は10秒ずつ適温になるまで温めます
必ず手でタオルの熱さを確かめてから顔に乗せ、ヤケドをしないように気をつけましょう。
②保湿成分は含まれつつ毛穴の奥の汚れを落とすクレンジング剤や、古い角質や汚れを吸着するクレイ配合の洗顔料で鼻部分を洗います。
洗顔料を使用する場合はよく泡立てて、手の平でこするのではなく泡のクッションで汚れを吸着させるようにして洗いましょう。
※洗顔は1日に朝晩2回行い、それ以上は過度に洗って肌に必要な皮脂まで取り去らないようにしましょう。
③乾燥を防ぐために、保湿力のあるスキンケア(化粧水・美容液・クリーム)をすぐに塗布します。小鼻の溝などは塗り忘れやすいため、指の腹で優しく隅々までなじませてください。
つまり毛穴・黒ずみ毛穴がひどい場合は、コットンに保湿美容成分配合の化粧水をたっぷりと含ませてから鼻部分に乗せて、5分程度コットンパックをするのもおすすめです。
頬まわりのトラブル
開き毛穴やたるみ毛穴が気になりやすいのが頬まわり。そのため、頬まわりは一日の毛穴汚れはすっきりと落としつつ、潤いとハリはプラスするスキンケアを心掛けましょう。
①基本的には鼻まわりと同じく、ホットタオルで温めて乾燥で硬くなった肌をほぐして毛穴を開かせます。
②保湿成分は含まれつつ毛穴の奥の汚れを落とすクレンジング剤や、古い角質や汚れを吸着するクレイ配合の洗顔料で優しく肌を包み込むように洗います。
洗顔料を使用する場合はよく泡立てて、手の平でこするのではなく泡のクッションで汚れを吸着させるようにして洗いましょう。
③乾燥を防ぐために、保湿力のあるスキンケア(化粧水・美容液・クリーム)をすぐに塗布します。片方の手で頬のたるみを持ち上げて、反対側の中指・薬指の腹で、毛穴の下から上に向かってクルクルと優しくマッサージしながら、スキンケアアイテムを毛穴になじませるように塗りましょう。
スキンケアの各工程の最後には、ハンドプレスをして成分を角層にきちんと浸透させてください。
なお、開き毛穴・たるみ毛穴がひどい場合は、コットンに保湿・エイジングケア美容成分配合の化粧水をたっぷりと含ませてから両頬に乗せて、5分程度コットンパックをするのもおすすめです。
【おすすめスキンケア成分】
鼻まわり・頬まわり共通で、スキンケアでプラスしたい成分として以下のものがあります。
■保湿成分;セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、グリセリン、スクワラン、アミノ酸類、プラセンタエキスなど
■皮脂バランスを整える成分:ビタミンC誘導体
なお、エタノール(アルコール)配合の化粧水はさっぱりするため、皮脂が気になる方は使いがちです。ですが肌質によってはエタノールが蒸発する際に肌の水分も蒸発して乾燥しやすいため、油分・水分バランスが崩れやすい大人世代や乾燥肌・敏感肌、インナードライ肌の方は避けることをおすすめします。
毛穴トラブルの原因となるNGケア方法
毛穴は一度気になると、ついつい余分なケアをしがちに。ですが誤ったケアをすることで、さらに毛穴トラブルを招いていることも! よくある間違い毛穴ケア方法もチェックしてみましょう。
角栓を指で押し出す
指で触るとザラザラとする、つまり毛穴・黒ずみ毛穴の角栓。見た目にも気になりメイク乗りも悪くなるため、ついつい指や爪で押し出そうとする方は少なくありません。
中にはピンセットで無理やり詰まった角栓を引っ張り出そうとすることも!
ですが、毛穴にこびりついている角栓を無理に押し出そうとすると、毛穴やその周辺の皮膚までも傷めてしまい、炎症や色素沈着を招く結果に。
また、無理に押し出すと毛穴が開いたままになるため、余計に毛穴の開きが目立つこともあるため要注意です。
洗顔時にゴシゴシ洗う
特に鼻の黒ずみ毛穴が気になる方に多いのが、洗顔時にゴシゴシとこすり洗いをすること。
ですがその摩擦によって肌のバリア機能にダメージが与えられると、ターンオーバーまで乱れてさらに肌が硬く乾燥し、皮脂過多や角栓を作る原因に。さらには、摩擦によってメラニン色素が発生して色素沈着し、毛穴やその周辺の黒ずみがひどくなることもあります。
洗顔時は必ず泡を使って、優しく汚れや古い角質を取り去る程度にしましょう。
吸着力が強い毛穴パックを使用する
角栓の詰まりが気になる時に活用しやすい毛穴パック。ですが毛穴パックをすると、毛穴周りの健康な角質まで一緒に剥がしてしまうことがあります。
毛穴パックを使用する場合は多くても週1回程度に抑えて、使用した後の肌にはスキンケアアイテムでしっかりと保湿ケアを行うようにしましょう。
毛穴トラブルを内側から解消するために
毛穴トラブルは、肌の乾燥やターンオーバーの乱れ、皮脂の過剰分泌などによって引き起こされます。
そのため、スキンケアで外から乾燥を防いで美容成分を補いつつ、身体の内側からもケアをして健やかな肌を育てることが重要です。
食生活を整える
肌がそれほど乾燥していないにも関わらず皮脂分泌が多い場合、糖質や脂質の多い食事や間食をしていませんか。
たとえば、白米やパン、麺類、揚げ物、ファストフードや甘いお菓子・スイーツ類などを頻繁に食べていると、過剰な皮脂分泌の原因になります。
また、栄養バランスがよくないとホルモンバランスも乱れてしまい、結果的に肌のターンオーバーが乱れて古い角質が溜まったり、肌の乾燥やたるみを招いたりしてしまいます。
ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養バランスの良い、野菜を中心とした食生活を送ることで、身体の内側から毛穴トラブルの気にならない肌を育てるようにしましょう。
睡眠時間を確保する
睡眠中は、肌ダメージを修復する成長ホルモンが分泌される貴重な時間です。そのため、睡眠時間を十分に確保しない生活が続くと、紫外線や乾燥などによる肌ダメージが蓄積されて、毛穴以外にも肌トラブルが起こりやすくなります。
また、睡眠不足は交感神経が優位な時間が長くなるため、交感神経によって皮脂分泌も活性化。毛穴に角栓ができやすくなり、毛穴詰まりからニキビへと発展することもあります。
たとえ睡眠時間が短くても質の良い睡眠を取るためには、就寝1時間前までにスマートフォンなどのブルーライトを浴びないように注意し、リラックスした状態で自然に入眠できる環境を整えましょう。
適度な運動を行う
運動不足が続くと、血行不良やターンオーバーの乱れを招くため、結果的に毛穴トラブルに繋がります。
また、ストレスによる自律神経・ホルモンバランスの乱れはターンオーバーへの乱れや過剰な皮脂分泌の原因になりますが、適度な運動はストレス解消の働きもあるとされています。
そのため、軽いストレッチやウォーキングなど軽い運動を続けることで、毛穴トラブルのない美肌づくりが期待できるのです!
毛穴をカバーするおすすめメイク術
ではここからは、毛穴をメイクで上手にカバーするための、メイクのポイントをご紹介します。
【開き毛穴・たるみ毛穴が気になる場合】
※スキンケアで肌を潤した後は、ハンドプレスをして角層までスキンケア成分を浸透させましょう。それでもまだべたつく場合は、ティッシュオフをしてからベースメイクに移ってください。
①ツヤを与えるタイプの化粧下地(メイクアップベース)を適量、手の甲に出します。
②化粧下地を「両頬・額・鼻筋・アゴ」の5点に置きます。
③顔の中心から外側へと全体的に伸ばします。
④左手で左頬の皮膚を上方に軽く引っ張りながら、右手の中指・薬指の腹をクルクルと回すようにして、頬の毛穴に化粧下地を塗りこみます。
⑤もう片方の頬の毛穴にも、同様にクルクルと化粧下地を塗りこみます。
⑥ツヤのあるリキッドファンデーションを「両頬・額・鼻筋・アゴ」の5点に置きます。
⑦パフ・スポンジまたは中指・薬指の腹で、顔の中心から外側へと全体的に伸ばします。
⑧左手で左頬の皮膚を上方に軽く引っ張りながら、右手の中指・薬指の腹をクルクルと回すようにして、頬の毛穴にリキッドファンデーションを塗りこみます。
⑨もう片方の頬の毛穴にも、同様にクルクルと塗りこみます。
⑩指についた残りのリキッドファンデーションで、まぶたや口元、小鼻脇などの溝のある細かな部分をカバーします。
⑪毛穴の凸凹が目立つ部分には、コンシーラーを毛穴の凸凹とその周辺にピンポイントで塗り、コンシーラーを塗った部分と塗っていない部分の境目を指やパフ・スポンジで軽く押さえてなじませます。
⑫パフを使って、フェイスパウダーを「頬の下から上に向かって」押えるようにして塗布し、ファンデーションやコンシーラーの密着度を高めます。
パウダーファンデーションを使用する場合は、下地の後にコンシーラーで気になる部分をピンポイントでカバーしてから、フェイスパウダーと同様に「頬の下から上に向かって」押えるようにして塗布して、毛穴をカバーしましょう。
【鼻の毛穴・皮脂のテカリが気になる場合】
※スキンケアで肌を潤した後は、ハンドプレスをして角層までスキンケア成分を浸透させましょう。それでもまだべたつく場合は、ティッシュオフをしてからベースメイクに移ってください。
①皮脂を吸着してマットに仕上げるタイプの化粧下地(メイクアップベース)を適量、手の甲に出します。
②化粧下地を「両頬・額・鼻筋・アゴ」の5点に置きます。
③顔の中心から外側へと全体的に伸ばします。
④片方の薬指の腹をクルクルと回すようにして、鼻の毛穴に化粧下地を塗りこみます。特に両小鼻のくぼみまで丁寧に塗りこみましょう。最後に指の腹でポンポンと軽く叩き込みます。
⑤毛穴の凸凹が目立つ部分には、コンシーラーを毛穴の凸凹とその周辺にピンポイントで塗り、コンシーラーを塗った部分と塗っていない部分の境目を指やパフ・スポンジで軽く押さえてなじませます。
⑥マット系のプレストファンデーションまたはパウダーファンデーションをパフ・スポンジに取り、顔の中心から外側へと全体的に伸ばします。
⑦小鼻や目元・口元などのくぼみには、スポンジの角を軽く折ってなじませます。
⑧顔全体をハンドプレスして、ファンデーションやコンシーラーの密着度を高めます。
皮脂分泌量が多くて毛穴が目立つ鼻部分は、マットタイプのプレストファンデーション(パウダーファンデーションを固めたタイプ)やパウダーファンデーションで、ふんわりとぼかしながら皮脂を吸着させるようにするのがおすすめです。
■ルースパウダーファンデーションとプレストパウダーファンデーションの違いや選び方について
⇒『ルースパウダーとプレストパウダー、使い方と選び方をおさらいしましょう!』
なお、紫外線による肌の乾燥やターンオーバーの乱れによって開き毛穴やたるみ毛穴ができやすくなったり、皮脂過多になって角栓によるつまり毛穴・黒ずみ毛穴ができやすくなったりします。そのため、一年中UVカット効果のあるベースメイクで、紫外線対策も万全にするようにしましょう。
毛穴トラブルにおすすめのスキンケア商品
ではここからは、気になる毛穴トラブルにおすすめのスキンケアアイテムをご紹介します。
ボタニカルモイストウォッシュ
毛穴汚れをすっきりさせて潤い守る洗顔フォーム「ボタニカルモイストウォッシュ」。
もっちりとした濃密泡がモコモコのクッションになり、毛穴に詰まった皮脂や汚れを落としながら、肌に摩擦を与えずにやさしく洗い上げる洗顔料。
植物由来の洗浄成分と保湿効果が期待できる京都産カイコまゆエキス配合で、肌に必要な水分・油分は残して毛穴汚れはすっきり!
さらに、保湿成分の5種のヒト型セラミドと3種の植物幹細胞エキスが、乾燥しやすい肌に潤いを与えてバリア機能を整えます。
ミネラルシルクソープ
毛穴詰まりの元になる毛穴汚れや古い角質を巻き込んで、すっきりと落とす洗顔せっけん「ミネラルシルクソープ」。
肌の潤いを守りながら古い角質を優しく落とす、京都産カイコまゆエキス配合の丁寧に作られた「枠練りコールドプロセス」石けん。
海洋性ミネラル成分が豊富な沖縄産クチャ(海シルト、海泥)の微細な粒子が、毛穴奥の皮脂汚れやホコリを吸着。保湿効果や肌整効果が期待できます。
もっちりとした粘り泡が乾燥しやすい肌をやさしく包み込み、くすみのない透明美肌へ。肌を整えるムラサキ根エキスや保湿成分のオリーブ果実油やヤシ油配合で、しっとりとした潤いが楽しめる石けんです。
ボタニカルモイストクレンジングミルク
メイクや毛穴汚れを、やさしく落とすミルククレンジング「ボタニカルモイストクレンジングミルク」。
保湿成分4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキス配合で、メイクや毛穴汚れはすっきり落としつつ、ゆらぎやすい肌に潤いとハリを与えるクレンジングミルク。
植物由来の洗浄成分と京都産カイコまゆエキスが、毛穴に詰まった皮脂やメイク汚れを優しくオフ。肌に必要な水分・油分は残して、美容成分が乱れやすい肌のバリア機能を整えます。パッチテスト、スティンギングテスト済。
■ボタニカルモイストクレンジングミルクの商品詳細を見る▶/font>
ボタニカルモイストローション
乾燥肌・インナードライ肌を潤いで満たし、みずみずしく保つ化粧水「ボタニカルモイストローション」。
4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスなどの保湿美容成分が、乾燥肌・インナードライ肌に潤いとハリを与えて、乱れがちなバリア機能を整える化粧水。
グリチルリチン酸2Kやアラントインなどの整肌・保湿成分が肌荒れを防いで、乾燥によるエイジングサインにもアプローチ。
ミネラル豊富なボタニカルウォーターが角質にすっと浸透して、ハリのあるみずみずしい肌へと導きます。敏感肌パッチテスト済。
ボタニカルモイストセラム
年齢サインが気になる肌に、ふっくらハリを与える美容液「ボタニカルモイストセラム」。
保湿美容成分ヒアルロン酸や4種のヒト型セラミド、5種の植物幹細胞エキスやカイコまゆエキスが、乾燥肌や年齢肌に不足しがちな潤いとハリをプラスし、肌表面のバリア機能を整える美容液。
カミツレ花エキスやセイヨウオトギリソウ花エキスなどの植物エキスが、目元・口元の乾燥ジワやたるみ毛穴などのエイジングサインが気になる肌をひきしめて、キメの整った肌へと導きます。
ボタニカルモイストクリーム
ゆらぎやすい肌に潤いや美容成分を閉じ込め、バリア機能を整えるクリーム「ボタニカルモイストクリーム」。
保湿成分スクワランが肌の水分蒸発を防いで、角層に潤いを閉じ込める保湿クリーム。
保湿美容成分6種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスが、乾燥肌・年齢肌に潤いとハリを与えて、肌表面のバリア機能を整えます。
さらに、整肌成分の油溶性ビタミンC誘導体が潤い満ちる明るい肌へと導き、使うほどにくすみのないハリツヤ肌へ。
毎日のスキンケアで毛穴ケアをしましょう!
開き毛穴・たるみ毛穴、つまり毛穴・黒ずみ毛穴は、基本的に肌の乾燥とバリア機能の低下、ターンオーバーの乱れによって引き起こされやすくなります。
もしもこれまで「毛穴トラブル=皮脂過多=脂性肌」と考えて、肌への保湿を怠っていたのなら、すぐに正しいスキンケア方法を取り入れて健やかな肌の土台作りから始めましょう。
毛穴トラブルは誰にでも起こりえる肌のSOSです。スキンケアと生活習慣の両面からアプローチしつつ、メイクで上手に毛穴カバーをして、いつまでも自信が持てる肌を目指してくださいね。
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『皮脂による肌トラブルを防ぐには?皮脂と上手に付き合うための方法をご紹介』
『スキンケアの正しい順番を朝夜別に徹底解説!ケアの目的から注意点まで』
『角栓ができる原因と除去・ケア方法を徹底解説!』
『毛穴を引き締めるには?毛穴が開く原因を把握して適切な対応を』
鼻を中心に頬や眉間・アゴなどにポツポツと存在する毛穴の角栓。一度見てしまうと気になって、ついつい指で触ってしまうことがあるのではないでしょうか。
中には指や綿棒で絞り出したり、ピンセットでつまみだそうとしたりする方もいますが、無理に角栓を取り除こうとすると毛穴や周りの肌を傷つけてしまうことも。
そこでここでは、角栓の正体とできる原因についてご説明した上で、角栓をできにくくして毛穴の開きを目立ちにくくする、おすすめの角栓ケア方法をご紹介します。
そもそも角栓とは
毛穴の奥に詰まった塊を「角栓」と呼びますが、そもそも角栓とは何でできるのかご存じでしょうか。
角栓とは、毛穴奥の皮脂腺で分泌される「皮脂」と、何らかの理由で溜まった「古い角質」を主に、多少の「毛穴に詰まった汚れや産毛」などが混ざり合い固まったもの。
べたつくイメージがあるため皮脂が多く含まれるように思いますが、実際には約30%が皮脂、大部分の約70%が角質です。
角質とは、皮膚の一番上の層「角層(角質層)」を作る肌の細胞を指します。そのため、皮膚を構成する主成分「タンパク質」で角質もできています。したがって、角質を多く含む角栓は、ほぼタンパク質でできているとも言えるのです。
なお、黒く見える角栓は、元々は白もしくは黄色い角栓の頭が空気に触れて酸化したり、汚れなどを巻き込んだりすることで、黒く変色しているのです。
角栓の原因
角栓は毛穴の中で年輪状に大きくなるとされており、適切なケアをせずに放置したり無理に取り除こうとしたりすることで、さらに大きくなって毛穴を広げることも。
ですが、どうして角栓は毛穴の中で作られるのでしょうか。そこで次に、角栓ができやすくなる主な原因について見ていきましょう。
【ターンオーバーが乱れている】
先述したように、角栓は主に古い角質でできています。そのため、角栓ができる原因として、「なぜ古い角質が毛穴の中に溜まるのか」に注目すると、キーワードとして「ターンオーバー」(新陳代謝)が挙げられます。
ターンオーバーとは、肌細胞の生まれ変わりサイクルのこと。肌は上から「表皮」「真皮」が重なっています。そして表皮の一番下には「基底層」があります。
この基底層で角質の元になる「ケラチノサイト」が作られると、そこから約28日間(年齢などにより異なる)かけて肌表面まで上がり、角層にて角質になり、最終的に古くなると自然にアカになって剥がれ落ちます。この一連のサイクルがターンオーバーなのです。
ですが、このターンオーバーが乱れてしまうと、古い角質が剥がれ落ちる過程も乱れてしまいます。すると、剝がれ落ちずに残った角質が、毛穴の中に落ち込んでしまうのです。
また、古い角質が肌表面にも蓄積されるため、角質が厚く積もって毛穴の出口をふさいでしまいます。すると、毛穴奥の皮脂腺から分泌される皮脂がうまく排出されず、毛穴の中に閉じ込められることに。
これらの弊害が合わさって、角栓ができやすい環境になってしまうのです。
では、どうしてターンオーバーが乱れてしまうのでしょうか。その主な原因として挙げられるのが、「肌の乾燥」と「不規則な生活習慣」。
肌が乾燥すると、新しく生まれる角質細胞はもろく、形は不ぞろいになります。すると、皮脂膜や角層が担う肌表面のバリア機能が衰えてしまうのです。
すると、肌内部の水分が不ぞろいな角質同士のすきまから蒸発しやすくなり、肌内部の天然保湿因子(NMF)や細胞間脂質(セラミドなどの保湿成分)が減少することで、さらに肌の乾燥が加速します。
肌が乾燥すると、水分不足の不ぞろいな角質は正しいサイクルで剥がれにくくなり、結果的に全体のターンオーバーまでが乱れてしまうことに。
さらに、肌が乾燥すると、バリア機能を守ろうと毛穴から皮脂が過剰に分泌されます。
つまり、肌の乾燥がターンオーバーを乱すことで、「古い角質が溜まる」「過剰分泌された皮脂が毛穴に溜まりやすくなる」ために、角栓ができやすくなるのです。
また、普段の食事での偏食や食事制限などによる栄養不足、睡眠不足などの不規則な生活習慣によっても、健やかな角質が育たないためターンオーバーの乱れを引き起こします。
【メイク落としが不十分】
忙しい日などは、メイク落としがおっくうになることがあるかもしれません。ですが、その日のメイクをその日の内にクレンジングできちんと落とさないと、汚れが毛穴に溜まって角質や皮脂と混ざって角栓の元に。
角栓詰まりをはじめ、トラブルが起きにくい健やかな肌づくりには、余分な汚れはすっきり落とす基本のスキンケアが重要です。
【洗顔のしすぎ】
角栓は皮脂が多く分泌されているからと思い、一日に何度もゴシゴシと洗顔していませんか。
その場合、実は肌の内側は乾燥しているのに、肌表面は(水分不足を補うために)過剰な皮脂分泌でテカリやすい「インナードライ肌」の可能性があります。
肌の乾燥は、角栓ができやすくなる「ターンオーバーの乱れ」を招く原因に。洗顔は朝晩の1日2回にとどめて、肌に必要な水分・油分まで洗い流さないように注意しましょう。
角栓のもととなる生活習慣
スキンケアでカバーできる肌の外側ケアはもちろんのこと、身体の内側から健やかな肌を育てるインナーケアも、角栓対策には欠かせません。
どのような生活習慣が角栓をできやすくしているのか、以下に見ていきましょう。
【十分な睡眠が取れていない】
忙しい日々を過ごしていると、十分な睡眠が取れていないかもしれません。ですが睡眠不足は、肌に影響を及ぼす要因になります。
睡眠中、脳下垂体からは「成長ホルモン」が分泌されます。この成長ホルモンが肌のターンオーバーを整えて、紫外線などによる外的ダメージからの回復を促すとされています。
成長ホルモンは、特に入眠後2~3時間の内に多く分泌されるため、この時間に質の良い睡眠を取ることは健やかな肌づくりには欠かせないのです。
また、十分な睡眠を取ることで自律神経のバランスが整います。睡眠不足になると緊張状態の交感神経が優位になり、男性ホルモンが活性化されて皮脂分泌量が増加。すると、角栓ができやすくなる肌環境になるのです。
【脂質の多い食事が多い】
脂質や糖質の多い食事は、皮脂腺を刺激して皮脂分泌量を増やす要因になります。
食事内容からも角栓ができやすい肌環境を作っていないかどうか見直しましょう。
角栓の対処法
ではここからは、できてしまった角栓にどのようなケアをすればよいのか、見ていきましょう。
【ホットタオルで毛穴を開く】
毛穴に詰まった角栓は、硬く密着しています。そのためクレンジングや洗顔をする前に、ホットタオルで肌を温めて柔軟性を与えて、まずは毛穴を開かせましょう。
肌が乾燥してごわついている場合も、スキンケアの前にホットタオルで顔を温めると、その後のスキンケアアイテムがなじみやすくなるのでおすすめです。
【ホットタオルの作り方】
1.清潔なタオルを軽く水で濡らします
2.くるくるとロール状に巻いて、ラップに包みます
3.500Wの電子レンジで50秒前後温めます
※ぬるい場合は10秒ずつ適温になるまで温めます
熱すぎるとヤケドの危険があります。必ず手でタオルの熱さを確かめて、じんわりと肌が温まる程度の熱さにしてから、顔に乗せるようにしましょう。
【クレイ配合の洗顔フォームを使用する】
クレイとは、何千年もの間に蓄積された土の粘土層から採取される天然成分の「泥・粘土」のこと。そのため、ここ数年注目度が高まっている「クレイ洗顔」とは、「スキンケア用の泥・粘土を配合した洗顔(料)」のことを指します。
※クレイには様々な種類があり、含まれるミネラル成分などによって分類されます。
クレイ洗顔がどうして角栓ケアにおすすめかと言えば、クレイが持つ2大特徴「粒子が細かい」「吸着力に優れている」点が挙げられるため。
粒子が細かいということは、毛穴の奥までクレイ成分が入り込みやすいことになり、その吸着力によって余分な皮脂や汚れ、さらには古い角質まですっきりに。これらは角栓の元になるため、クレイの力でクリアになると期待できるのです。
また、クレイに含まれるミネラル成分は、潤いのある健やかな肌づくりに欠かせない美容成分でもあります。そのため、毛穴に詰まった角栓対策としても、肌環境を整えるためにも、クレイ配合の洗顔料は試す価値があると言えるでしょう。
【保湿成分配合のスキンケアを使用する】
毛穴に詰まった角栓は、本来肌が持つ弾力によって自然に押し出されます。
ですが乾燥してハリのない肌では、なかなか角栓を押し出すことができず、毛穴の中で大きくなってしまうのです。そこで角栓対策には、肌に潤いを与えるスキンケアが重要に。
スキンケアアイテムを選ぶ際は、保湿成分が配合されているかをチェックして選ぶようにしましょう。
■保湿成分例:セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、スクワラン、アミノ酸類、グリセリンなど
特に水分を抱え込むセラミドは、角層を潤してバリア機能を働かせ、ターンオーバーを整えると期待できる成分です。スキンケアで外から潤いをプラスして、弾力のある肌づくりを目指しましょう。
【ビタミンC誘導体配合のスキンケアアイテムを使用する】
皮脂バランスを整えて肌に潤いを与える成分のひとつに「ビタミンC誘導体」があります。ビタミンC誘導体とは、そのままでは不安定なビタミンCを化粧品に配合しやすいようにした成分です。
ビタミンC誘導体の中でも、オイルに馴染みやすいため美容液やクリームに配合される「油溶性ビタミンC誘導体」(※)は肌に馴染みやすく保湿性があるため、乾燥が気になる肌におすすめです。
※テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビルなど
皮脂バランスを整えることで角栓対策をしながら、潤いをプラスすることでハリのある明るい肌づくりを目指しましょう。
角栓の予防法
では、そもそも角栓ができにくい肌にするにはどうすればよいのでしょうか。日々の角栓ケア習慣について見ていきましょう。
【丁寧な洗顔】
先述したように、肌の乾燥はターンオーバーの乱れを招いて角栓ができやすくなるため要注意。そのため、スキンケアの基本になる洗顔でも、肌を乾燥させずにいたわる配慮がポイントになります。
皮脂のべたつきや毛穴の汚れが気になるからと、手の平や指の腹で肌をこする洗い方は、摩擦を与えて肌にダメージを与えてしまうためNG。
洗顔料は十分に泡立てて、泡のクッションで優しくマッサージしながら余分な皮脂や汚れを吸着させるようにしましょう。
また、すすぎに使用する水の温度は32~34度程度のぬるま湯がおすすめ。30度以上から皮脂が溶け出すため、冷水よりも余分な皮脂を浮かして取り去りやすいからです。
ですが、熱すぎると肌に必要な皮脂まで溶け出して肌が乾燥してしまうため、適温として32~34度程度のぬるま湯を使用し、髪の生え際やフェイスラインなどにすすぎ残しのないように顔全体を優しく洗いましょう。
タオルで水気を拭き取る際も、ゴシゴシとこすって肌を傷めないように、タオルを押し当てて水分を吸い取るようにしてください。
【睡眠時間の確保】
睡眠不足は、肌ダメージを修復させる睡眠中の成長ホルモンの分泌不足や、交感神経が優位になることでの過剰な皮脂分泌を招く原因に。そのため、睡眠不足が続くと角栓ができやすい肌環境を自ら作り出すリスクが高まります。
それぞれの体質にもよりますが、休日に寝だめをしようとしたり日中に眠気を感じたりするほどであれば、普段の睡眠時間が不足していると言えるため、身体に必要な睡眠時間をできるだけ確保するようにしましょう。
また、睡眠時間だけではなく、睡眠の質にも注意が必要。短時間でも質が良ければ肌へも良い影響があるため、寝つきが良くぐっすりと眠れるように、「軽いストレッチなどでリラックスする」「就寝1時間前までに、PC・スマホ・テレビなどのブルーライトを浴びない」といった、就寝前の環境を整えるのもおすすめです。
【適度な運動】
意外かもしれませんが、運動量と角栓には関係があります。というの、運動不足が続くと代謝が落ち、血行不良になりやすくなるため。肌のターンオーバーも乱れがちになるため、古い角質が溜まりやすくなってしまうのです。
また、適度な運動はストレス解消にも役立ちます。運動不足によってストレスがたまると、自律神経が乱れたりホルモンバランスが崩れたりと、身体への影響も懸念されます。すると、交感神経が優位になることで、結果的に皮脂分泌が過剰になることで角栓ができやすくなるのです。
激しい運動を突然行うのは難しいため、最初はストレッチから始めて、慣れてくればウォーキングや水泳などを習慣に取り入れましょう。
【バランスの取れた食生活】
先述したように、糖質・脂質の多い食事(白米、パン、麺類、揚げ物、ファストフード、甘いお菓子類など)は過剰な皮脂分泌の原因になります。健やかな肌づくりには、身体の内側からバランスの取れた栄養摂取が大切なのです。
たとえば、以下のような肌リズムを整える栄養素を、野菜中心の食事からバランスよく摂るようにしましょう。
■ビタミンA(ターンオーバーを整える):ブロッコリー、カボチャ、ホウレンソウ、チーズなど
■ビタミンB群(皮脂分泌を整える):豆腐、納豆、ウナギ、レバー、サバ、サンマ、イワシ、アボカドなど
■ビタミンC(ターンオーバーや皮脂分泌を整える):キウイフルーツ、イチゴ、ブロッコリー、ホウレンソウ、ジャガイモ、サツマイモなど
【無理に押し出して取ろうとしない】
角栓が気になると指で毛穴周りを押して絞り出そうとしたり、ピンセットで引き抜こうとしたりするかもしれません。ですが無理に角栓を押し出すと、毛穴や毛穴周りの肌が傷ついてしまい、肌トラブルに繋がるリスクがあります。
また、角栓を取り出しても毛穴自体は小さくならず、無理に絞り出すことで毛穴がさらに開くことも。無理に角栓を押し出す癖があるなら、すぐにやめるようにしましょう。
【毛穴パックを使用する場合はアフターケアを念入りに】
どうしても剝がすタイプの毛穴パックを使用される場合、週1回以上は行わないようにしましょう。角栓だけではなく、肌の健康な角質なども一緒に剥がれてしまう恐れがあるためです。
また、毛穴パックをする際は、乾いたパックを肌から剥がす前にミストで水を吹きかけて、パックを柔らかくしてからゆっくりと両サイドから剥がすようにしてください。
剥がした後は、化粧水や乳液・クリームなどの保湿ケアをきちんと行い、肌を潤すようにしましょう。
角栓ケアにおすすめアイテム
ではここからは、角栓ケアにおすすめのスキンケアアイテムをご紹介します。
ボタニカルモイストウォッシュ
毛穴汚れを潤い守って洗い上げる洗顔フォーム「ボタニカルモイストウォッシュ」。
もっちりとした濃密泡がモコモコのクッションになり、毛穴に詰まった皮脂や汚れを落としながら、肌に摩擦を与えずにやさしく洗い上げる洗顔料。
植物由来の洗浄成分と保湿効果が期待できる京都産カイコまゆエキス配合で、肌に必要な水分・油分は残して汚れをすっきりに!
さらに、保湿成分の5種のヒト型セラミドと3種の植物幹細胞エキスが、乾燥しやすい肌に潤いを与えてバリア機能を整えます。
ミネラルシルクソープ
毛穴汚れや古い角質を巻き込んで、すっきりと落とす洗顔せっけん「ミネラルシルクソープ」。
肌の潤いを守りながら古い角質を優しく落とす、京都産カイコまゆエキス配合の丁寧に作られた「枠練りコールドプロセス」石けん。
海洋性ミネラル成分が豊富な沖縄産クチャ(海シルト、海泥)の微細な粒子が、毛穴奥の皮脂汚れやホコリを吸着。保湿効果や肌整効果が期待できます。
もっちりとした粘り泡が敏感肌をやさしく包み込み、くすみのない透明美肌へ。肌を整えるムラサキ根エキスや保湿成分のオリーブ果実油やヤシ油配合で、しっとりとした潤い肌が楽しめる石けんです。
ボタニカルモイストクレンジングミルク
メイクや毛穴汚れを、やさしく落とすミルククレンジング「ボタニカルモイストクレンジングミルク」。
保湿成分4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキス配合で、メイクや毛穴汚れはすっきり落としつつ、ゆらぎやすい肌に潤いとハリを与えるクレンジングミルク。
植物由来の洗浄成分と京都産カイコまゆエキスが、毛穴に詰まった皮脂やメイク汚れをオフ。肌に必要な水分・油分は残して、美容成分が乱れやすい肌のバリア機能を整えます。パッチテスト、スティンギングテスト済。
ボタニカルモイストローション
乾燥肌・インナードライ肌を潤いで満たし、みずみずしく保つ化粧水「ボタニカルモイストローション」。
4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスなどの保湿美容成分が、乾燥肌・インナードライ肌に潤いとハリを与えて、乱れがちなバリア機能を整える化粧水。
グリチルリチン酸2Kやアラントインなどの整肌・保湿成分が肌荒れを防いで、乾燥によるエイジングサインにもアプローチ。
ミネラル豊富なボタニカルウォーターが角質にすっと浸透して、みずみずしい肌へと導きます。敏感肌パッチテスト済。
ボタニカルモイストセラム
年齢サインが気になる肌に、ふっくらハリを与える美容液「ボタニカルモイストセラム」。
保湿美容成分ヒアルロン酸や4種のヒト型セラミド、5種の植物幹細胞エキスやカイコまゆエキスが、敏感肌に不足しがちな潤いとハリをプラスし、肌表面のバリア機能を整える美容液。
カミツレ花エキスやセイヨウオトギリソウ花エキスなどの植物エキスが、目元・口元の乾燥ジワなどのエイジングサインが気になる肌をひきしめて、キメの整った肌へと導きます。
ボタニカルモイストクリーム
乾燥肌に潤いや美容成分を閉じ込め、バリア機能を整えるクリーム「ボタニカルモイストクリーム」。
保湿成分スクワランが肌の水分蒸発を防いで、角層に潤いを閉じ込める保湿クリーム。
保湿美容成分6種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスが、乾燥肌に潤いとハリを与えて、肌表面のバリア機能を整えます。
さらに、整肌成分の油溶性ビタミンC誘導体が潤い満ちる明るい肌へと導き、使うほどにくすみのないハリツヤ肌へ。
保湿スキンケアで角栓対策をしましょう!
角栓による毛穴詰まりは、鼻を中心に顔の目立つ部分にできやすいため、長年悩んでいる方は少なくありません。ですがご紹介した「角栓ができやすい原因」と照らし合わせて、これまでの角栓ケアが誤っていたのなら、すぐに見直すことをおすすめします。
毎日の保湿を重視したスキンケアと、質の良い睡眠や栄養バランスのよい食事、適度な運動を組み合わせた生活習慣を取り入れて、ポツポツ角栓の気にならない健やかな肌づくりを目指しましょう。
【合わせて読みたい】
『黒ずみ毛穴の原因と適切な対策方法を解説!』
『クレンジングの正しいやり方とは?基本から解説!』
『正しい洗顔のやり方を解説!洗顔料の選び方もチェック』
『皮脂による肌トラブルを防ぐには?皮脂と上手に付き合うための方法をご紹介』
花粉の時期や季節の変わり目、睡眠不足やストレスが重なった時などに、乾燥・かさつき、かゆみや湿疹、大人ニキビなどの肌トラブルが起こりやすい敏感肌。
これまで使用していたスキンケアアイテムに刺激を感じたり、髪の毛やマスクなどが触れた部分に炎症が起きたりと、肌トラブルが精神的なストレスになることもあり、一年中敏感肌でお悩みの方は少なくありません。
そこでここでは、肌が敏感になっている時の肌状態や敏感肌になる原因、スキンケアに関する注意点などについてご説明します。
そもそも敏感肌とは
「私は敏感肌だから、肌に合わない成分だとすぐに刺激を感じる」というように、一般的に広く使われる「敏感肌」という言葉。ですが、実は医学用語ではなく、皮膚科学的な定義も存在しません。
そのため、
・アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患
・何らかの外的・内的要因によって、一時的に外部刺激に反応しやすくなっているケース
・何らかの外的・内的要因によって、皮脂が過剰分泌されてニキビや湿疹を招いているケース
など、広い範囲での「刺激によって肌荒れが起こりやすい」肌を総称して「敏感肌」と呼んでいるのです。
【敏感肌とバリア機能の関係】
では、敏感肌と健康的な肌とのあいだには、どのような違いがあるのでしょうか。その答えは、皮膚に備わった「バリア機能」にあります。
皮膚は、表面から下に向かって表皮層・真皮層・皮下脂肪の3層に分かれて積み重なり構成されています。そして表皮層は、さらに細かく「角層(角質層)」「顆粒層(かりゅうそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層(きていそう)」に分けられます。
バリア機能とは、肌の一番上に当たる「角層」と、毛穴から分泌される皮脂や汗からできた肌を覆う膜「皮脂膜」が合わさって働くシャッターのような機能のこと。紫外線や花粉、ホコリ、PM2.5などの外的刺激が肌に侵入するのを防ぎ、肌内部の水分の蒸発を抑える働きを指します。
バリア機能を正常に働かせるには、「皮脂」「(肌内部の)水分」「NMF(天然保湿因子)」「セラミド」の4点がバランスよく整うことが重要です。
NMF(天然保湿因子)とは、角層を作る角質細胞の中にある保水成分の総称です。水の分子と結合することで細胞に潤いを与える働きがあり、主にアミノ酸で構成されています。
またセラミドとは、「細胞間脂質」の主成分である保水成分。細胞間脂質は、角質細胞と角質細胞のあいだを埋めるセメントのような働きをし、細胞同士をつなぎ留めつつ皮膚の潤いを内側に保つ重要な役割を果たしています。
これら4点が整ってバリア機能が正常に働いている肌は、多少の刺激に過剰反応せず、外気の乾燥にも負けず、肌の内側から潤いのある健やかな状態を維持します。
ですが、なんらかの原因によって角層や皮脂膜が乱れてバリア機能が低下していると、通常はトラブル要因にならないような外部刺激にも肌が反応し、赤みやかゆみ、湿疹などが起こりやすくなることに。
また、角層や皮脂膜のすきまから肌内部の水分が蒸発し、乾燥が進むことでさらにバリア機能が低下する悪循環が起こります。
このようにバリア機能が低下し、外部刺激が侵入しやすく乾燥スパイラルに陥っている肌状態が「敏感肌」なのです。
敏感肌の原因って?
では、どうして肌に備わっているはずのバリア機能が低下して、敏感肌になってしまうのでしょうか。その主な原因を見ていきましょう。
【原因1.紫外線】
敏感肌になる外的要因として挙げられるのが、紫外線。紫外線にはUV-A波とUV-B波があります。
UV-A波は肌奥の真皮層にまで到達し、肌のハリ・弾力を担うコラーゲンやエラスチン、保湿成分ヒアルロン酸などを作り出す線維芽細胞にダメージを与えます。UV-B波は、肌表面の細胞の核内にあるDNAを傷つけ、肌の状態を悪化させます。
また、紫外線ダメージを防ごうと肌内部で活性酸素が過剰に発生。すると、活性酸素による肌細胞の酸化によって、細胞の老化も促進されます。
このような紫外線による肌への悪影響によって、肌は内部から乾燥しやすくなりバリア機能は低下。バリア機能が低下すると、紫外線をはじめとした外部刺激が侵入しやすくなるため、さらに乾燥が進んでしまいます。
また同時に、バリア機能低下によって肌の健やかさが崩れると、細胞の生まれ変わりサイクルであるターンオーバー(新陳代謝)が乱れます。すると、未熟でもろい細胞が育ってしまうため、角層のキメが乱れて、さらにバリア機能が正常に働かなくなります。
このようなバリア機能の低下が続くことで、外部刺激が侵入しやすく乾燥しやすい敏感肌になってしまうのです。
【原因2. 誤ったスキンケア】
本来肌をいたわるはずのスキンケアですが、そのスキンケア方法が誤っているためにバリア機能が低下する場合があります。
たとえば、肌表面は皮脂でベタつき肌内部は乾燥しているインナードライ肌の方が、「自分は脂性肌だから」と思い込み、洗浄力の強いクレンジングや洗顔料でゴシゴシと洗っていることがあります。
すると、肌に必要な皮脂や水分まで洗い流してしまうため、ますます肌が乾燥。水分・皮脂バランスが崩れて、バリア機能が低下してしまいます。
また、ベタつきを避けるためにさっぱり系の化粧水のみでスキンケアを終わらせたり、乳液やクリームを十分に塗布できていなかったり、化粧品の配合成分が肌に刺激を与えていたりすると、肌に負担がかかることに。
毎日のスキンケア習慣で、反対にバリア機能を損なう結果となってしまうのです。
【原因3. 生活習慣】
ダイエットや乱れた食生活による栄養の偏り、睡眠不足、ストレス、生理や加齢などによるホルモンバランスの乱れ、喫煙、過度の飲酒などによる内的要因もまた、バリア機能の低下を招く原因になります。
たとえばタンパク質やビタミンB群不足は、肌のターンオーバーの乱れを招き、バリア機能が衰えることに。睡眠不足もまた、睡眠中の成長ホルモンの分泌が不十分になるため、肌の再生が滞って肌荒れしやすくなります。
さらに、日中の冷暖房によって空気が乾燥した環境に長時間いると、肌が乾燥しやすくバリア機能にダメージを与えるため、部屋の湿度調節にも注意が必要です。
以上のような日々の生活習慣の積み重ねが、肌のバリア機能を低下させていることを意識して、できるだけ肌のバリア機能にダメージを与えずに潤し育てるスキンケアを心掛けましょう。
敏感肌の人はどんな化粧品を選ぶべき?
肌をキレイにケアしたいのに、化粧品の成分が刺激や乾燥を招いていたら残念ですよね。そこで、敏感肌の方は、スキンケアアイテム(基礎化粧品)・メイクアイテムともに、「肌に合った成分を配合」もしくは「肌に合わない成分は無添加」のものを選ぶようにしましょう。
基本的には、バリア機能を守るための保湿成分が豊富に配合されており、合成香料・着色料などの肌の負担になるような成分は無添加のものがおすすめです。
■保湿成分例:セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、スクワランなど
また、整肌作用のある成分が含まれるスキンケアアイテムもあるため、敏感肌で肌荒れしやすい場合は、整肌成分が配合されている化粧品を選びましょう。
■整肌成分例:グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K )、アラントイン、アズレン、ローマカミツレ花エキス、セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキスなど
なお、アルコール消毒で肌に炎症が起きるアルコールアレルギー(アルコール過敏症)の方はもちろんのこと、肌が乾燥して敏感になっている時は、アルコール(エタノール)配合の化粧品は乾燥を促進するため使用しないようにご注意ください。
敏感肌のスキンケアの注意点
弱ったバリア機能を正常に整えるために、スキンケアやメイクの時に注意していただきたいポイントをご紹介します。
【洗顔】
メイクや花粉・ホコリなどの汚れや余分な皮脂を放置したままでは、それらが外部刺激となって肌に悪影響を及ぼすため、クレンジングや洗顔をおろそかにはできません。
ですが、洗浄力が強いクレンジング剤を使用すると、汚れだけではなく、バリア機能を守るために必要な皮脂や水分まで取りすぎてしまい、洗うごとに肌を傷めるリスクが高まります。
そのため使用するクレンジング剤は、肌に摩擦を与えない優しいテクスチャ・肌触りのものを適量使用し、汚れはしっかりと落としつつも、保湿成分配合で洗い上がりは乾燥なくつっぱらないものをおすすめします。
なお、肌の乾燥が気になる方や摩擦が気になる方は、洗顔による乾燥リスクを避けるためにダブル洗顔不要のクレンジング剤を選びましょう。
ウォータープルーフのアイメイクなど落ちにくいポイントメイクをした日は、ポイントメイク専用のクレンジング剤で先にアイメイクを落とした後、マイルドなクレンジング剤を顔に使用するなど、その日のメイクに合わせて使い分けるのも、肌のバリア機能を守るためには重要です。
また、洗顔料に関しても、余分や皮脂や汚れを落とす働きのほか、低刺激性で保湿効果のある成分を配合したものを選ぶようにしてください。
【洗顔料を使った正しい洗い方】
①手を清潔に洗い、顔を軽く濡らします。
②両手の平、もしくは泡立てネットを使って、ぬるま湯(32度程度)を少量ずつ加えながらたっぷりと泡立てます。
③泡を、皮脂が分泌されやすいTゾーン(額・鼻・アゴ)に置き、最後に頬に置いてから、泡をクッションのように挟んで、肌の上を転がすように約20秒間丁寧に洗います。
※小鼻周りなど、毛穴の詰まりが気になる部位は、指の腹を使って肌をこすらないようにしながら、クルクルとマッサージするように洗いましょう。
④32度程度のぬるま湯で、完全に泡が流れ落ちるまで十分にすすぎます。下唇の下のくぼみ、髪の生え際やフェイスラインに泡が残ると、かぶれや大人ニキビの原因になるため、すすぎ残しがないようにご注意ください。
※皮脂は30度以上で溶けやすくなります。そのため、32度程度のぬるま湯で余分な皮脂を溶かして洗い流します。熱すぎるお湯を使用すると、肌に必要な皮脂まで溶けて乾燥してしまうため、必ず適温で洗顔するようにしましょう。
⑤洗顔後は、タオルでゴシゴシとこすらないようにします。ソフトな肌触りのタオルを優しく顔に押し付けて、肌についている水分を吸い取るようにしましょう。
洗顔後は、肌の水分が蒸発するのを防ぐために、保湿のできるスキンケアを行いましょう。
【保湿】
洗顔後、余分な皮脂や汚れを取り去って清潔になった肌は、スキンケア成分が(角層まで)浸透しやすい状態。ですが、バリア機能を担う皮脂膜やNMF(天然保湿因子)も流れているため、一時的に乾燥しやすい状態とも言えます。
そこで、洗顔後は肌内部の水分蒸発を防ぐために、すぐに化粧水や美容液・クリームで潤いを補給し、水分と油分のバランスを整えて、バリア機能を正常に働かせる必要があります。
なお、スキンケアアイテムには、それぞれに役割があります。各スキンケアアイテムの役割と肌への塗り方を見ていきましょう。
■化粧水
肌に水分を与えることで乾燥を抑えて、低下したバリア機能を整える役割があります。また、肌が水分不足になると、それを補うために毛穴から皮脂が過剰に分泌されます。そのため、化粧水で水分をしっかりと補給することは、皮脂分泌を抑える効果も期待できるのです。
化粧水を塗布する際は、適量を手の平で人肌に温めてから、手の平や指の腹を使って、優しく肌に浸み込ませるようにしましょう。
※敏感肌の場合、コットンで摩擦を感じることがあるため、避けることをおすすめします。
パッティングが刺激にもなるため、両手の平で顔を包み込むように押さえて、ハンドプレスをしましょう。
■美容液
美容液は、(製品にもよりますが)化粧水で水分を補給した後、乳液・クリームの油分で潤いの膜を張る前に塗布します。
お悩みに合わせた様々な美容成分がありますが、敏感肌の場合は保湿に特化した成分配合の美容液がおすすめです。また、プラスでシワやたるみなどのエイジングサインにアプローチする、肌に合った美容成分が配合されているものを選びましょう。
美容液を塗布する際は、適量を手の平で人肌に温めてから、気になる部分または顔全体に指の腹を使ってこすらず優しく肌になじませましょう。
■乳液・クリーム
乳液またはクリームは、油分で水分蒸発を防ぎ、バリア機能を整える働きがあります。一般的には、乳液は水分量が多く、クリームは油分が多く作られています。そのため、肌の乾燥でお悩みの方は、クリームのほうを選んで、油分で潤いを閉じこめるように伸ばしましょう。
塗布する際は、適量を手の平で人肌に温めてから、こすりつけるのではなく、顔の横方向に指4本の腹を滑らせてクリームを広げます。
目元や小鼻の脇などの細かな部分も、指の腹で押さえてから優しく伸ばしてカバー。最後は顔全体を手の平で包み込んでハンドプレスし、肌にじっくりと浸透させましょう。
【メイク】
敏感肌の場合、メイクの成分によっては刺激となり、肌トラブルを招く可能性があります。ですが、何もつけずに無防備に素肌をさらすと、紫外線ダメージを受けたり、花粉やホコリなどの外部刺激やアレルゲンが直接肌に付いたり、乾燥しやすくなったりするリスクが考えられるのです。
また、敏感肌でもメイクを楽しみたい気持ちは、自分らしく心地よく過ごすためにも欠かせません。
そこでメイク時に注意してほしいポイントを、アイテムごとに見ていきましょう。
■化粧下地(メイクアップベース)
敏感肌の場合、肌への摩擦や成分による刺激を極力避けるためには、塗布するアイテム数が少ないほうが賢明です。
そのため、化粧下地が不要なファンデーションを選ぶか、もしくはクレンジングの負担が少なく、保湿成分配合で合成着色料などが無添加の敏感肌用を選ぶようにしましょう。
また、紫外線ダメージを避けるために、肌に負担にならない程度のUVカット効果があるものをおすすめします。
■ファンデーション
炎症などの肌トラブルがひどくない場合は、紫外線や外的刺激から肌を守るためにも、低刺激性で肌に負担の少ない成分でできたファンデーションを使用しましょう。
たとえばパウダータイプのミネラルファンデーションなら、軽い質感で肌への負担や刺激が少なく、石けんで落とすことができるため、クレンジングによる乾燥が気になる方にも使いやすくできています。
また、日常レベルでの紫外線カット効果もあるため、素肌でいるよりも紫外線ダメージを避けられるメリットもあります。
ファンデーションを塗布する際には、パフやスポンジ、ブラシを使用しますが、素材によっては肌に刺激になることもあります。肌に合った優しい肌あたりのアイテムを選んで、使用するようにしましょう。
なお、パフやスポンジ、ブラシはこまめに洗うようにして清潔さを保ち、洗った後は良く乾かして、雑菌が繁殖しないようにご注意ください。
おすすめスキンケア商品をご紹介
ではここからは、敏感肌の方におすすめのスキンケアアイテムをご紹介します。
ボタニカルモイストウォッシュ
敏感肌の毛穴汚れを、潤い守って洗い上げる洗顔フォーム「ボタニカルモイストウォッシュ」。
もっちりとした濃密泡がモコモコのクッションになり、肌に摩擦を与えずにやさしく洗い上げる洗顔料。植物由来の洗浄成分と保湿効果が期待できる京都産カイコまゆエキス配合で、肌に必要な水分・油分は残しつつ、毛穴に詰まった皮脂や汚れを落とします。
さらに、保湿成分の5種のヒト型セラミドと3種の植物幹細胞エキスが、乾燥しやすい肌に潤いを与えてバリア機能を整えます。
ミネラルシルクソープ
敏感肌の毛穴汚れや古い角質を、吸収して落とす洗顔せっけん「ミネラルシルクソープ」。
肌の潤いを守りながら古い角質を優しく落とす、京都産カイコまゆエキス配合の丁寧に作られた「枠練りコールドプロセス」石けん。
海洋性ミネラル成分が豊富な沖縄産クチャ(海シルト、海泥)の微細な粒子が、毛穴奥の皮脂汚れやホコリを吸着。保湿効果や肌整効果が期待できます。もっちりとした粘り泡が敏感肌をやさしく包み込み、くすみのない透明美肌へ導きます。
肌を整えるムラサキ根エキス配合で、しっとりとした潤い肌が楽しめる石けんです。
ボタニカルモイストクレンジングミルク
敏感肌のメイクや毛穴汚れを、やさしく落とすミルククレンジング「ボタニカルモイストクレンジングミルク」。
保湿成分4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキス配合で、メイク汚れはすっきり落としつつ、敏感肌に潤いとハリを与える優しいテクスチャのクレンジングミルク。
植物由来の洗浄成分と京都産カイコまゆエキスが、毛穴に詰まった皮脂やメイク汚れをオフ。肌に必要な水分・油分は残して、美容成分が乱れやすい肌のバリア機能を整えます。パッチテスト、スティンギングテスト済。
ボタニカルモイストローション
乾燥しがちな敏感肌を潤いで満たし、みずみずしく保つ化粧水「ボタニカルモイストローション」。
4種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスなどの保湿美容成分が、繊細な敏感肌に潤いとハリを与えて、乱れがちなバリア機能を整える化粧水。
グリチルリチン酸2Kやアラントインなどの整肌・保湿成分が肌荒れを防いで、乾燥によるエイジングサインにもアプローチ。
ミネラル豊富なボタニカルウォーターが角質にすっと浸透して、みずみずしい肌へと導きます。敏感肌パッチテスト済。
ボタニカルモイストセラム
年齢サインが気になる敏感肌に、ふっくらハリを与える美容液「ボタニカルモイストセラム」。
保湿美容成分ヒアルロン酸や4種のヒト型セラミド、5種の植物幹細胞エキスやカイコまゆエキスが、敏感肌に不足しがちな潤いとハリをプラスし、肌表面のバリア機能を整える美容液。
カミツレ花エキスやセイヨウオトギリソウ花エキスなどの植物エキスが、目元・口元の乾燥ジワなどのエイジングサインが気になる肌をひきしめて、キメの整った肌へと導きます。
ボタニカルモイストクリーム
敏感肌に潤いや美容成分を閉じ込め、刺激から守るクリーム「ボタニカルモイストクリーム」。
保湿成分スクワランが肌の水分蒸発を防いで、角質層に潤いを閉じ込める保湿クリーム。
保湿美容成分6種のヒト型セラミドや3種の植物幹細胞エキスが、敏感な肌に失われがちな潤いとハリを与えて、肌表面のバリア機能を整えます。
さらに、整肌成分の油溶性ビタミンC誘導体が潤い満ちる明るい肌へと導き、使うほどにみずみずしいハリツヤ肌へ。
敏感肌はスキンケアで保湿が重要
肌荒れを繰り返すのは仕方のないことだと諦めている敏感肌の方は、皮膚のバリア機能が弱っている原因をいま一度見直してみませんか。
もしも皮脂や毛穴汚れが気になって洗顔時にゴシゴシと肌をこすっていたり、成分が肌に合わないスキンケアアイテムを使い続けていたり、メイクが刺激になるからと紫外線対策を怠っているのなら、肌内部が乾燥スパイラルに陥っているのかもしれません。
スキンケアアイテムに含まれる保湿成分と、配合されていない無添加成分の両方をチェックして、外部刺激に過敏になっている敏感肌を潤して守る肌づくりを目指しましょう。
【合わせて読みたい】
『肌荒れの原因と対策を徹底解説!』
『ターンオーバーが乱れる原因や整え方とは?肌荒れを防ぐためのポイントは?』
『花粉症で肌荒れに!花粉皮膚炎の原因とスキンケアでの予防改善対策』
『お肌のハリと弾力を保つには?ハリ不足の原因とお手入れ方法をご紹介』
『ニキビ肌のケア方法は?おすすめのスキンケアや対策方法を解説』
『マスクで肌荒れする原因とは?対策や予防方法などを紹介!』
洗顔後やメイクをしている時に鏡を見ると、以前よりも毛穴が開いてデコボコと目立つ……。いわゆる「開き毛穴」にお悩みの方は少なくありません。
そんな毛穴が気になる方のなかには、「毛穴が開くのは皮脂分泌が多いから」と誤ったスキンケアを続けていることも! ですが、その毎日の間違ったスキンケア方法こそが、さらに毛穴が開く負のスパイラルを招いているのかもしれません。
そこでここでは、毛穴が開く原因として見落とされがちな肌の乾燥に着目し、毛穴と乾燥の関係と開き毛穴対策をご紹介します。
乾燥肌と毛穴開きの関係って?
「夏よりも冬のほうが毛穴が開いて見える」「肌表面はかさついているのに、日中の皮脂のべたつきが気になる」のなら、あなたの毛穴タイプは「乾燥毛穴」かもしれません。
乾燥毛穴とは、肌表面の角質層が水分不足で乾燥しているために、肌がハリを失ってしぼんでしまい、毛穴の出口が開いて毛穴周りの影が目立っている状態。
肌の生まれ変わりサイクル「ターンオーバー」も滞って古い角質細胞が溜まりがちなため、全体的に肌に元気がないように見えるのが特徴です。
皮脂過多も乾燥肌が原因?
また意外にも、皮脂分泌が多くべたつきやすい肌質であっても、肌内部は乾燥している「インナードライ」の可能性があります。
水分と油分のバランスが取れた健康的な肌の場合、毛穴から分泌される皮脂や汗が混ざった「皮脂膜」が肌表面を覆っています。この皮脂膜と潤いのある角層(肌表面の層)が合わさることで、外部刺激から肌表面を守る「バリア機能」が働いているのです。
ですがインナードライの場合、水分が不足しているために外部刺激から肌を守るバリア機能が低下します。そのため水分不足を補って肌を外部刺激から守ろうと、毛穴奥の皮脂腺から皮脂が過剰に分泌され、べたつきとなって肌表面を覆います。
皮脂が過剰分泌されると、この皮脂によって毛穴が押し広げられるため、毛穴の開きが加速。さらには、角栓(皮脂と古い角質細胞が固まったもの)が毛穴に詰まりやすくなり、その詰まりが分解されたときに発生する刺激物質「遊離脂肪酸」によって毛穴の出口が削られて、毛穴がぽっかりと開くことに!
つまり、見た目は皮脂が多い「脂性肌(オイリースキン)」と思われる肌質でも、実は肌内部の乾燥によって皮脂が過剰分泌している「インナードライ」かもしれず、その場合の開き毛穴の根本原因は「肌の乾燥」と言えるのです。
乾燥肌を潤して毛穴の開きを改善!
毛穴の開きの原因は「肌の乾燥」であることから、保湿を重視したスキンケアこそ毛穴を目立たなくする近道になります。
特にこれまで「自分は脂性肌だから」と、洗浄力の強いクレンジング剤を使用したり、一日に何回もゴシゴシと洗顔をしたり、さっぱりタイプの化粧水だけでスキンケアを終わらせていたりしていた方は、スキンケアアイテムの選び方から見なすことをおすすめします。
【クレンジング・洗顔は保湿しながら毛穴汚れをすっきり!】
角栓やメイクの汚れなどによる毛穴詰まりは、開き毛穴の要因の一つ。そのため毛穴汚れはきちんと落とす必要があります。とはいえ、肌に必要な皮脂や水分まで洗い流しては、肌の乾燥と開き毛穴の原因になるため本末転倒です。
そこで、クレンジングや洗顔料は毛穴汚れをすっきりと落としつつも、保湿成分が含まれた乾燥肌・敏感肌用のアイテムを使用しましょう。
また、洗顔時は洗顔料を良く泡立てて、泡のクッションで肌を優しく包み込むようにして洗うのがポイントです。
皮脂や毛穴汚れが気になるからと手の平や指で直接顔の肌をゴシゴシこすると、健康な角質細胞まで摩擦で傷んでしまい、肌トラブルの原因になるためご注意ください。
【セラミド配合スキンケアで角層から潤いを!】
セラミドとは、セラミド同士で水分を挟み込むタイプの保湿成分。外気の湿度が下がっても肌内部の水分量を下げることなく水分を保持する潤い成分です。
セラミドは元々角質細胞の間を埋めている「細胞間脂質」の約50%を占める成分ですが、乾燥肌の場合、このセラミド自体が減少している状態。そのため、乾燥してハリを失ってしまった肌には、外からセラミドを補う必要があるのです。
なお、化粧品に配合されているセラミドには「天然セラミド」「植物性セラミド」「合成セラミド」「ヒト型セラミド」の4種類があります。このなかで、ヒトの肌にあるセラミドに近い構造を持つ「ヒト型セラミド」が、一番肌との親和性が高いと言われています。
そのため、乾燥肌や乾燥による開き毛穴でお悩みの場合は、ヒト型セラミド配合のスキンケアアイテムを使った潤すスキンケアを重視しましょう。
ヒト型セラミド4種配合の敏感肌向けスキンケアシリーズ
敏感肌ブランドVINTORTE(ヴァントルテ)が開発した、大人の乾燥性敏感肌のためのスキンケアライン「ボタニカルセンシティブシリーズ」。
人間の肌と親和性の高い「ヒト型セラミド」をはじめ、ミネラル豊富な「ボタニカルウォーター」、ハリ・ツヤを与える「植物幹細胞エキス」配合で、乾燥肌を潤してバリア機能を整え、開き毛穴が気になる肌を整えます。
高保湿成分「ヒト型セラミド」とハリのある肌へ導く「植物幹細胞エキス」を、毎日のスキンケアで補給できるVINTORTE(ヴァントルテ)のボタニカルセンシティブシリーズ。
まずはクレンジングからクリームまで入ったトライアルセットで、乾燥による開き毛穴の変化を実感してみては。
・ヴァントルテトライアルセット お試しセット14日分(全11アイテム)/1,480円(税込)
・ボタニカルモイストクレンジング 150g / 3,630円(税込)
・ボタニカルモイストウォッシュ 120g / 3,080円(税込)
・ボタニカルモイストローション 150mL / 4,180円(税込)
・ボタニカルモイストセラム 30mL / 5,280円(税込)
・ボタニカルモイストクリーム 30g / 4,620円(税込)
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多くの方の肌悩みとして上位に挙がる「シミ」。年々シミの数が増えたり色が濃くなったりしていると、「加齢が原因だから仕方がない……」という諦めがちな声も聞かれます。
ですが、実はシミができやすい根本原因は、刺激に弱い敏感肌になっているからかもしれません!
そこでここでは、敏感肌とシミの関係についてご説明した上で、事前にシミを予防する方法をご紹介します。
シミができるメカニズム
シミとは、「メラニン色素」(単に「メラニン」とも呼ぶ)という黒または茶色の色素が何らかの原因によって肌内部で過剰に作られ、肌表面に蓄積されている状態を指します。
そこでまずは、そもそもどうしてシミの元であるメラニン色素が作られるのか、そのメカニズムについて見ていきましょう。
紫外線や花粉・PM2.5などの大気汚染物質、衣服や髪の毛などによる摩擦といった外部刺激、肌荒れなどの炎症によるストレスを肌細胞が感知すると、肌内部で「活性酸素」が発生します。
活性酸素とは、呼吸で取り込んだ酸素の一部が活性化されたもの。外部刺激に対して過剰発生すると、肌表面の表皮の一番下「基底層」にあるメラノサイトという細胞の働きを活性化させます。
するとメラノサイトはメラニン色素を生成し、突起を伸ばして周囲の細胞に受け渡すのです。
では、なぜ外部刺激や炎症を感じると活性酸素が発生し、最終的にメラニン色素が作られるのでしょうか。その理由は、メラニン色素が持つ防御機能にあります。
例えば紫外線を浴びると日焼けをして肌のトーンが濃くなりますよね。これは紫外線による刺激から肌細胞を守るために、メラニン色素が広範囲で発生したため。
健康な肌の場合、このような一時的に発生したメラニン色素は、防御する必要がなくなれば過剰に発生せず、ターンオーバー(肌細胞の生まれ変わりサイクル)によって最終的にアカとして自然に剥がれ、外部に排出されます。
ですが、紫外線を長時間浴びすぎたり肌が乾燥していたり、肌奥でなんらかの炎症を起こしていたりと、肌が内側から弱った状態になっていると、ターンオーバー周期が乱れてしまい、うまくメラニン色素を排出できなくなってしまいます。
すると、メラニン色素が過剰に蓄積され、シミになって居座ることに。
つまり、肌自体が刺激に対して弱い敏感肌の状態であるほど、メラニン色素が過剰に発生しやすく排出されにくい、シミ発生スパイラルに陥ってしまうのです!
■紫外線の肌への影響についてはこちら
『UV(紫外線)って?種類や肌への影響について解説』
シミを予防する方法1.高保湿スキンケア
では、シミを事前に予防するにはどうすればよいのでしょうか。そのポイントは、肌を「外部刺激から守る」「潤す」ことで肌本来のバリア機能とターンオーバーを整え、健やかな肌を育てること。
そのためにまずは、日々のスキンケアの見直しから始めましょう。使用するスキンケアアイテムは「敏感肌用」を選ぶようにし、乾燥しやすい肌に潤いを与えるために、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分配合のものをチェック。
なお、スキンケアアイテムに配合されるセラミドには、「ヒト型セラミド」「天然セラミド」「植物性セラミド」「合成セラミド」の4種類がありますが、選ぶ際は「ヒト型セラミド」配合のものが乾燥性敏感肌さんにおすすめです。
というのも、ヒトの肌にあるセラミドの構造に似た「ヒト型セラミド」は、肌への親和性や(角層までの)浸透力が高いとされているため、繊細な肌にもやさしく潤いを与えられるからです。
肌が潤うことで肌表面のバリア機能も整い、紫外線や花粉・ホコリなどの外部刺激の侵入をカバーすることにも繋がります。
そのため、洗顔・クレンジングから化粧水やクリームまで、一連のスキンケア化粧品は保湿力重視で、肌を育むようにしましょう。
シミを予防する方法2.UVケア
外部刺激の代表的存在でもある紫外線(UV)。紫外線を無防備に浴びると、肌内部にまで侵入して活性酸素を発生させ、シミの原因であるメラニン色素が過剰に作られるため、シミ予防には紫外線対策が欠かせません。
また、紫外線は日差しの強い夏だけではなく、曇りの日も含めて一年中降り注いでいます。また、窓ガラスを通過して室内にも侵入しています。
そのため、シーズンや天気、室内外にかかわらず、日焼け止め(UVカット)効果のあるメイクアイテムを上手に活用するようにしましょう。
たとえば「ノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)」かつ「石けんで落とせる」処方で負担が少なく、さらには肌への保湿効果が同時に得られるものを選ぶことをおすすめします。
保湿&紫外線対策でシミ予防を叶えましょう!
一度メラニン色素が沈着してしまうと薄くなるのには時間がかかってしまい、生涯消えなくなることもあります。
少しの刺激でも炎症を起こしてしまう敏感肌の方こそ、シミを事前に防ぐための保湿&紫外線対策を日々の習慣にして、健やかな肌づくりを目指しましょう。
敏感肌にやさしく紫外線カット!UVケアシリーズ
シミをはじめとした、肌トラブルにお悩みな大人の敏感肌さんには、敏感肌ブランドVINTORTE(ヴァントルテ)が開発した、無添加処方で肌にやさしく紫外線カット&保湿対策にお役立ちなUVケアシリーズがおすすめです。
顔&ボディ用日焼け止め(化粧下地)クリーム「ミネラルUVクリーム」は、国内最高UVカット値【SPF50+ PA++++】でありながら、敏感な肌にも優しく伸びます。
紫外線吸収剤は不使用な、ノンケミカル処方。さらには石油系界面活性剤やタルク、パラベンなど、9つの成分は無添加です。
お肌をいたわる植物由来の美容成分&植物オイルが、紫外線や大気汚染などの環境ストレスからダメージを受けやすい肌を守り、内側から潤う健やかな肌へと導きます。
クレンジング不要、石けんで落ち、お化粧下地(メイクアップベース)としてもおすすめです。
■顔&ボディ用日焼け止め(化粧下地)「ミネラルUVクリーム」の商品詳細はこちら
高潤度なミネラル×シルク成分が好評な「ミネラルシルクファンデーション」を、さらに紫外線カット値をアップさせた「ミネラルUVファンデーション」。
UVカット値は国内最高の【SPF50+ PA++++】を実現。ですがお肌への負担はなく、パフでクルクルトントンと乗せるだけで紫外線ダメージを防ぎ、天然ミネラルパウダー入りで日中の皮脂崩れの心配もありません。
石けんで落とせるほど軽やかで、気になるシミや毛穴もUVダメージも瞬時にカバーできるパウダーファンデーションです!
■紫外線カット指数高の「ミネラルUVファンデーション」の商品詳細はこちら
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■スキンケアから肌を潤し満たすなら、ヒト型セラミド4種配合の敏感肌向けスキンケアシリーズ「ボタニカルセンシティブシリーズ」がおすすめです。
詳しくは各商品ページをご覧ください。
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・ボタニカルモイストクレンジング 150g / 3,630円(税込)
・ボタニカルモイストウォッシュ 120g / 3,080円(税込)
・ボタニカルモイストローション 150mL / 4,180円(税込)
・ボタニカルモイストセラム 30mL / 5,280円(税込)
・ボタニカルモイストクリーム 30g / 4,620円(税込)
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春先にかけて、または夏から秋にかけての季節の変わり目になると、肌がかさついたりかゆくなったり、ひどい場合には湿疹や炎症を起こしてしまう、なんてことはありませんか。
心当たりがあるのなら、その肌荒れは、花粉によって引き起こされる花粉症の一種「花粉皮膚炎」かもしれません。
花粉症と言うと、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの鼻炎や目のかゆみ、というイメージが一般的。ですが実は、肌もまた花粉による悪影響を受けやすいのです!
そこでここでは、花粉による肌荒れの原因と簡単にできるスキンケアでの予防・改善対策についてご説明します。
花粉症の時期と花粉皮膚炎
花粉症とは、1月下旬から4月にかけてのスギ・ヒノキ花粉の飛散による「春の花粉症」と、9月から11月にかけてのブタクサやヨモギなどの花粉による「秋の花粉症」が代表的です。
これらの時期は季節の変わり目に当たるため、肌荒れが起こっても「気温の変化が原因」と思い込み、花粉による花粉皮膚炎だと思わない方は少なくありません。
ですが、鼻炎や目のかゆみなどの花粉症の症状が起こらない方でも、元々肌が敏感に傾いている場合、以下のような症状が出やすい花粉皮膚炎になっている可能性が高いのです。
【花粉皮膚炎の症状例】
・まぶた、目の周辺が赤く腫れる
・まぶた、目の周辺にかゆみや湿疹が出る
・頬一面にかゆみや湿疹が出る
・首にかゆみや湿疹が出る
・鼻周辺が乾燥したり、ヒリヒリしたりする
花粉皮膚炎の原因とは
では、なぜ花粉症シーズンになると花粉皮膚炎が起こるのでしょうか。
その答えのカギとなるのが、肌に本来備わっている「バリア機能」です。
肌の一番外側には、約0.2mmの「表皮」と呼ばれる保護壁があり、この表皮は「角層(角質層)」「顆粒層(かりゅうそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層(きていそう)」という4層構造になっています。
バリア機能は、この4層構造の一番外側にある「角層」の機能で、肌の水分保持や、細菌感染から身体を守る役割を担っているのです。
ですが、このバリア機能が働くには、次の4つの要素がそれぞれ正常にバランスよく機能している必要があります。
【バリア機能が働く4つの要素】
バリア機能が働く4つの要素の1つ目は、「皮脂」です。
肌表面には皮脂膜という、毛穴奥の皮脂腺から分泌された皮脂と汗が混ざり合ってできた膜があり、肌内部の水分が外部に蒸発しないように機能しています。そのため、皮脂膜を作るのに必要な量の皮脂が、バリア機能を働かせるためには必要なのです。
次に2つ目は「水分」。体内の水分は体重のおよそ65%を占めており、そのうちのおよそ15%が肌に集まっています。そして、肌奥の真皮から表皮へと移動し、潤いのある健康的な肌を作り出しています。
3つ目は、角層を占める角層細胞の中にある「NMF(天然保湿因子)」。NMFとは水の分子と結合しやすい性質を持つ保水成分の総称であり、代表例に「アミノ酸」が挙げられます。
このNMFには肌の潤いを保つとともに、スキンケアによる外部からの潤い成分をキープする働きもあります。
そして、最後の4つ目として挙げられるのが「セラミド」。セラミドは4つの要素の中で一番重要とも言える、バリア機能のカギとなる要素です。
角層を構成する角層細胞と角層細胞の間には、まるでレンガをつなぐセメントのように「細胞間脂質」というものが存在しています。
この細胞間脂質は、主に保水成分セラミドで構成されており、角層内の水分やNMFを保ち、細胞同士をつなぎとめる働きがあるのです。
つまりセラミドこそ、水分やNMFを角層内にキープし、潤いある肌づくりに欠かせない要素と言えます。
以上の「バリア機能が働く4つの要素」(皮脂、水分、NMF(天然保湿因子)、セラミド(細胞間脂質))がバランスよく機能している状態では、肌のバリア機能は正常に働き、花粉などの外部刺激に過剰に反応することはありません。
ですが、日常的な肌の乾燥や誤ったスキンケアなどによる刺激や摩擦によってバリア機能が衰え、乾燥肌や敏感肌に傾いている場合、外部刺激となる花粉が付着すると(異物を攻撃しようと)アレルギー反応を起こし、花粉皮膚炎が発症してしまうのです。
花粉皮膚炎の予防対策
では、花粉皮膚炎が発生しないように、事前に予防するにはどうすればよいのか対策方法を見ていきましょう。
【予防対策1. 肌を花粉から守る】
まずは、花粉を出来る限り肌に付けないように注意しましょう。
たとえば、メガネやマスク、帽子を着用して顔の肌の露出を少なくし、首元にはストールを巻くなどしましょう。ただし、マスクが肌への刺激になることもあるため、マスクの素材にも注意して選ぶようにしてください。
なお、肌が敏感だからとメイクをしない方もいますが、ファンデーションを塗ることで花粉が直接肌に付着しないように予防できます。ファンデーションに慣れていない場合は、カラーレス(透明)のフェイスパウダーでも良いので、塗布するようにしましょう。
また、帰宅時はストールやコートについた花粉を外で払ってから室内に入るようにし、手洗い・洗顔をできるだけ早く行うようにしてください。
可能なら帰宅後すぐにシャワーに入り、髪の毛についた花粉を落とすこともおすすめです。
【予防対策2. 保湿をしっかりと行う】
肌のバリア機能が低下していると、花粉皮膚炎になるリスクが高まります。そのため朝晩のスキンケアでは、保湿を重視してバリア機能を整えるようにしましょう。
※以下でご紹介する改善対策を参照ください。
花粉皮膚炎の改善対策
すでにかゆみを感じる……という場合は、専門医を受診する他、ご自宅でのスキンケアの見直しを行いましょう。
たとえばクレンジングや洗顔時では、花粉や汚れを落とそうと洗浄力の強い洗顔料を選んだり、ゴシゴシと肌をこすったりするのは厳禁です。
花粉など余分なものは落としつつ肌に必要な皮脂と水分は保つように、保湿力の高いクレンジング・洗顔料を使い、洗顔料はよく泡立てて「泡で洗う」ことを心掛けてください。
また、化粧水・美容液・クリームは、肌本来のバリア機能をサポートする保湿成分配合のアイテムを選びましょう。特に炎症の出やすい目元や首元、鼻周りは、重ね付けをしてしっかりと潤すことが重要です。
スキンケア時もまた、こすらずに優しく肌の上に伸ばして、ハンドプレスで肌に押し込むようにしましょう。
毎日のスキンケアでバリア機能をサポート!
毎年訪れる花粉の時期を健やかに過ごすためには、なによりも肌のバリア機能を正常に働かせることが重要です。そのためには、毎日のスキンケアで保湿状態を高め、バリア機能を整えましょう。
さらには、質の良い睡眠や栄養バランスの良い食事を含む、規則正しい生活も健康的な肌づくりには欠かせません。外部刺激に負けない肌を手に入れるために、日々のセルフケアを大切にしてくださいね。
ヒト型セラミド4種配合の敏感肌向けスキンケアシリーズ
敏感肌ブランドVINTORTE(ヴァントルテ)が開発した、大人の敏感肌のためのスキンケアライン「ボタニカルセンシティブシリーズ」。
人間の肌と親和性の高い「ヒト型セラミド」、ミネラル豊富な「ボタニカルウォーター」、肌を整えてハリを与える「植物幹細胞エキス」配合で、バリア機能を整え、花粉をはじめとした外部刺激や乾燥から繊細な肌を守ります。
高保湿成分「ヒト型セラミド」とハリ・ツヤを与える「植物幹細胞エキス」を朝晩のスキンケアで取り入れて、いつでも保湿エイジングケアができるボタニカルセンシティブシリーズ。
まずはクレンジングからクリームまで入ったトライアルセットで、お肌の変化を実感してみては。
・ボタニカルモイストクレンジング 150g / 3,630円(税込)
・ボタニカルモイストウォッシュ 120g / 3,080円(税込)
・ボタニカルモイストローション 150mL / 4,180円(税込)
・ボタニカルモイストセラム 30mL / 5,280円(税込)
・ボタニカルモイストクリーム 30g / 4,620円(税込)
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